世界的なDX(デジタルトランスフォーメーション*1)化の流れを受けて、日本国内ではIT技術者に対する需要が増加を続けています。経済産業省は、2030年にIT技術者不足の規模が約59万人に達すると試算しており、ビジネスにおけるITの重要性がますます高まるなか、IT技術者の不足が企業の成長の足かせとなることが懸念されています。 特に地方部においてはその傾向が顕著であり、優秀な人材が東京などの都市部に流出してしまうことが多く、IT人材の需要に対して供給が追いついていない状況です。
こうした背景の中、当社及び株式会社B&M(宮崎市)はB-JETエリアパートナー事務局を発足し、B-JETエリアパートナープロジェクトを開始しました。既に宮崎では全国初の産学官受入モデルの「宮崎-バングラデシュモデル」を形成し、54名のバングラデシュ人エンジニアが宮崎の企業に就職しました。また、札幌や長野においてもバングラデシュ人エンジニアの就業が進み、それぞれの地域独自の受入のモデル形成を進めています。このような高度外国人材の受入モデルを全国に展開し、少子高齢化に伴う人材不足や地域の産業振興や国際化など、地域の社会課題解決に挑戦していきます。
<プロジェクトの概要>
「BJETエリアパートナープロジェクト」は、地域の中核となる自治体や大学と共に地域に根ざした経営資源を持つ地元IT企業が高度外国人材の積極的な受入や活用を行うことにより、既存事業の拡大や新規事業の創出によって地域社会と経済を活性化させることを目的とした地方創生プロジェクトです。
<取り組み概要>
・地域の大学や自治体などのノウハウや施策を調査し高度外国人材の受入れに関する独自モデルの立案
・高度外国人材の地域への定着や企業での活躍に向けた支援
・高度外国人材を活用した地域の国際化や海外展開の支援
詳細についての情報は、下記ウェブページをご覧ください。
https://globalgeeks.co.jp/lp/index.html
*1デジタルトランスフォーメーションとは
企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させるIT化のこと
<B-JETとは>
B-JET(Bangladesh-JapanICTEngineers’TrainingProgram)とは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトの一環として2017年11月より開始した、バングラデシュICT人材向けの日本就職をターゲットとしたトレーニングプログラムです。
2020年10月に終了するまでの約3年間、8期間に合計280名が参加し、うち265名(受講者の95%)が3カ月のトレーニングを修了しました。このうち、186名が日本企業に就職しています。B-JETの2020年10月終了を受け、後継事業となる新体制でのB-JETを国立大学法人宮崎大学、バングラデシュのノースサウス大学、当社及びBJITグループ、株式会社B&M、株式会社新興出版社啓林館、が連携し承継しました。
<B-JETエリアパートナー事務局とは>
日本の産学官が連携したバングラデシュIT人材育成プロジェクトによって30,000名を超える応募者の中から選抜・育成された200名以上の高度外国人材が全国の大手・中堅中小企業に就業しました。現在はB-JETエリアパートナー事務局として、高度外国人材の就職支援を通じ地域・企業の規模を問わず全国の産学官と共に活動し、日本の地方創生に挑戦しています。
<グローバルギークス株式会社について>
グローバルギークスは、外国人技術者の活躍の機会の提供によって、IT技術者不足や人材育成に悩む日本企業をトータルにサポートする企業です。「日本企業のグローバルアウトソーシングを加速させる」ことをミッションに、スタートアップや中小ベンチャー企業の多様なニーズに対応したサービスを提供します。
当社が目指すビジョンは、日本と新興国をITサービスでつなぐことで両国の経済発展を目指し、日本のIT人材不足の改善と、新興国における雇用機会の創出に貢献していきます。さらには新興国(グローバル)の力で、日本の地域(ローカル)創生にも貢献できる、グローカルソーシャルベンチャーカンパニーを目指します。
詳細についての情報は、当社のホームページをご覧ください。
https://globalgeeks.co.jp/