「酸化チタン光触媒膜材」を使用したテント倉庫を完工

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 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、独大手特殊化学品メーカーのランクセス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:ジャック・ペレズ)より、愛知県豊橋市に新たに建設された倉庫及び品質管理(QC)ラボ棟の設計施工を請け負い、このほど完工しました。同施設は2023年10月4日(水)にオープニングセレモニーが開催されました。

施設全景

施設内テント倉庫 内観

 完成した品質管理(QC)ラボ棟と共に建設された 膜構造の保管用テント倉庫は、ゴム添加剤製品および原材料の保管の拠点となります。太陽工業は本施設建設の元請けとして、敷地内の保管用テント倉庫を含む、施設の設計施工を請け負いました。

 施設内に完成した保管庫は、当社独自の膜構造建築として短工期化・低コスト化を実現した建築工法である「フレックスシステム」を採用しています。このシステムを採用したテント倉庫「フレックスハウス」は、一般的な建築物と比較して環境性が高いことが特徴です。軽量な膜素材を屋根や壁に用いることで、支えとなる鉄骨量の削減が可能となり、杭工事が不要となることから、基礎工事着工から1.5か月の短工期で実現しました。また、膜素材は太陽光の透過率が高く、明るく開放感ある室内空間を実現可能です。日中は人工照明が不要でエネルギー消費を低減しています。今回採用された「酸化チタン光触媒膜材」は、75%以上の日射反射率を持ち倉庫内の温度上昇を抑制するほか、防汚性能に優れ、長期的な屋根材料として耐久性を維持します。   

施設内テント倉庫 外観

■品質管理(QC)ラボ棟 概要

所在地:愛知県豊橋市明海町3-54

施主 :ランクセス株式会社

設計 :太陽工業株式会社

施工 :太陽工業株式会社

膜構造:太陽工業株式会社

着工 :2023年5月9日

完工 :2023年9月14日

敷地規模:12,524㎡

膜構造規模:12.0m×26.0m×5.0m

膜構造面積:328㎡(庇含む)

製品名:フレックスハウス FIX

用途:倉庫

屋根材(色):CMX220 ホワイト

外壁材(色):CMX220 ホワイト

■太陽工業株式会社について

 太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

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