大工不足の解消・県材の活用促進へ デジタルものづくり工房導入/地域住民や学生も利用可能。専門知識不要、PCのみで建築・ものづくり/「MOSHIMO BASE」5/22(日)完成

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鹿児島エリアで注文住宅を手掛ける工務店〈株式会社ベガハウス〉(本社:鹿児島市石谷町、代表取締役:大迫学)は、5月22日(日)にCNCルーター“ShopBot(ショップボット)” を設置する工房〈MOSHIMO BASE〉を落成いたします。鹿児島市石谷町の本社敷地内にあり「デジタルデータによるものづくり=デジタルファブリケーション」を推進する施設です。鹿児島県の実施する『木とふれあう環境づくり推進事業』の支援も受けています。

〈大工不足の解消やかごしま材の活用も期待される“ShopBot”〉
〈MOSHIMO BASE〉に設置されるCNCルーター“ShopBot”は、建築の専門知識がなくともPC上でデータを作成することで、誰でも木材加工ができる設備です。複雑な加工も人の手を介さず正確に、繰り返し行えることから、建築業界の課題である大工不足の解消や担い手の育成、かごしま材の活用も期待されています。

〈もしも〇〇があったら……というアイデアを形にする工房・MOSHIMO BASE〉
〈MOSHIMO BASE〉は、地域住民や鹿児島の学生(小~高・大学)が気軽に利用できる工房を目指しています。「もしも〇〇があったら……」というアイデアの実現を誰しもが目指せる場として開きます。ShopBot体験会などのイベントや、教育機関と連携した制作実習なども積極的に開催する予定です。

〈MOSHIMO BASE〉で推進するデジタルファブリケーションとは?

デジタルファブリケーション(通称デジファブ)は、専用のPCアプリケーションとデジタル工作機械を使い、3DCGなどのデジタルデータを木材やアクリルから切り出し、成形する技術のことです。ベガハウスでは、鹿児島大学との協働で運営するNPO法人〈こどものけんちくがっこう〉にて、小中学生を対象にしたデジファブでのものづくり教室を行いました。

デジファブ事例:小中学生がデザインしたオリジナルスツール

鹿児島大学キャンパスにて、デジファブの基礎を学び、3次元設計ソフトでオリジナルスツールの設計を行います。そのデータをもとに“ShopBot”にて木材加工。切り出された部材を学生自身が組み立てました。
 

出来上がったオリジナルスツールは、マルヤガーデンズ5階の無印良品内“Open muji”にて展示されました。

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【MOSHIMO BASE落成記念イベント「次代に託す建築のつくり方」】

住宅建築の第一人者・伊礼智氏と、デジタルデータによる建築の可能性を追求する秋吉浩気氏をお招きし、ここでしか聴くことのできない講演会&トークディスカッションを行います。詳細は下記特設ページをご覧ください。

時間:10:30~16:00※事前予約制
会場:鹿児島市石谷町3624-9 (ベガハウス本社)
特設webページ:https://moshimobasse-inaugurated.hp.peraichi.com/
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