杉良太郎 健康行政特別参与が青森県十和田市を訪問

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 「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
 この度、健康行政特別参与の杉良太郎氏が青森県十和田市を訪れ、十和田市の小山田市長、65歳以上の高齢者ダンスチームとして十和田市で活動中の「YDK65」のメンバーと健康対策について懇談を行いました。

【イベントレポート】

■健康対策として掲げている“高齢者ヒップホップダンス”の普及
「元気で長生きに。自分のため、みんなのためにヒップホップダンスで健康になってほしい。」
 杉特別参与は、現在、一般社団法人 FIDA JAPANの名誉会長として、 65歳以上のシニアダンスチームを全国47都道府県に作り、“ダンスで健康に“のスローガンを掲げて健康対策を推進しております。懇談には、十和田市で活動する「YDK65」のメンバーにも参加をいただきました。懇談の中で杉氏は、「なぜ私が、全国にシニアダンスチームを作るのか?それは、歳を重ねても(なるだけ医者に頼らずに)元気で長生きをしてもらいたいと思っているからです。その上で、高齢者が元気で長生きをするためには、ダンスにチャレンジすることが重要だと感じています。自分のために、みんなのために、ヒップホップダンスで健康になってほしい。(YDK65には)十和田市内の色々な行事等で、ダンスパフォーマンスをして頂きたい。皆さんのパフォーマンスを見ているお客様を楽しませ、元気を与える。そんな存在になってほしい。」とYDK65に熱いエールを送りました。
 

■杉特別参与 「症状が出ていないから検査の必要がないと思ってしまう。それが肝炎の大きな落とし穴です」
 2019年に「知って、肝炎プロジェクト」の集中広報県に指定されていた青森県。当時の肝炎対策を振り返り、杉氏は「2019年に青森県庁を訪れ、肝炎をどうしたら撲滅できるのかなど、知事や専門医と肝炎対策を行いました。現在では、C型肝炎は、飲み薬でほとんど完治できる薬があります。肝臓は”沈黙の臓器”と言われ、自覚症状がほとんどありません。症状が出ていないから検査に行く必要がないと思ってしまう。それが肝炎の大きな落とし穴です。(感染していることに気がつかず)放置していると肝硬変や肝がんに進行してしまう、恐ろしい病気です。だからこそ、先ずは検査を受けてほしい。」と肝炎ウイルス検査の受検の大切さを訴えました。

■十和田市長 「受験者数を増やして、健康で安心した生活が送れるよう取り組んで参ります。」
 懇談を受けて十和田市小山田市長は、「(十和田市では)平成元年度より肝炎ウイルス検査を無料としています。それまでの受検者数は年間80人程度でしたが、無料化後は、約1,000人に増加しました。引き続き、受検者数を増やしていき、(市民が)健康で安心した生活が送れるよう取り組んで参ります。 」と述べました。

■「地域活性化のために始めたことが、今では自分たちの健康のためになっている」
 YDK65代表の山端氏は、杉特別参与の話を受けて「私がヒップホップを始めたきっかけは、子どもたちに夢を与えたいと思ったからでした。当時、小・中学校で必修科目となったダンスには、指導者が不足していました。(自分達もサポートができないかと)ヒップホップを習い始めました。(練習を続けていく中で)次第に、自分達もヒップホップを踊ってみよう!と思い、YDK65が誕生しました。最初は月1回の練習だったのが、現在では、月4回
の練習になることもあります。当初は、地域活性化になるためにと思って始めたことが、今では、自分たちの健康のためになっているように感じています。現在、メンバーの最高齢は85歳です。一時は辞めることも考えていましたが、“もし、100歳になって車椅子に乗っていたとしても、ステージセンターで一緒に踊ってほしい”とメンバーが懇願しました。今回、杉さんにお会いできるなんて思ってもいませんでした。ステージに立てるよう頑張ります! 」と意気込みを語りました。

■開催概要
■日時    : 2022年7月29日(金)
■開催場所    :十和田市役所
■出席者   :厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎 氏
                      十和田市長 小山田 久 氏
                    「YDK65」 メンバー(代表メンバーが参加)

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