二人のライダーはそれぞれ、
ティエリー・チザット=スゾーニが率いるトライアンフレーシングのMXGP/MX2チームのテストライダーとして参加するクレマン・デサール。
ボビー・ヒューイットが率いるトライアンフレーシングのUSスーパーモトクロス世界選手権チームの専任テストライダーとして参加するアイバン・テデスコの2名
トライアンフレーシング、MXGP/MX2チーム
クレマン・デサール(『MXパンダ』)は、15年にわたりMXGP世界選手権の最高峰で活躍してきました。このシリーズで常に安定した走りを見せ、世界選手権で3度の2位、3度の3位、2度の4位を獲得しました。ベルギー国籍のデサールは、2009年にはプロオープンでベルギーチャンピオンに輝き、キャリアを通じて23回表彰台の最上段に立ちました。デサールは2020年にレースから引退し、テストライドとレースバイクの開発に専念しており、すでに新しいレースバイクを生み出してトライアンフの進歩に大きく貢献しています。
クレマン・デサール:「トライアンフMX2プログラムに参加することで、プロレーサーとしての長年の経験を生かし、2024年のMX2シーズンに向けて、ノーマルバイクを本格的なファクトリーレースバイクへ進化させるための貢献をすることができます。ティエリーやヴィンセントと一緒に仕事をしていると、トライアンフには最速で結果を出すために考えられる最高のメンバーが集まっていることがよくわかりますし、将来が楽しみです。」
ヴィンセント・ベレニ:トライアンフレーシング・チームマネージャー、MXGP
「トライアンフからこのMXプロジェクトに参加するよう依頼されたとき、成功するためにはバイクの研究開発とテストが不可欠だと確信しました。クレマンはMXGPのコースやレース種目の要件について経験豊富ですし、今でもものすごく速いです。
クレマンとは長年一緒に仕事をしてきましたが、とても要求レベルが高く、バイクのあらゆる面に気を配るライダーなので、完璧な適任者だと思います。クレマンとはお互いによく知った仲ですし、理解し合っています。それに、市販車とレース用バイクの両分野での開発において、クレマンはすでに多くの成果をあげています。クレマンが参加してくれて、とても嬉しく思っています。」
トライアンフレーシング、USスーパーモトクロス世界選手権チーム
アイバン・テデスコ(『ホットソース』)は、8歳でオートバイレースを始め、1999年にプロに転向し、14年にわたってキャリアを積んできました。その中で、AMA 125ccウエストコーストスーパークロスシリーズで2回(2004年と2005年)、AMA 125ccナショナルモトクロスシリーズで1回(2005年)、チームUSAとしてモトクロスオブネイションで3回(2005年、2006年、2009年)優勝。
2014年にプロレースから引退した後、アイバンは新進気鋭のレーサーを指導し、現代でトップクラスのメーカー開発テストライダーとなりました。
アイバン・テデスコ:「トライアンフの新しいレーシングプログラムに参加できること、そしてリッキー、ボビーとまた一緒に仕事ができることに、とてもわくわくしています。僕らのスポーツ界で新しいブランドと協力し、新しいバイクを導入してレース用のパッケージとして開発するというこの経験は、一生に一度のチャンスだと思います。
スーパーモトクロスチャンピオンシップに参戦するためにトライアンフが結成したチームは、他の追随を許しません。トライアンフファクトリーのエンジニアと協力して、2024年のアナハイムで最も競争力のあるバイクを披露できると確信しています。」
ボビー・ヒューイット:トライアンフレーシング・チームプリンシパル(SMX)
「アイバンは、AMA SXチャンピオン、AMA MXチャンピオンとして、モトクロスオブネイションズで何度もチームUSAのメンバーとなって活躍するなど、最高レベルのレースで活躍してきた人物です。アイバンのことはもう何年も前から知っています。
アイバンのような経験者がプログラムに参加してくれれば、ここアメリカにおいて、トライアンフレーシングの強力な基盤に、さらに品質とレース経験という層がまたひとつ加わることになります。アイバンが引退する前のことですが、2014年、私のプログラムに、アイバンがチームメンバーとして、またプロライダーとしても参加してくれました。そこで、ライダーのアイバンと一緒に仕事をし、テストライダーとして細部へのこだわりや、さらに重要なことに、彼の働き方、新人ライダーへの指導法を直接見る機会を得ました。
