今回は、PLAYERSの理事であり、自身も視覚障害当事者でもある中川テルヒロが登壇し、「視覚障害者と共創するモノづくり~ミズノケーンSTの共同企画における取り組み~」というテーマにて、「ミズノケーン企画秘話トークイベント」を開催。ミズノ社と共同企画を行った「ミズノケーンST」にどのように関わっていったのか企画経緯をお話するほか、実物も展示しての体験談の共有などを実施しました。
中川テルヒロ
(一般社団法人PLAYERS 理事)
視覚障害者として、大手企業の複数プロジェクトの企画・開発に参画。エンジニアとしてソフトウェアの開発を行いながら、視覚障害者ならではの視点を生かして講師、アドバイザー、ワークショップファシリテーターなどに従事。10歳の頃から徐々に視野と視力を失い、現在左目が全盲、右目が中心のみ見える状態。家庭では二児の父。
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ミズノケーンSTとは
軽量でありながらしっかり振ることができる白杖(直杖)である「ミズノケーン ST」は、コンセプトメイキングに強みを持つプロトタイピングチームPLAYERSの共創力と、カーボン技術をはじめとするミズノの技術力が結集した製品です。2022年3月より、ミズノの製品として、社会福祉法人日本ライトハウス、社会福祉法人日本点字図書館にて発売されています。
【ミズノケーン ST ページ】
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サイトワールドについて
「サイトワールド」は、視覚障害者に特化した世界で例をみない総合イベントです。
今年は、11月1日(日本点字の日)、2日、3日(文化の日)、すみだ産業会館サンライズホールにて開催されました。https://www.sight-world.com/
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一般社団法人PLAYERSについて
PLAYERSは「一緒になってワクワクし 世の中の問題に立ち向かう」をスローガンとした、プロトタイピングチームです。社会が抱える様々な問題や、状況的弱者に対し、当事者との共創ワークショップを通じて、リサーチ・アイディエーション・プロトタイピングをアジャイルで実行します。 また、ヴィジョンに共感いただいた企業と連携し、社会実装を推進することで、問題を解決へと導きます。
<主な活動実績>
2019年 日本財団「ソーシャルイノベーションアワード2019」ファイナリスト(&HAND)
2019年 JR西日本「UMEKITA INNOVATION CHALLENGE」優秀賞(VIBLO・BLIND ATTENDANT)
2018年 「KIDS DESIGN AWARD」 受賞(&HAND)
2017年 LINE「LINE BOT AWARDS」グランプリ(&HAND)
2016年 Google「Android Experiments OBJECT」グランプリ(スマート・マタニティマーク)
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【 ご取材募集中 】
PLAYERSでは、「視覚障害」関連プロジェクトも進行中です!
新感覚ダイアログワークショップ「視覚障害者からの問いかけ」(https://toikake-blind.jp)などのプロジェクトへのご取材も可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください。
<ご取材可能なもの>
・全員が本業を持つプロボノチーム PLAYERSについて
・視覚障害当事者/聴覚障害当事者メンバーへのご取材
・進行中のプロジェクト(「視覚障害者からの問いかけ」など)
■参考プロジェクト:視覚障害者の「白杖」に関するアンケート結果
■参考プロジェクト:視覚障害を持たない晴眼者への「視覚障害」に関するアンケート結果
■参考プロジェクト:新感覚ダイアログワークショップ「視覚障害者からの問いかけ」
「視覚障害者からの問いかけ(ベータ版)」レポート
■参考プロジェクト:「ブラインドサッカー日本選手権」でのボランティア体験会レポート
[ラジオ出演者募集中]
PLAYERSでは視覚障害者からの問いかけラジオをPodcastで配信予定です。出演にご興味のある方はお気軽にお問合せください。