興部町の小中学生がごみ拾いをしながら海岸清掃 CFB北海道【プロギング運動会】を開催しました!

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CHANGE FOR THE BLUE in北海道実行委員会は、道内3つの海沿いの町で行うプロギング企画の第2弾として、8月4日(水)にプロギング in 興部町「プロギング運動会」を開催いたしました。
プロギングとは”ジョギング”しながら”ごみを拾う”スウェーデン発祥のフィットネスです。第1弾は7月26日に日本海側の遠別町で行いましたが、第2弾となる今回はオホーツク海側の興部町で、東京のプロギングジャパン専門講師の指導の下、小中学生に特化した”プロギング運動会”を開催しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するもので、参加した小中学生の体力向上だけではなく、増加し続ける海洋ごみ対策への意識向上を図り、身近なところから海洋ごみ問題を考えるきっかけ作りを目的としました。

 

  • イベント概要

・開催概要:プロギングジャパンの常田英一朗代表が小中学生向けに「運動会形式」のプログラムを考案。興部町の小中学生の体力アップも図りながら、海岸のごみ拾いを実施。
・開催日時:2022年8月4日(水)13時~15時
・開催場所:興部町漁港脇の砂浜
・参加者:興部町内の小中学生32人
・協力団体:プロギングジャパン
 

  • 子どもの体力増進とごみ拾いを同時に楽しめる「プロギング運動会」に大盛り上がり!

今回は2チームに分かれて運動会がスタート。思いっきり走り、笑い、参加した後には爽快感とともに、落ちているごみに「なぜ?」「どうして?」「どうすれば?」と自分事化した海洋ごみへの関心を高めてもらうことを目的として企画・開催されました。実は、子供たちの体力測定結果が全国最低レベルといわれる北海道ですが、プロギング運動会では大いに盛り上がり、競技中に走る・拾うといった動作を夢中で繰り返す中で、参加者も子どもの体力増進とごみ拾いを楽しめるプロギングというフィットネスへの興味関心が深まった様子でした。

「ビーチクリーンバトル」では、それぞれのチームで制限時間内により多くのごみを拾えたチームの勝利!拾った後、ごみの種類を確認。「なぜここに落ちているのか?」、「これをなくするためにはどうすればいいのか?」「自分たちにできることはどんなことか?」を皆で話し合いました。

 

  • 拾い集めたごみの量は81キロにのぼりました!

海辺には、特にプラスチックごみがたくさん捨てられていました。子どもたちにとっては普段見慣れていたはずの海辺の光景だけに、ごみの多さに驚いた様子でした。プロギングを通じて改めて故郷の海のごみ問題を考えるきっかけとなったようです。

 

  • 参加した子ども・保護者からの声

・「プラスチックのごみが多かった。みんなは大きいごみを拾っていたけど、私は小さなプラスチックもごみだと思うので小さい方をメインに拾いました」(小4・女子)
・「まちはきれいなのに、海岸にこんなにごみが多くてびっくりした。ごみを捨てる人は環境を破壊していると思う」(小3・男子)
・「海はきれいなほうがいいので、ごみを捨てないでほしい」(小6・男子)
・「ペットボトルのごみが多くてびっくりした!捨てる人の気持ちがわからない!」(中2・女子)

<団体概要>
団体名称:CHANGE FOR THE BLUE in北海道実行委員会
URL:https://hokkaido.uminohi.jp/
活動内容:北海道の海の今を伝えることで皆さんと海をガッチャンコして、海と共生するムーブメントを起こすことを目的に活動しています。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

 

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