『ホットソース』がプログラムに参加してくれてとても嬉しいです。トライアンフレーシングの未来も明るいですね!」
トライアンフレーシングのオフロードプログラムについて
SMX: トライアンフモーターサイクルは、2024年シーズンからモンスターエナジーAMAスーパーモトクロスワールドチャンピオンシップに参戦します。この参戦にあたり、米国にファクトリーレースプログラムを設立し、新たにグローバルトライアンフレーシングの旗印のもとでモトクロス部門を運営します。
ボビー・ヒューイットとのパートナーシップにより設立・運営されるこの新生トライアンフレーシングチームは、トライアンフの新型250cc 4ストロークMXバイク3台を、2024年のスーパーモトクロス世界選手権西海岸および東海岸シリーズに投入し、2025年には450ccプレミアクラスに参入する予定です。
MXGP: 同様に2024年に、トライアンフレーシングは、ファクトリーサポートのもと、権威あるFIMモトクロス世界選手権にデビューする予定です。
この画期的な新生トライアンフレーシングチームは、スポーツ界で最も経験豊富で成功を収めているチームオーナーの一人、ティエリー・チザット=スゾーニとのパートナーシップにより設立され、トライアンフの新型250cc 4ストロークMXバイク2台を2024年のMX2クラスに投入、2025年には450cc MXGPクラスへの参戦を予定しています。
トライアンフレーシングは、英国ヒンクレーにあるトライアンフのグローバル本社を拠点としており、ここにはブランドのオフロード設計エンジニアリング部門があり、新型モトクロスおよびエンデューロモーターサイクルシリーズのパワートレインとシャシーのコンセプトと開発を担っています。
MXGP/MX2世界選手権チームは、オランダのアイントホーフェン近郊にあるティエリーのレース施設を拠点とし、スーパーモトクロス世界選手権運営は、アメリカに新設された最新鋭の専用レース施設を拠点とする予定です。
トライアンフファクトリーのエンジニアリンググループとレースチームは緊密に連携し、2024年の世界選手権デビューに向けて、アイバン・テデスコとクレマン・デサールの主導ののもと、アメリカ、イギリス、ヨーロッパで集中的にテストを実施し、シャシーとエンジンのパフォーマンスを継続的に高めていきます。
詳しくはトライアンフ公式サイト
https://bit.ly/405Yoa8
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トライアンフについて
・1902年に設立されたトライアンフ モーターサイクルズは、オートバイ製造を開始して2022年で120年周年を迎えました。トライアンフモーターサイクルズは30年以上にわたり、レスターシャー州ヒンクレーに拠点を置き、本物のデザインと個性、カリスマ性、パフォーマンスが完璧に調和した象徴的なバイクを生産し続けています。
・トライアンフは英国最大のオートバイメーカーで、2021年度の生産台数は75,000台*以上、世界に約700のディーラーを展開しています(*自社調べ)。
・この集中力と技術革新、そしてエンジニアリングにかける情熱をもって、魅力的な新型Speed Triple 1200 RRやTiger Sport 660、素晴らしいTiger 900、世界をリードするRocket 3 Rと GT、ハイパフォーマンスが特徴のStreet Triple RS、象徴的なScrambler 1200、大陸横断用のTiger 1200、2021年にアップデートされた伝説的なTriumph Bonnevilleファミリー(Bonneville Bobber、Thruxton RS、Street Twin、Street Scrambler、象徴的なBonneville T120とT100)から、エキサイティングで乗りやすいトライアンフ モーターサイクルズのA2シリーズ*まで、あらゆるライダーのニーズを満たす幅広い種類のバイクを生み出しています(*国内では未展開)。
