PR TIMES、プレスリリース入稿システム基盤を刷新

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株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証プライム:3922)は2023年2月20日(月)に、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」において、プレスリリースの入稿(エディタ)システム基盤を刷新いたしました。これによりUI(ユーザーインターフェース)も改良され、直前の操作のやり直しや画像のドラッグ&ドロップによる移動など、操作性が向上した「新プレスリリースエディタβ版」を開始(*)いたしました。さらに、基盤の刷新により今後の開発スピードを向上できる見込みで、UI面でも2023年内に大きくアップデートを計画しています。
(*)従来の旧プレスリリースエディタもご使用いただけます。

  • 月間3万件が発表されるプレスリリース配信サービスが入稿システムを刷新する理由

当社は、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を2007年4月にサービス開始し、2022年11月時点で7万6000社の企業にご利用いただき、プレスリリース件数は月間3万件を超えています。報道機関向けの発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信するとともに、「PR TIMES」およびパートナーメディアに掲載し、生活者にも閲覧・シェアされています。
サービス開始当初は「メディアのためのリリースポータルサイト」と掲げ、文字通り報道機関に向けたプレスリリースが集まるサイトでした。しかし、単に企業の新情報をメディアに届けるだけでなく、行動者の成果や思いを大切な人に伝えたいと創意工夫されたプレスリリースは、その役割を拡大して生活者に直接ニュースとして楽しまれるものに進化してきました。

これまでも当社は、プレスリリースのさらなる進化を目指して機能改善を検討してきました。しかし「PR TIMES」は、元々複雑であったソースコードにこれまでの改修や機能追加でソースコードが肥大化していき、適切な改善や新たな機能追加が困難になっていました。そこで内部システムを含め、すべてを刷新した新たな基盤を作り上げることにしました。基盤刷新にあたっては、メディアや個人ユーザーへの配信、パートナーメディアへの掲載など、「PR TIMES」に必要な機能をしっかりと保つという技術的課題もありました。

今回の刷新でフロントエンド側では、エディタ自体のライブラリを「tiptap」に置き換え、JavaScriptで1万行にも及んでいたソースコードを「React」ベースに書き直しています。これにより、今後の開発スピードが向上できる見込みです。また、UI面では直前操作のやり直し(アンドゥ/リドゥ)や、画像のドラッグ&ドロップ移動など操作面の改良にとどめたものの、2023年内には大きくアップデートする計画です。
当社は、行動者が生み出す成果とその熱量、そしてそれを伝えたいという思いとともに、プレスリリースが発表され続ける限り、プレスリリースの可能性は大きく広がっていくものと信じています。今後もプレスリリースの可能性拡大に貢献できるサービスを目指して「PR TIMES」のアップデートを続けてまいります。
 

  • 新プレスリリースエディタβ版の新機能と切り替え方法

1.直前操作のやり直し・取り消し(アンドゥ/リドゥ機能)

「ctrl + z」や「command + z」のショートカットにあたる直前操作のやり直し・取り消し(アンドゥ/リドゥ)が可能になりました。

2.画像をドラッグ&ドロップで移動
エディタ内の画像をカーソルを用いたドラッグ&ドロップで移動できるようになりました。間違えた位置に画像を貼り付けてしまった場合でも一度削除することなく、位置やサイズの調整を行えます。

3.文字数カウント
文字数のカウント機能が追加されました。「PR TIMES」ではタイトル・サブタイトル100文字、リード文500文字、本文8000文字など文字数制限があります。それぞれについて、文字数カウントがつくようになり、目安を把握しながら作成いただけます。
 
4.自動保存機能
入力中の自動保存のタイミングを見直し、文章記載時には3秒ごとに自動保存を実行することにより、間違えてページを閉じてしまったり他のページに移動してしまった際にも続きから再開されます。

《新プレスリリースエディタβ版への切り替え方法》
「PR TIMES」のプレスリリース新規作成画面で、画面上部のバーをクリックしていただくことで新旧のエディタを切り替えることが可能です。現在、新バージョンはβ版のため、これまでご利用いただいていたエディタも引き続きご利用いただくことができます。(※4月下旬を目途に従来のエディタは提供を終了します)

