サンフロンティア不動産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤 清一、以下「当社」)は、株式会社あおぞら銀行(本店:東京都千代田区、代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO):谷川 啓、以下「あおぞら銀行」)との間で、同行が提供する自行評価型サステナブルファイナンスあおぞらESGフレームワークローンに基づくポジティブ・インパクト・ファイナンス「あおぞらポジティブ・インパクト・ファイナンス」(以下、本ローン)の契約を本日締結いたしましたのでお知らせいたします。
本ローンは、あおぞらESGフレームワークローンに基づくポジティブ・インパクト・ファイナンスの初めての取り組みとなります。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)(※1)が策定したポジティブ・インパクト金融原則(※2)および同実施ガイドラインに基づき、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、ポジティブな影響を与える活動を継続的に支援することを目的とした融資の仕組みです。
あおぞら銀行は、2022年6月1日付にて、株式会社格付投資情報センターより国際的な原則等に整合的である旨のセカンドオピニオンを取得した、サステナブルファイナンスの取り組みを支援する制度「あおぞらESGフレームワークローン」を提供されています。また、2023年6月1日には、「あおぞらポジティブ・インパクト・ファイナンス」として、ポジティブ・インパクト・ファイナンス評価実施体制が国連環境計画・金融イニシアティブの制定したポジティブ・インパクト金融原則に適合している旨のセカンドオピニオンを取得されています。
当社グループは、「私たちは、社是(Credo)である利他の心を大切に、事業活動を通して持続可能な社会の実現に貢献していきます。」というサステナビリティ・ビジョンのもと、「環境保護」「地域創生」「人財育成」を重要課題(マテリアリティ)に掲げ、事業を通じた社会課題解決に取り組んでいます。
この度、このような当社の取り組みをご評価いただき、本ローンとしては初めての取り組みとしてご支援いただけることとなりました。
当社グループは引き続き、再生産不可能な資源の無駄遣いをおさえ、永続的な地球上の人類や動植物の繁栄に寄与するという創業来の企業哲学に基づき、お客様の喜びと幸せづくりを通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)
国連環境計画(UNEP)は、1972年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関。UNEP FIは、UNEPと200以上の世界の金融機関による広範で緊密なパートナーシップであり、1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESG(環境・社会・企業統治)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています。
※2 ポジティブ・インパクト金融原則
UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた金融の枠組。企業がSDGs達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くもの。
融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることによって、インパクトが継続していることを確認します。
【本ローンの概要】
借入人 :サンフロンティア不動産株式会社
組成額 :6.9億円
契約締結日 :2023年7月31日
貸付人 :株式会社あおぞら銀行
【ポジティブ・インパクト・ファイナンスに掲げる目標およびKPI】