・トライアンフは現在、世界中で約2,000人の従業員を抱え、英国、北米、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、日本、スウェーデン(スカンジナビア)、ベネルクス、ブラジル、インド、中国、タイで系列企業を経営するとともに、独立販売代理店のネットワークを有しています。また、レスターシャー州ヒンクレーおよびタイに製造工場、ブラジルとインドにCKD工場を持っています。
・Triumph Bonnevilleは、トライアンフが米国ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツで1956年に速度記録を達成したことを祝って名付けられたことで有名ですが、元々はイギリスのスーパーバイクでした。あっという間に数々のレースで優勝するオートバイになり、その伝説的なハンドリング、スタイル、個性により、過去の有名なモーターサイクリストたちに選ばれてきました。2021年向けにアップデートされ、パフォーマンス、機能、スタイルがさらに向上したTriumph Bonnevilleですが、新たなBonnevilleファミリーを今日正真正銘のモダンクラシックバイクたるものにしているのが、ライダー志向の技術と組み合わさったまさにそのハンドリング、個性、象徴的な外観なのです。
・トライアンフは、モーターサイクルスポーツのほとんどすべてのクラスと分野に参戦し、数々の勝利を獲得するという輝かしいレースの歴史を有しています。1908年の第2回マン島TTレースで優勝を飾り、1960年代にはヨーロッパやアメリカで開催されたロードレースやトラックレースで勝利を独占し、最近のレースとしては、トライアンフの675cc 3気筒エンジンによる2014年のデイトナ200で勝利、2014年マン島スーパースポーツTTで勝利、2014年と2015年のイギリススーパースポーツで複数のタイトル獲得とワールドスーパースポーツレーシングで勝利し、そして2019年には、ピーター・ヒックマンが乗車したマン島スーパースポーツTTでの優勝など、現代のレースでの活躍にまで至っています。
・2019年シーズンの開幕以降、FIM Moto2™世界選手権への独占的エンジンサプライヤーとして、トライアンフのレーシング伝説は今なお続いています。トライアンフ モーターサイクルズは出場全チームにレース専用チューンを施した765cc 3気筒エンジンを供給しており、このエンジンはクラスをリードするStreet Triple RSエンジンをベースにしています。初年度にはこのクラスを再定義しながら、Moto2™ マシン初の300kmhオーバーの最高速度達成を含め、次々と記録を塗り替え、2020年シーズンは記録更新がさらに高速化され、15回のレースから、前代未聞の11個のラップレコードと7人の異なる優勝者が生まれました。
・トライアンフのレース活動はさらに強化され、2021年にはブリティッシュスーパーバイクのパドックに戻り、ファクトリーサポートのレースチーム、ダイナボルト・トライアンフとしてブリティッシュスーパースポーツ選手権に参戦しました。
・2021年、トライアンフはモトクロスとエンデューロの両方のシリーズで最高峰の選手権レースに取り組むことを約束し、モトクロスとエンデューロの世界への参入と新しいファクトリーレースの取り組みを発表しました。
・2022年、トライアンフは、このスポーツで最も経験豊富で成功したチームオーナーの一人であるティエリー・チザット=スゾーニとのパートナーシップを明らかにし、トライアンフの新型250cc 4ストロークMXバイク2台を2024年のMX2クラスに投入、2025年には450cc MXGPクラスへの参戦を追加する予定です。
・トライアンフは、2024年のスーパーモトクロスワールドチャンピオンシップ(モンスターエナジースーパークロスワールドチャンピオンシップとプロモトクロスチャンピオンシップからなり、シーズン終了後にスーパーモトクロスラウンドが3戦行われる)に新型トライアンフ250cc 4ストロークMXバイクで参戦することを、チーム代表ボビー・ヒューイットとチームマネージャーのスティーブン「スクーバ」ウエストフォールと発表しました。 2025年シーズンには、トライアンフの新しい450ccバイクがスーパーモトクロス世界選手権に追加参戦する予定です。
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