博報堂、脱炭素社会を推進するプラットフォーム「Earth hacks」の新サービスとして商品・サービスのCO2e削減率が可視化できる「デカボスコア」を提供開始

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 株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)の広告事業を超えた新規事業開発を目指す「ミライの事業室」は、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」の新サービスとして、CO2e(※)排出削減率を示したマーク「デカボスコア」の提供を開始いたします。
(※)CO2eとは、CO2 相当量に換算した値のこと

 Earth hacksは、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある方や、まだよく知らないという方にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームで、博報堂と三井物産が共同で推進しています。

 2022年1月に開始したEarth hacks のInstagramやWebサイトでは、既に商品の素材や輸送手段、製造過程においてCO2eを抑えた商品を紹介したり、従来の素材や手法で作られた製品と比較した時の差分としての削減量が一目で分かる仕組みを提供していました。
 今回新たに、スウェーデンのインパクトテック企業Doconomy社のCO2e排出量可視化ツール“The 2030 Calculator”やその他CO2e排出量可視化ツールを活用し、商品やサービスの環境価値が新しい選択基準となるように、「CO2e削減率」を「デカボスコア」として算出。企業・団体向けに提供いたします。

 いち早く「デカボスコア」を活用していただいている企業・自治体として、トヨタ自動車株式会社では、自動車の製造工程で発生する端材を捨てずに活用したアップサイクルプロダクト製作の取り組みに、日本航空株式会社では、フライト機材や飛行方法、エンジンのメンテナンス方法等を工夫することでCO2e排出量を削減したフライトの計画に、UCC上島珈琲株式会社では、ブラック缶コーヒーの製造工程や缶の仕様を変更することでCO2e排出量を削減する取り組みに、「デカボスコア」を活用いただいています。

 今後さらにEarth hacksは多くの企業やブランド、パートナーを増やして、生活者のさまざまな暮らしの中で、新しい選択肢として商品やサービスを紹介し、生活者や様々な企業と共に、脱炭素社会に向けて活動していきます。
※「デカボスコア」は商標登録出願中です。

<参考資料>
【Earth hacksとは】
生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」 は、博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」と三井物産の共同プロジェクトです。
特徴は、CO2e排出量を従来の製品と比較し、差分を出すというユニークなアプローチで商品に新しく価値付けを行なっており、企業主体ではなく、生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できる仕組みを提供するという新しい取り組みです。
「Earth hacks」では従来の製品よりもCO2e排出量が少ない商品をWebサイトにて販売しています。
■ウェブサイト:https://earthhacks.jp/
■Instagramアカウント:https://www.instagram.com/earthhacks.jp/

 【博報堂 ミライの事業室 概要】
2019年に発足した博報堂の広告事業を超えた新規事業開発を目指す組織。「チーム企業型事業創造」を方針に、博報堂が自ら事業オーナーとなり、多様なパートナーと連携して大きな事業の実現を目指します。博報堂が強みとする生活者発想とクリエイティビティを活かした事業創造を通じて、事業の先にあるミライの生活創造、社会創造に挑戦していきます。
http://mirai-biz.jp/

【三井物産 エネルギーソリューション本部 新事業開発室 概要】
エネルギーソリューション本部は2020年4月に発足。グローバルな社会課題である気候変動問題の産業的解決をビジネス成長の機会と捉え、さまざまな事業領域において蓄積した知見、事業基盤、ならびに顧客・パートナー基盤を結集しました。新事業開発室は三井物産ならではの複合的かつ機動的な取り組みで次世代領域における新事業創出にチャレンジしています。
https://www.mitsui.com/jp/ja/company/business/units/es/index.html

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