2022年9月8日セミナー「成長戦略としてのGX~GXを起点とした市場・新産業創造とルール形成~」開催のお知らせ

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一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会(東京都港区、代表理事:増田寬也)は、2022年9月8日(木)にセミナー「成長戦略としてのGX~GXを起点とした市場・新産業創造とルール形成~」をオンラインで開催いたします。

 「2050年カーボンニュートラル実現」の掛け声のもと、企業には温室効果ガス排出削減とビジネスの成長への取組が同時に求められる時代が到来しています。

 そのような中、今年6月、経済産業省より産業政策の新機軸「ミッション志向の産業政策」のミッションとして「炭素中立型社会の実現」が打ち出され、そのための対応の方向性の一つとして「GX起点の新産業創造」が示されました。また同じく経産省主導で立ち上げられ6月にキックオフイベントが開催された『GXリーグ』においても「市場創造やルールメイキング」が重要なキーワードとして掲げられています。これらの政策においては、企業によるGXの取組を政府が後押しする一方で、企業自らが「市場創造」や「ルール形成」に積極的に参画していくことが期待されています。

 このような背景から、企業には自らの排出量削減に向けた取組だけではなく、自らのサプライチェーンや、生活者、教育機関、NGO 等の市民社会など幅広い主体と協働し、炭素中立型の市場創造を先導する役割を果たすことが求められ始めております。そのため、企業においては関連政策や先行的な取組へのキャッチアップ、そしてルール形成についての知見と戦略を持つことがますます重要になってきています。

 そこで、GXに関連する今後の政策の方向性、及び、『GXリーグ』における議論や参加企業による取組、さらには『GXリーグ』に参加していない企業による取組を紹介した上で、GXを起点とした市場・新産業創造とルール形成のあり方についての立体的な視座を提供することを目的に、本セミナーを開催する運びとなりました。

 セミナー前半では、経済産業省産業技術環境局環境経済室長梶川文博氏より「炭素中立型社会の実現 」に向けた今後の政策の方向性について、ダイキン工業株式会社東京支社渉外室担当課長(兼)CSR・地球環境センター小山師真氏より「2050CNの実現」に向けたGXの取組とルール形成についてそれぞれご講演いただきます。その後のパネルディスカッションでは、事業としてGXに積極的に取り組む企業から事例をご紹介いただくとともに、「『炭素中立型社会の実現 』のための市場・新産業創造とルール形成」をテーマに、登壇者全員で議論を行います。

【セミナー概要】
主催: 一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会
日時: 2022年9月8日(木)18:00~20:00 
形式: Zoomによるオンライン開催 (詳細はお申込み後にご案内します。)
定員: 100名 (定員を超えた場合は抽選となります。)
会費: 無料
申込:①Peatix(https://jpaa220908.peatix.com
②メール
(会社名・参加者全員の氏名・メールアドレスをinfo@j-paa.jpまでご連絡ください。)
③FAX(申込用紙別添)

【プログラム】
■ 18:00 – 18:10 日本パブリックアフェアーズ協会 概要説明
理事 酒井 光郎
■ 18:10 – 18:40 基調講演「『炭素中立型社会の実現 』に向けた今後の政策の方向性について」
経済産業省 産業技術環境局 環境経済室長 梶川 文博氏
■ 18:40 – 19:00 基調講演「『2050CNの実現』に向けたGXの取組とルール形成」
ダイキン工業株式会社 東京支社渉外室担当課長(兼)CSR・地球環境センター  小山 師真氏
■ 19:00 – 20:00 パネルディスカッション

【討議テーマ】「『炭素中立型社会の実現 』のための市場・新産業創造とルール形成について」
⮚ モデレーター:
日本パブリックアフェアーズ協会理事 岩本 隆
⮚ 登壇予定者:
– 経済産業省 産業技術環境局 環境経済室長 梶川 文博氏
– ダイキン工業株式会社 東京支社渉外室担当課長(兼)CSR・地球環境センター  小山 師真氏
– アスエネ株式会社 共同創業者 取締役COO 岩田 圭弘氏
– イオン株式会社 環境・社会貢献部 マネージャー 椛島 裕美枝氏

【講演者紹介】
■ 梶川 文博氏(経済産業省 産業技術環境局 環境経済室長)
2002年、経済産業省に入省。中小企業金融、IT政策、デザイン政策、経済成長戦略の策定、産業競争力強化のための人材育成・雇用政策、省内の人事企画・組織開発、ヘルスケア産業育成、マクロ経済の調査分析等を経て、現職。一般社団法人Future Center Alliance Japanの理事も兼務。

■ 小山 師真氏(ダイキン工業株式会社 東京支社渉外室担当課長(兼)CSR・地球環境センター)
2014年、ダイキン工業株式会社入社。前職で2010年までの5年間、在欧日系ビジネス協議会にてEU環境規制に対するロビーイングに従事。ダイキン工業入社後は、主にエアコンの省エネルギー政策アドボカシーに関連する取組に従事し、国連イニシアチブへの参画、JICA民間連携事業としてメキシコおよびブラジルでの省エネルギー政策支援事業に従事。経済産業省では基準認証政策政策(市場形成力指標)の立案にも従事。現在は同社のカーボンニュートラル達成に向けた国内外でのアドボカシー活動に取組む。

■ 岩田 圭弘氏(アスエネ株式会社 共同創業者 取締役COO)
慶應義塾大学卒業後、株式会社キーエンス入社。マイクロスコープ事業部の営業を担当。2012年に当時最年少でマネージャー就任。2014年、大阪本社の販売促進Grへ異動、営業戦略立案・販売促進業務を担当。2015年、三菱UFJリサーチ&コンサルティング戦略コンサルティング部に転職。医薬、アパレル、小売等の全社戦略、新事業立上を経験。2016年に株式会社キーエンスより新規事業立上依頼を受け、東京営業所立上後、本社販売促進Grにて営業戦略立案を実施。現在アスエネ株式会社にて共同創業者兼COOとして営業・マーケチーム立上・実行を統括。

■ 椛島 裕美枝氏(イオン株式会社 環境・社会貢献部 マネージャー)
2007 年に、イオン㈱グリーンアイ商品部の規格・基準マネージャーとして着任以降、社内外で食品安全と環境保全の仕事に長年携わる。2017 年より現職。持続可能な調達、消費の推進のため、エコラベルを積極的に活用。MSCステイクホルダー・カウンシルメンバーやJaSPON(Japan Sustainable Palm Oil Network)理事長など、信頼のおけるエコラベル認証の普及の為、社外の活動も多岐にわたる。

【モデレーター】
■ 岩本 隆(日本パブリックアフェアーズ協会 理事)
東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)工学・応用科学研究科材料学・材料工学専攻Ph.D.。日本モトローラ株式会社、日本ルーセント・テクノロジー株式会社、ノキア・ジャパン株式会社、株式会社ドリームインキュベータ(DI)を経て、2012年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授。外資系グローバル企業での最先端技術の研究開発や研究開発組織のマネジメントの経験を活かし、DIでは、技術系企業に対する「技術」と「戦略」とを融合させた経営コンサルティングや、「技術」・「戦略」・「政策」の融合による産業プロデュースなど、戦略コンサルティング業界における新領域を開拓。KBSでは、「産業プロデュース論」を専門領域として、新産業創出に関わる研究を実施。
 

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