Climbはこちら:
https://kawanozaidan.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/kawano_annual-report_2021.pdf
<当財団について>
当財団は、理事長である川野幸夫(当時株式会社ヤオコー代表取締役社長)が、1982年に当時 8 歳であった長男正登(まさのり)をウイルス性脳炎で亡くしたことをきっかけに、このような不幸な子どもを少しでもなくしたいという想いから、1989年に埼玉県の認可を受けて設立しました。
かけがえのない大切な子どもたちが明るく健やかに成長するために、子どもの命や健康を医学・医療・保健の立場から支える方々を対象に、研究助成、奨学金給付、小児医療施設支援、ドクターによる出前セミナーなどの活動を通じて支援しており、2021年度は以下のような助成内容となっております。
1.研究助成 46名 7,242万円
2.奨学金給付 25名 2,598万円
3.小児医学川野賞 3名 300万円
4.医学会助成 10件 500万円
5.小児医療施設支援 9件 約133万円
6.ドクターによる出前セミナー 12件
<「Climb」発行の背景>
当財団では、2016年度より事業報告書の発行をスタートし、毎年活動状況を報告してきましたが、小児医学・医療に直接関わる方々だけでなく、より多くの皆さまに子どもに関する問題に関心をもっていただけることを願い、2021年度版より、名称・内容をリニューアルいたしました。
以下URLよりご覧いただけます。
https://kawanozaidan.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/kawano_annual-report_2021.pdf
●リニューアルのポイント
・子どもたちの健やかな成長を願う多くの方々の目に留まるよう、「事業報告書」というタイトルではなく、「Climb」というタイトルに改め、温かく、親しみやすいテイストのデザインに一新しました。
・医療従事者だけでなく、その先にいらっしゃる家族へのインタビューを紹介するなど、これまで以上に多くのリアルな声を掲載しました。
●「Climb」という名称の由来
財団設立のきっかけとなった当財団理事長の長男の名前(正登)にちなんで、さまざまな立場や役割の人たちといっしょに、子どもたちが直面している問題を、「みんなでのりこえる。」という想いが込められています。
●「Climb」を通じて伝えたい思い
当財団では各事業を通じて、医師や研究者、医学生、養護教諭など、子どもを医学・医療・保健の立場から支えるさまざまな方々をつなぐ活動も行っています。例えば、ドクターによる養護教諭のための出前セミナーは、学校現場で日々、児童生徒のケガや病気のケアをする養護教諭向けに、小児科医を中心とした専門家を講師として派遣する事業です。教育現場で子どもに向き合う方々が医学の専門知識を身につける場になっているだけではなく、医療現場の方々と教育現場の方々が、子どものことを一緒に考える機会を生むきっかけにもなっています。
日本の新生児死亡率は今や世界でも1、2 を争うほど低い状況になりましたが、医療的ケアを必要とする子どもや若年層の自殺者、児童虐待の増加など、子どもを取り巻く問題は尽きません。子どもの問題を本気で解決するには、さまざまな立場の人たちがみんなで一緒になって、一つ一つの問題を乗り越えていかないといけないことを痛感しています。こういった取り組みを継続することで、子どもの問題を「みんなでのりこえる」社会づくりに貢献すると同時に、「Climb」を通じて、その活動に共感する人々を増やしていければと考えています。
<財団概要>
財団名:公益財団法人川野小児医学奨学財団
所在地:〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1-10-1
理事長:川野 幸夫(株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
事務局長:川野 紘子
設立:1989年12月25日
行政庁:内閣府
URL:https://kawanozaidan.or.jp/
TEL:049-247-1717
Mail:info@kawanozaidan.or.jp
事業内容:研究助成/奨学金給付/小児医学川野賞/医学会助成
小児医療施設支援/ドクターによる出前セミナー
主な活動実績:研究助成:交付総額9億3833万円、交付延べ人数620名(1990~2021年まで)
奨学金貸与・給付:交付総額2億7312万円、交付延べ人数367名(1991~2021年まで)
小児医学川野賞:受賞者総数48名(2000~2021年まで)
※数値には交付決定後の辞退者を含む