三菱ケミカルグループ※1(以下「当社グループ」)は2023年4月、世界経済フォーラム(World Economic Forum、以下「WEF」)の低炭素排出技術イニシアチブ(Low-Carbon Emitting Technologies initiative、以下「LCET」)から発足したプラスチックリサイクル共同研究開発プロジェクト「R&D Hub for Plastic Waste Processing」(以下「R&D Hub」)の本格始動に向け、オランダの独立研究機関TNOと研究開発の連携協定を締結したことをお知らせします。当社グループはR&D Hubの日本唯一の設立メンバーです。
R&D HubはLCETの会員企業である世界的な化学メーカー7社(当社グループ・BASF・Covestro・Dow・SABIC・Solvay・LyondellBasell)とTNOによる共同研究開発プロジェクトです。このプロジェクトは、ネットゼロの達成および循環型社会の実現に向けて企業横断でグローバルに連携し、共同で研究開発を行う、化学業界における世界初の取り組みです。このたびの連携協定のもと、二酸化炭素の排出量低減と、プラスチックの高いリサイクル性を両立させる新技術の開発を目指し、2023年後半に最初の研究開発プロジェクトを開始する予定です。
当社グループは今後も、ネットゼロの達成と持続可能な成長の実現に向け、革新的なソリューションを提供していきます。
※1三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称です。
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ご参考
●2023年5月8日付WEF発表
「Global Chemical Companies Sign Agreement on R&D Hub for Plastic Waste Processing Incubated by World Economic Forum」:
●2023年5月8日付TNO発表
「TNO and seven chemical multinationals start R&D hub for waste processing」:
●WEFのLCETについて
ネットゼロと循環型社会の実現に向けてWEF傘下に設立された、世界の大手化学メーカーによるCEO主導の連合体。
LCETウェブサイト:https://initiatives.weforum.org/low-carbon-emitting-technologies-initiative/home