グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、第19回「グロービス アルムナイ・アワード」の2023年度受賞者を決定し、7月1日(土)、「あすか会議2023※」にて授賞式を執り行いました。
ソーシャル部門にて当団体の佐々木綾子が受賞した他、創造部門、変革部門の3部門で合計5名にアワードを授与しました。
※「あすか会議」とはグロービス経営大学院の教育理念である「能力開発」「志」「人的ネットワーク」を育てる場を継続的に提供するために、経営者、学者、政治家、メディアなどのトップリーダーとグロービス経営大学院の学生(在校生・卒業生)および教員が一堂に集い、開催するカンファレンスです。
■グロービス アルムナイ・アワードについて
グロービス経営大学院と前身であるグロービスのオリジナルMBAプログラムGDBAの卒業生の中から受賞者を選出しています。受賞部門は、ベンチャーの起業や新規事業の立ち上げなどの「創造部門」、既存組織の再生といった「変革部門」に加えて、社会課題の解決を実現した「ソーシャル部門」の3部門です。選出にあたっては、社会の創造や変革に寄与し、社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えているかといった点を重視しています。
■受賞理由
東日本大震災を契機に「シングルマザーとしての痛みや苦しみ、ひとり親家庭の子どもたちの悲しみを知っている自分だからこそ、何かできることがあるかもしれない」と考え、保護者の苦しみや子どもたちの悲しみに寄り添うため、2016年にSTORIAを設立。
ITを使用する等の新たなアウトリーチの手法を構築し、「ひとり親のアウトリーチ型相談支援事業」を行政と協働で立ち上げ、現在2500世帯(3700名)を支援。また、「子どものサードプレイス事業」では、困難な環境を生きる子どもたちのための貴重な居場所を作り、年間延べ1300名以上の子どもを受け入れました。
取り組みの中では、地域や企業、多様な市民の力を活用し、子どもの非認知能力を顕著に向上させるなど、極めて先進的なアプローチを実施しました。加えて全国のひとり親支援団体にノウハウ提供を無償で実施しております。
新型コロナウィルスの危機下においては、寄付金を集め、困窮している子育て家庭に対して3000を超える世帯に緊急食糧支援を行いました。
昨年はゴールドマン・サックスの基金からもバックアップを受けており、今後のさらなる飛躍が期待されます。
これまでの活動と、社会課題に献身的に取り組み続けるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。
(グロービス経営大学院リリース本文より抜粋)
リリースURL:https://mba.globis.ac.jp/news/detail-23174.html
■受賞者のプロフィール
東日本大震災後、「子どもの貧困」の根本解決を目指し、2016年に法人を設立。
「貧困の連鎖から愛情が循環する未来へ」をビジョンに掲げ、経済・精神的に困難の中にいる親御さんと子どもたちが自分らしく生きられ、幸せになること(ウェルビーイング)を心から願い、困難を抱えた子どものサードプレイス事業と保護者の相談支援事業を地域や行政、企業と協働で取り組んでいる。
■団体概要
特定非営利活動法人STORIA
(認定NPO法人STORIA)
代表理事 :佐々木 綾子
所在地 :〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町9-15 505
設立 :2016年4月11日
団体サイト: https://www.storia.or.jp