《新プレスリリースエディタβ版へのご意見の募集について》
「PR TIMES」のプレスリリースエディタは今回のアップデート以降も、随時アップデートを重ねていく予定です。新編集ページについてはもちろん、「PR TIMES」の機能について、ぜひご意見・ご要望をお寄せください。
募集フォーム https://tayori.com/f/pressrelease-editor/
 

  • 開発者担当者からのコメント

プレスリリースエディタ 開発チームリーダー Thai Tepy

学生時代に個人開発でWYSIWYGエディタライブラリーを利用したことがあったことで、PR TIMESに入社してからエディタ改修にずっと興味を持っていました。そのきっかけで2021年10月頃、一人でエディタリプレイスのプロジェクトを立ち上げました。経験が浅い新卒一年目ということもあり、最初はこのプロジェクトを数カ月で完成できると思っていました。しかし、耐久性のある新しいエディタライブラリーの選定をはじめ、既存エディタで配信されたプレスリリースのコンテンツと互換性を持たせたり、新エディタのUIをゼロからReactに書き直したりする必要があり、1年半ほど時間がかかりました。途中で新しいメンバーがジョインしてくれたおかげで、今ようやく無事に「PR TIMES」プレスリリースのエディタがリリースできて大変嬉しく思っています。
このリリースで長い間リクエストされていたアンドゥ/リドゥ機能もできるようになるので、ユーザー体験の様子が変化するのを楽しみにしています。また、今回のリリースにとどまらず、PR TIMESの「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを実現できるようなより良いエディタ機能を今後も続けてリリースしていきたいと思っています。是非新エディタをお試しください。

プレスリリースエディタ プロダクトマネージャー 山田和広

プレスリリース作成のエディタは、PR TIMESでプレスリリースを配信頂く際には必ず利用することになる要の機能です。しかし技術的な負債やコードの複雑化により8年という長い間、大きなアップデートができていませんでした。プレスリリースを配信する皆さまからは多くのご意見をいただいていたにも関わらず、なかなか改善や機能追加の実装ができずに大変長らくお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。そんな中、何とかその想いを表現しようと工夫してご利用いただき大変感謝しています。
今回コードを一から設計し直し完全にリプレイスしたため、開発速度をさらに上げて停滞することなくさらに改善を続けていくことができるようになりました。メール配信・FAX配信・200を超えるパートナーメディアにそれぞれに合わせた仕様での掲載・各種の公開制限など様々な対応も引き続きおこなった上で、アンドゥ/リドゥ機能や文字数カウントなどご要望の多かったいくつかの機能を追加したことで、より円滑な情報発信が行えるようになっています。
これに留まらず今後も更に改善を続け、プレスリリースという信頼される一次情報の発信を後押しするエディタを目指していきますのでご期待ください。
 

  • 株式会社PR TIMESについて

PR TIMES(読み:ピーアールタイムズ)は、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、企業とメディア、そして生活者をニュースでつなぐインターネットサービス「PR TIMES」を2007年4月より運営しています。報道機関向けの発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信するとともに、「PR TIMES」およびパートナーメディアに掲載し、生活者にも閲覧・シェアされています。利用企業数は2022年11月に7万6000社を突破、国内上場企業52%超に利用いただいています。情報収集のため会員登録いただくメディア記者2万4000人超、サイトアクセス数は月間6600万PVを突破、配信プレスリリース件数は累計100万件を超えています。全国紙WEBサイト等含むパートナーメディア220媒体以上にコンテンツを掲載しています。
クライアントとメディアのパートナーとして広報PR支援を行うPRパートナー事業や、ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」の運営、動画PRサービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」の提供、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」カスタマーサポートツール「Tayori」の運営も行っています。

【株式会社PR TIMES会社概要】

ミッション:行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名  :株式会社PR TIMES  (東証プライム 証券コード:3922)
所在地  :東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F
設立   :2005年12月
代表取締役:山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
– ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
– 広報・PRの効果測定サービス「Webクリッピング」(https://webclipping.jp/)の運営
– クライアントとメディアのパートナーとして広報・PR支援の実施
– 動画PRサービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」(https://prtimes.jp/tv)の運営
– アート特化型オンラインPRプラットフォーム「MARPH」(https://marph.com/)の運営
– カスタマーサポートツール「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
– タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
– 広報PRのナレッジを届けるメディア「PR TIMES MAGAZINE」(https://prtimes.jp/magazine/)の運営
– Webニュースメディア運営、等
URL    :https://prtimes.co.jp/

 
 

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