このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
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イベント概要
・開催概要:未来を担う児童が地域と一体となりごみ拾い活動に取り組むことで、ごみの収集や分別の大切さを学び、海洋ごみ問題についての理解を深めてもらうきっかけを創出
・日程:2023年6月13日(火)
・開催場所:山口市立小郡南小学校 周辺(山口県山口市小郡緑町周辺)
・参加人数:約800人
・協力団体:山口市立小郡南小学校、おごおり地域づくり協議会、㈱寺岡精工、YIC公務員専門学校、近隣の企業の方々と地域住民
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「課長 島耕作街」と一緒に街をきれいにしよう!~児童や地域の大人800人以上が参加~
山口市立小郡南小学校の全校児童約600人と地域の団体や企業、ボランティアの皆さんが取り組むごみ拾い活動「ごみ0大作戦!」において「海洋ごみゼロ」を呼びかける啓発活動を実施しました。
イベントでは、参加者全員に海と「日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」のイメージカラーである「青い軍手」を着用していただき、専用のごみ袋と火ばさみを配布しました。集合場所の運動場には、山口・海ごみゼロ維新プロジェクトのシンボルで海洋ごみゼロを呼びかける「クジラのオブジェ」をはじめ、横断幕やのぼり旗を設置しました。
今年の「小郡地区連携ごみ0大作戦」では、今年度「山口・海ごみゼロ維新プロジェクト」がコラボして海洋ごみ削減を呼びかけるイメージキャラクターの「課長 島耕作」も登場!等身大パネルや看板、のぼり旗などをお披露目し、児童らに海洋ごみゼロに向けたアクションを「島耕作」と一緒に起こしましょうと呼びかけました。
また、プロジェクトに協力してもらっている寺岡精工が開発した「ペットボトル減容回収機」についても担当者がクイズを交えながら説明を行いました。児童らは、あらかじめ校内に設置された機械でペットボトルの減容回収を体験していたため、より理解を深めるとともに、リサイクルの大切さについて認識を新たにした様子でした。
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まずはごみ拾いから!~環境問題を考えるとともに地域を盛り上げるきっかけに~
出発式のあと、小郡南小の児童や参加者らは、学校周辺の通学路や公園など学年ごとに決められた担当場所に落ちているごみを専用のごみ袋に拾い集めていきました。地域の皆さんや専門学生が児童と一緒にごみを拾い、約40分間の活動で集まったごみの量は、軽トラック2台分にも上りました。児童らは、学校の周辺がきれいになった姿を見て、「 普段歩いている通学路にも、こんなにもごみが落ちていたんだ」と、自らが住む街の環境について考えさせられる機会にもなったようです。児童たちだけでなく、学生や地域の人々が連携してごみ拾いを行うことで、改めて地域の一帯感も醸成され、一人ひとりが行動することの大切さを実感する声も聞かれました。
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参加した児童・保護者からの声
参加した児童「大人の人が捨ててるから、子どもたちでも大人の人に注意したいと思った」
参加した専門学生「自分が(ポイ捨てを)やってるわけじゃないのに、(児童たちに)拾わせてしまって申し訳ないなというのと、そういうごみがある、そこに捨てる人がいる現状を目の前で見せてしまったことに、拾いながら心苦しさを感じた」
<団体概要>
団体名称:山口・海ごみゼロ維新プロジェクト
活動内容:山口県民に対して海洋ごみ問題を啓発し、問題意識の醸成を図るととともに、山口の豊かな海を未来に残すため、次世代を担う子どもたちや若者を中心に多くの人が海への関心を高め、行動してもらうムーブメントを起こすことを目的に活動した。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。