関西国際空港 防災事業 土木学会技術賞を受賞しました

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関西エアポート株式会社は、2018年9月の台風21号による被災を受けて取り組んできた関西国際空港における防災事業が、公益社団法人土木学会(※)の令和3年度土木学会技術賞(Ⅱグループ)を受賞することが決定しましたことをお知らせします。

土木学会技術賞(Ⅱグループ)とは、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクトに対して授与されるものです。関西国際空港の防災事業では、2018年の台風被災時の状況を科学的に解明した上で、最新のデータに基づいて台風時等の越波対策を行うだけでなく、想定外の浸水があった場合でも、空港機能を喪失させないような対策が取られています。また、供用中の空港という制約条件下で、延長6km以上の護岸の嵩上げ及び4.7kmの消波ブロックの設置という大規模な工事を約3年という短期間で完了させました。今回の受賞は、甚大化する自然災害への対応が求められる中、今後の我が国の海岸整備やインフラ整備の発展に寄与したと認められたものです。

関西エアポートグループは、引き続き運営空港の強靭化を進め、空港を安全・安心にご利用いただくための環境づくりを進めてまいります。

※1914年に社団法人として設立され、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目的に、さまざまな活動を展開している。
 

 

 

                                                       護岸の嵩上げ

                      消波ブロック設置

【参考】
・関西エアポートBCP
「予防」「減災・緊急対応」「早期復旧」の全てのフェーズで的確に対応するための計画です。
http://www.kansai-airports.co.jp/efforts/safety/disaster-prevention-plan.html

 

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