アーティスト 篠崎恵美 (Megumi Shinozaki)個展「Dawn」京都・祇園「ASPHODEL」にて開催

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株式会社edenworksは、花をモチーフにしたアートピースで独自の世界観を表現するアーティスト篠崎恵美(Megumi Shinozaki)の個展「Dawn(ドーン)」を、2023年10月28日(土)から30(月)までの3日間京都・祇園「ASPHODEL」にて開催いたします。

今回の京都での個展は、日本にて初めてペーパーフラワーのスカルプチャー作品を発表する場となります。 また、京都で開催する現代美術のアートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」にアソシエイテッドプログラムとしても参加いたします。

篠崎は、2009年に花や植物を扱うクリエイティブスタジオ「edenworks(エデンワークス)」を設立。「花を棄てずに未来に繋げる」を理念に掲げ、独自の感性で花の可能性を引き出し、花のロスを最大限に無くすデザイン、クリエイションを行ってきました。生花やドライフラワーを扱う3店舗を都内で運営する傍ら、アーティスト活動として、平面の紙で花を立体に作り上げるプロジェクト「PAPER EDEN(ペーパーエデン)」を設立。2017年、ミラノサローネ期間中のミラノにて初めて作品を発表しました。現在は、日本の現代美術をロサンゼルスで紹介するギャラリー「Nonaka-Hill(ノナカ・ヒル)」に所属し、アメリカやヨーロッパ、アジアなどこれまで世界各国にて作品を発表してきました。

今回会場となるのは、京都・祇園のアートスペース「ASPHODEL(アスフォデル)」。「ASPHODEL」は、登録有形文化財としても登録され、200年以上の歴史を持つ京都・祇園のお茶屋「富美代(とみよ)」の女将が運営するギャラリーです。今回の展示では、ギャラリー名の由来である花「アスフォデル」の制作にも取り組み、「ASPHODEL」の会場1階にインスタレーション作品と3階部分に立体作品の展示を行います。そして展示のみならず、立体作品の販売も行います。

  •  ステートメント

私たちが生きている世界には、闇に光が存在する。 植物は光に向かって花を咲かせるが、夜が明けて朝が来るように、闇と光のバランスが世界を作っている。

この度、京都ASPHODELにて 「Dawn」を開催します。

I waited impatiently for dawn.

But when the morning comes and the light hits me, I miss the nightagain. Where there is no darkness, there is no light.

  • アーティストについて

篠崎恵美 Megumi Shinozaki

花屋としての経験の中で得た『植物との対話』と、自然から学んだ『生きた空間のクリエイション』を軸に、花をモチーフにしたアートピースを制作する。それは時には枯れない花であったり、また時には有限で有機的な空間であり、時空を超えたサイトスペシフィックな生命を表現している。

  • 作品について

今回発表するのは、有機物である石と紙で作る無機物の花を掛け合わせたスカルプチャー作品です。篠崎は、幼少期より、花や生き物を大切にする母親からハンドクラフトのあたたかさを学び、その精神や思いやりを後世へ伝えていきたいという思いから、作品つくりをはじめました。その中でもペーパーフラワー作品は、日本原産の紙を使い、日本人のクラフトマンシップの素晴らしさを海外で伝えることをコンセプトに活動しています。単なる造花ではなく、石の持つ歴史の上に、本来の花の構造からは単純化することで、グラフィカル且つソリッドな形状で立体的に仕上げ、唯一無二なデザインを表現しています。

  • 展示について

今回の展示テーマである「Dawn」は、会場となる「ASPHODEL」に足を踏み入れた瞬間、篠崎が最初に感じた言葉です。入口から会場に入ると、黒い壁で囲まれた空間からはじまり、階段を上へ上へと進むと、光の差し込む3階に続きます。夜明けから光へと向かって咲く花のように、何かが新しく生まれる感覚が浮かびました。また、200年以上の伝統を持つお茶屋が運営するギャラリーとのコラボレーションも今回の展示において重要な位置付けとなります。普段生花の飾られる由緒ある床の間に、和紙で作る篠崎のペーパーフラワーのスカルプチャー作品を活け、お茶屋を利用するゲストに向けた特別鑑賞を行います。篠崎においてもお茶屋「富美代」にとっても、現代アート作品と伝統を親和させる初めてのコラボレーションです。

  • アーティストコメント

普段、生花を扱う花屋の仕事やクライアントからの依頼を受けている時、私自身はアーティストであるという感覚はありません。花本来の持つ生命力に敵うものはなく、さまざまなニーズや環境において花を生かすことが私の役割だと感じています。その一方で、命ある美しさから永遠美を伴う作品を、アーティストとしてゼロから生み出したいと考えるようになりました。雄蕊と雌蕊が共存し1つの花が存在するように、性別や年齢や国境を超えて、全ての人々に花の豊かさを感じてもらえる作品を作っていきたいと思っています。

  • 展示会期

会期:2023年10月28日(土)- 2023年10月30日(月)

展示時間:11:00 – 19:00

展示会場:ASPHODEL 〒605-0085 京都府京都市東山区末吉町99-10

ACK Night out

日時:2023年10月28日(土)19:00 – 21:00

会場:ASPHODEL 〒605-0085 京都府京都市東山区末吉町99-10

  • 公式 Website&SNS

公式ウェブサイト:https://edenworks.jp

公式instagram :@papereden @edenworks_

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