今年度は、昨年を上回る38名の参加者数となり、うち初参加が9名となりました。参加者は植樹方法を教わり、木の根が張る森林の斜面を掘り返しながらアカマツの苗木を100本植樹しました。2009年の植樹開始から14年で累計植樹本数は1,705本、環境保全面積は累計で26,889㎡(東京ドーム半分以上の面積)となり、活動の範囲も年々増しています。
■静岡県立森林公園について
静岡県立森林公園は、アカマツ林を主体とした自然の景観として県民に親しまれ、また、環境省からも「生物多様性保全上重要な里地里山」として選定されるなど、希少生物の生息地としても評価されています。しかし、2011年の東日本大震災の影響で、松くい虫防除剤の空中散布用のヘリコプターが確保できず、松くい虫の被害が激増。そのため、園内の広範囲に純林として存在していたアカマツ林が、10年前の約1/3程度にまで減少しています。こうした状況から当社では、同地のアカマツ林再生活動への協力を決定しました。
■アデランスの植樹活動について
アデランスでは、使われなくなったウィッグの回収を促す環境キャンペーン「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」を、2009年から実施しています。
「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」は、期間中にウィッグ回収にご協力いただいたお客様の売上の一部を利用し苗木の植林を行うものです。植林支援は、環境コミュニケーションを推進する「ツバルの森」を通じて、山梨県内の山林地域に「フォンテーヌの森」を設置し苗木を植林しています。既に1,200本以上を植林しており、2009年に初めて植えた苗木は、現在では大人の背丈ほどに成長しています。
そして2017年より東北地方の桜の植樹活動支援の他、「ツバルの森」を通して全国各地の様々な環境保全を支援していく活動へと深化させてまいりました。日本の美しい自然を未来の子どもたちに残すため、全国規模の環境保全活動を今後も継続的に実施してまいります。
環境保全面積は、植林の場合は植林本数に応じた面積、環境保全団体への支援の場合は当該団体の管理面積と当社からの支援比率をもとに、試算した累計値になります。
■フォンテーヌ緑の森スマイル活動 これまでの歩み
・『フォンテーヌ緑の森』への植林活動
期間:2009年~
場所:山梨県笛吹市
内容:不要となったウィッグの適切な処理と、緑を増やす植林活動をリンクさせることを目的として、2009年よりスタートしました。8年間での合計植林本数は1,200本以上となり、初年度に植えた苗木は大人の背丈ほどにすくすくと成長しています。2016年に対象エリアの植林が完了したため、2019年度からはメンテナンスや維持にかかる費用をサポートしています。
・NPO法人さくら並木ネットワークへの支援
期間:2016年~
場所:東北・三陸地方
内容:2011年に発生した東日本大震災による津波到達地に桜を植林することで、津波被害を後世に伝える活動を行うNPO法人をサポートしています。当社社員を中心に、植林活動に参加しています。
・静岡県「アカマツ林再生プロジェクト」への支援
期間:2019年~
場所:静岡県浜松市
内容:2011年の東日本大震災の影響で、松くい虫防除剤の空中散布用のヘリコプターが確保できず、松くい虫の被害が激増。その結果、アカマツ林が10年前の約1/3程度(約13,000本)にまで減少しました。こうした状況から民間企業として初となる同地のアカマツ林再生活動を実施しております。
■アデランスのCSR活動について
アデランスグループのCSR活動は、「社会的価値を持った活動」をさらに深め、広げていくことで、お客様や社会からの信頼に基づいた、健全で永続的な企業成長を目指すものです。こうした活動を「事業と一体化した価値共創型CSR」として進めています。
■アデランスのSDGsに対する取り組み
アデランスグループは、グローバルに事業を展開する企業として、SDGsで掲げられる、世界が直面するさまざまな課題と真摯に向き合い、事業を通じた社会課題の解決を図ることで、持続可能な社会の実現に寄与し、持続的な成長を目指していきます。
株式会社アデランスは、おかげ様で2023年をもって創業55周年を迎えます。新時代を表す「NEXT ADERANS」として掲げ、創業当初からの理念「世界のブランド アデランス」を目指し、毛髪・美容・健康・医療・衛生のグローバルウェルネスカンパニーとして夢と感動を提供し続けていきます。