熊本県の南部に位置する芦北町は、温暖な気候を生かし、甘夏みかんやデコポンの産地として知られています。また、総面積の約8割を占める緑豊かな山々や、天草の島々を望む風光明媚なリアス式海岸が自慢のまちです。
同町では、次代を担う子どもたちを大切な宝と捉え、社会全体が互いに協力し、子育て支援に取り組むことができるまちづくりを目指しています。
今回、ICTを活用した新たな子育て支援策として、母子健康手帳の記録から地域の情報までをスマートフォンやタブレット端末にて簡単にサポートでき、530以上の自治体で導入されている『母子モ』が採用されました。
◆安心して育児ができることを目的とした手厚い支援が魅力の熊本県芦北町で『母子モ』の提供を開始!
芦北町では、安全に妊娠中を過ごし、出産を迎えることができるよう、妊娠中期・後期・産後2週間の電話連絡、産後ケア事業、産婦健康診査費助成、新生児聴覚検査費助成等の子育て世代包括支援センター事業を中心に、子どもの健やかな成長・発達、また、それを見守り育む家庭と地域づくりに取組んでいます。
また、子どものむし歯予防を目的に、赤ちゃん歯みがき教室、フッ化物塗布(1歳の誕生日から3歳児健診までの期間に最大5回実施)、町内保育園、小中学校でのフッ化物洗口を無料で実施するなど、乳幼児期からの手厚い健康支援に取り組んでいます。
ほかにも、保育園等に通う3歳児から5歳児クラスの子どもたちの副食費の無償化や町内の小中学校に就学している児童や生徒の学校給食費を無償化する等、子育て世帯への経済的な支援を図っています。
今回、町の取組みを子育て世代にもっと便利に活用してもらうために、子育て情報発信の新たなツールとして、『母子モ』が採用されました。
◆地域密着型の子育てアプリで妊娠・出産・育児をしっかりサポート!
熊本県芦北町に採用された『子育て応援 あしきた』は、スマートフォン・タブレット端末・PCに対応したサービスで、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関するアドバイスの提供、離れた地域に住む祖父母など家族との共有機能や、町が配信する地域の情報をお知らせするなど、育児や仕事に忙しい母親や父親を助けてくれる便利な機能が充実しています。
育児日記として使用できる「できたよ記念日」は、厚生労働省の母子健康手帳様式例などを元に作成し、母子健康手帳の「保護者の記録」を含む発達段階や子育てにかかわる記念日を写真やメッセージと共に記録できるだけでなく、子どもの成長・発達の目安としての役割も備えています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により社会的に環境変化があるなかでも、アプリを通じて自治体からの注意情報や保健師からのアドバイスといった大切な情報をテキストや動画で必要な人に即時に届けることができるなど、非常時においても安心して出産・子育てができる環境づくりをサポートします。
<熊本県芦北町 竹﨑 一成町長からのコメント>
芦北町では、「すべては、次代を担う子どもたちのために」を基本理念とし、積極的なまちづくりを展開しています。その中でも、子育て世代包括支援センターにおいては、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援をしています。
今回、子育てを応援するため、子育てに関する情報を手軽に入手できる母子健康手帳アプリ『子育て応援 あしきた』を導入することとしました。
このアプリの導入により、育児に関する情報が身近になることで、妊娠中や子育て中の方が、より安心し、健やかに育児ができる 環境が整うことを期待しています。
<『子育て応援 あしきた』の主な機能>
【自治体から提供される各種制度・サービスの案内】
●子ども医療費助成制度・児童手当など、妊娠・育児時期にあった各種補助制度の情報や手続き方法の案内
●自治体が配信する各種お知らせ
【記録・管理】
●妊娠中の体調・体重記録(グラフ化)
●胎児や子どもの成長記録(グラフ化)
●身長体重曲線による肥満・やせの程度の確認(グラフ化)
●予防接種 : 標準接種日の自動表示、接種予定・実績管理、受け忘れ防止アラート
●健診情報 : 妊婦や子どもの健康診断データを記録
【情報提供・アドバイス】
●出産・育児に関する基礎情報
●妊娠週数や子どもの月齢に合わせた知識やアドバイス
●沐浴や離乳食の作り方などの動画
●周辺施設の案内(小児予防接種可能な医療機関)
【育児日記:できたよ記念日】
●子どもの成長を、写真と一緒に記録
●記念日には日付と言葉が入った“初めての記念日テンプレート”で写真をアップ(初めての…胎動/キック/寝がえり/おすわり/ハイハイ/ひとり立ち/ひとり歩き など約150項目の記録が可能)
【データ共有】
●子どもの成長記録や健康データを、家族のスマートフォンなどでも閲覧でき、SNSにも投稿可能
当社は、2030年までに、妊娠から子育て期の手続きについて、必要な人に情報を届け、保護者、自治体、医療機関の手間を無くすことをビジョンとして掲げています。子育て関連事業のデジタル化を支援するサービス『母子モ 子育てDX』※1では、厚生労働省の乳幼児の定期予防接種予診票のデジタル化に向けた地域実証※2を行い社会実装するなど、さまざまな子育て関連事業のDXを推進することで、保護者の“不安や負担”を軽減し、“安心で簡便”な子育て社会を地域と共創することを目指します。
サービス名:子育て応援 あしきた
月額料金(税込):無料
アクセス方法
・アプリ:App Store、Google Playで『母子モ』を検索
(対応OS: Android 5.0以上、iOS 9.0以上)
・Webブラウザ:https://www.mchh.jp にアクセス
※対象自治体にお住まいの方以外でもご利用いただけますが、
お住まいの自治体の情報などは公式HPの情報をご確認ください。
※ご利用いただける機能は、お住まいの市区町村により一部内容が異なります。
※1:『母子モ 子育てDX』サービスの詳細はこちらから https://www.mchh.jp/boshimo-kosodatedx
※2:詳細はこちらから https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000099909.html
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