エレベータとロボットの連携技術は、さまざまな施設で導入の検討が進んでいます。当社は自社の職場にいち早くロボットを導入し、業務で実用を開始しました。ロボットがエレベータを使い、自律的に階層の異なるフロアへ移動・走行して、オフィスの書類集配や工場の部品運搬を行います。
【 導入経緯 】
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社会的なロボット活用が本格化するなか、配送や警備分野ではサービス拡大に向け、建物内での自由な移動を実現するエレベータとの連携に期待が寄せられています。
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当社はロボットの階層移動を支援するエレベータの連携技術を開発し、これまで複数の施設に提供してきました。この技術を自社の業務カイゼンに展開しました。
【 期待効果 】
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定型業務をロボットが代行することで省人化を図ります。
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当社の事例を通じて、導入を検討するビルオーナー様はその実用性を確認することができます。
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運用実績を蓄積することで、同分野におけるさらなるニーズの発見や、技術のブラッシュアップに取り組みます。
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創造的な業務革新を後押しする組織風土を醸成します。
【 運用事例 】
事例1:本社、エレベータ開発・生産拠点 ビッグウィング(滋賀県彦根市)
用途 |
オフィス内の書類集配 |
運用開始 |
2023年9月 |
導入台数 |
1台 |
使用ロボット |
ZMP社製「DeliRo®(デリロ®)」 |
ロボット運用システム |
ZMP社製「ROBO-HI®(ロボハイ®)」 |
通信形式 |
クラウド連携方式(RFA規格※対応) |
※ロボットフレンドリーな社会の実現に向け、エレベータとロボットの連携を簡便に行うためにロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)が発行する共通規格
■イメージ動画
FUJITEC YouTubeチャンネル
「ロボットがエレベータに乗って荷物をお届け!フジテックのロボット導入事例」
事例2:エスカレータ開発・生産拠点 ビッグステップ(兵庫県豊岡市)
用途 |
工場内の部品運搬 |
運用開始 |
2023年8月 |
導入台数 |
1台 |
使用ロボット |
ZMP社製「CarriRo®(キャリロ®)」 |
ロボット運用システム |
ZMP社製「ROBO-HI®(ロボハイ®)」 |
通信形式 |
クラウド連携方式(RFA規格※対応) |
※ロボットフレンドリーな社会の実現に向け、エレベータとロボットの連携を簡便に行うためにロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)が発行する共通規格
【 リリース本文 】
【 フジテックについて 】
フジテックは、エレベータ・エスカレータ・動く歩道の専業メーカーです。研究開発・製造・販売・据付・保守・リニューアルまで一貫体制で行い、世界24の国と地域に“安全・安心”で“快適”な移動空間を提供しています。
設立:1948年2月9日
上場市場:東京証券取引所 プライム市場
公式HP:https://www.fujitec.co.jp/