【主な調査結果】
① 2022年の夏休みは「自宅でゆっくりする」が最多で67.0%と、約7割が巣ごもりを予定。「親族で集まる」と回答した人は12.2%にとどまった。
②新型コロナウイルス第七波拡大前の予定では、「自宅でゆっくりする」が最多で55.1%、次いで「国内旅行に行く」23.4%と、第七波拡大前後で回答に変化。「親族で集まる」は第七波拡大前の予定でも14.2%にとどまった。
③夏休みの家族や親戚とのおつきあいについて「何もしない」が約4割で最多。「電話をかける」「会いに行く」は2割程度で、家族や親戚とのコミュニケーションの希薄化が顕著に現れた。
また、「お中元を手渡すもしくは送る」と回答した人は15.7%、「お金を手渡すもしくは送る」と回答した人は5.0%にとどまるも、「お盆のタイミングで孫や両親、祖父母にお金をあげるお盆玉を知っているか」の質問に対しては、約3割が「お盆玉」を知っている実態があった。
【詳細】
①2022年の夏休みは「自宅でゆっくりする」が最多で67.0%と、約7割が巣ごもりを予定。「親族で集まる」と回答した人は12.2%にとどまった。
「コロナ第七波が拡大傾向にある今、夏休みをどのように過ごす予定か」という質問に対し、「自宅でゆっくりする」67.0%が最多で、約7割が巣ごもりを予定していることがわかった。「自宅近辺で外出する」25.9%が続き、今年の夏休みはを自宅やその近辺で過ごす人が多くを占めた。
「国内旅行」16.0%、「日帰りレジャー」14.7%で、遠出をするような予定は2割以下だった。また、「親族で集まる」12.2%、「友人知人で集まる」7.8%となった。
②新型コロナウイルス第七波拡大前の予定では、「自宅でゆっくりする」が最多で55.1%、次いで「国内旅行に行く」23.4%と、第七波拡大前後で回答に変化。「親族で集まる」は第七波拡大前の予定でも14.2%にとどまった。
「第七波拡大前に夏休みをどのように過ごす予定だったか」という質問に対しては、最多が「自宅でゆっくりする」55.1%、次いで「国内旅行に行く」23.4%、「自宅近辺で外出する」21.8%だった。「親族で集まる」は14.2%にとどまった。
第七波拡大前と拡大傾向にある今の予定と比較すると、「自宅でゆっくりする」は55.1%から11.9%増の67.0%だった。「国内旅行に行く」は23.4%から7.4%減の16.0%となり、3分の1が旅行を断念したことがわかった。「親族で集まる」は14.2%から2.0%減の12.2%、「友人知人で集まる」は10.7%から2.9%減の7.8%となり、人との交流を控える傾向がみられた。
③ 夏休みの家族や親戚とのおつきあいについて「何もしない」が約4割で最多。「電話をかける」「会いに行く」等は2割程度で、家族や親戚とのコミュニケーションの希薄化が顕著に現れた。
「離れて暮らす家族や親戚とのおつきあいで何をするか」の質問に対しては、最多が「何もしない」39.9%、次いで「電話をかける」21.0%、「会いに行く」17.5%だった。
なお、2019年に実施された厚生労働省の「家庭の生活実態及び生活意識に関する調査」※では、「家族や親戚、友人に会いに行くか」の質問に対し、「定期的に行く」32.0%、「時々行く」55.1%の結果だったことから、コロナ禍により家族や親戚とのコミュニケーションが希薄化していることがうかがえる。
また、家族や親戚とのおつきあいで物を贈ると回答した人の内訳は「お中元」15.7%、「何かしらの品物」11.6%、「お金」5.0%だった。夏の風物詩のような昔ながらの「おつきあい」に取り組んでいる層も一定数いることがわかった。
一方で、「お盆のタイミングで孫や両親、祖父母にお金をあげるお盆玉を知っているか」の質問に対しては、「知っていて、あげたことがある」6.1%、「知っているが、あげたことはない」22.4%で約3割が「お盆玉」を知っている実態があった。
※厚生労働省「2019年家庭の生活実態及び生活意識に関する調査」:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450314&tstat=000001066889&cycle=0&tclass1=000001142706&tclass2=00 0001142726&stat_infid=000031966727&cycle_facet=tclass1%3Atclass2&tclass3val=0
【考察】
3年ぶりに“行動制限なし”の夏休みに突入するも、約7割の人が自宅やその近辺で過ごす予定であることがわかりました。当初は旅行やレジャーを計画していた人も、第七波拡大により外出や人と会うことを控える傾向があるようです。
第七波拡大傾向の前でも、離れて暮らす家族や親戚、友人知人で集まる予定の人は約1〜2割程度にとどまりました。さらに、この夏の家族や親戚とのおつきあいでは「何もしない」と回答した人が約4割で、夏休みやお盆の時期ならではのコミュニケーションが、コロナ禍により希薄化していることが明らかになりました。おつきあいをする人の回答では、会いにいく以外に、物を贈る、電話や手紙で気持ちを伝えるなどさまざまでした。気軽に会いに行くことや集まることが難しいwithコロナ時代に「おつきあい」のかたちも多様化していることがうかがえます。
株式会社マルアイは、祝儀袋やのし紙、封筒やレターなどの商品を通じて、人と人のこころをつなぐお手伝いをしてきました。コミュニケーションのあり方が変化しつつある中、そのような変化に柔軟に対応しながらも、昔ながらの“おつきあい”を大切にしていきたいと考えます。本調査で明らかになった“親戚づきあいの希薄化”に対しても、マルアイとして、この日本らしい文化が無くならないよう、お盆玉袋などの楽しいコミュニケーションアイテムの提供に注力していきます。 ※「お盆玉」はマルアイの商標です
【調査概要】
調査名:2022年夏休みの親戚付き合いに関する調査
対象条件:全国20代〜60代以上の男女
調査期間:2022年7月22日〜7月25日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:606名
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マルアイについて
1888(明治21)年創業。山梨県市川大門に本社を構え、祝儀袋や事務用封筒などの日用紙製品と、食品や精密機器を保護するための産業用包材を製造・販売しています。中でも祝儀袋は250種類以上を展開し、業界で高いシェアを占めています。「こころ くらし 包む」をモットーに、みなさまの暮らしを豊かにする製品を提供しています。
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