アウロラ・アライアンスは、人間拡張の社会実装を加速させる目的で、人間拡張専門メディアである「Human Augmentation Labo(HAL)」での情報発信をはじめ、各種ホワイトペーパーの提供や大学研究者へのインタビューなど、ビジネスとアカデミアの両側面から取り組みを推進しています。
これらを試行する中で、企業が人間拡張領域の事業に取り組む際には、テーマの絞り込みや市場の選定、協業パートナーの探索、実証実験などに大きな課題があることが分かってきました。
アウロラ・アライアンスでは、人間拡張領域を問わず、これまで様々な企業の新規事業開発を支援しており、このような事業開発の経験と人間拡張の知見を組み合わせ、企業が人間拡張領域でビジネスを検討する際の支援を行って参ります。
❖ OPTY-iについて
人間拡張は、テクノロジーを活用し、人間の能力を向上させるものだと言われる傾向にありますが、実際には向上だけでなく、抑制するようなテクノロジーも存在します。そのため、私達は人間拡張を「人間の能力を最適化するもの」と捉えました。私たち人間( I )を最適化(OPTIMIZE)するテクノロジーということで、人間拡張に関する取り組みのブランドネームを「OPTY−i」としました。
❖ 提供予定のソリューションについて
OPTY-iでは、人間拡張に取り組もうとする企業の課題を解決するために、様々なソリューションを用意しております。2023年1月30日現在、以下のソリューションを提供しております。
■ OPTY-i Research
・人間拡張に関する市場の調査および意識調査
■ OPTY-i Media
・人間拡張専門メディア「Human Augmentation Labo」の運営
https://human-augmentation.jp/
この他、人間拡張に取り組む企業や研究機関のマッチングを支援するサービス、アイデアの創出支援、実証実験を支援するソリューションなどを準備中です。
ソリューションについては以下のページをご覧ください。
https://opty-i.com/solutions/
※Human Augmentation Labo(HAL)は、OPTY-i Media の1サービスとして引き続き、 運用して参ります。
❖ 人間拡張における課題意識
人間拡張が社会実装されていく過程では、倫理的な問題も発生しうるでしょう。例えば人間拡張技術にはAIが多用されることになりますが、拡張されたスキルは誰のものなのか、どこまでが自分のスキルなのかなど、これまでは考えもしなかった種類の問題が多数うまれることになります。また、スキルのデータを悪用したり、改ざんしたりすることで攻撃をするような新しいサイバー攻撃も生まれることでしょう。
人間拡張という人間のためのテクノロジーを幸福追求のために活用するには、このような社会の到来に備えた活動が重要になると考えています。
将来起こりそうな問題に対応する社会を作るためには、人間拡張が社会に浸透していく過程で適切に準備を進める必要があります。プロダクトの作り方はもちろん、広め方や使い方のロビー活動、法律や教育環境の整備など必要な取り組みはたくさんあります。例えるならば、作られた街をバリアフリーにするのではなく、バリアフリーな街づくりを目指すような営みです。
OPTY-iは、このような難しい課題解決に挑戦しています。人間拡張ビジネスを検討する上で知見が足りない、課題があるといった企業様はぜひ一度OPTY-iへご相談ください。
OPTY-i公式サイト:https://opty-i.com/
<参考情報>
人間拡張について
人間拡張(Human Augmentation)とは、テクノロジーを用いて人間が持つ能力や存在を 増強したり、新たに獲得する技術を指します。人間拡張は適用対象別に「身体能力」「認知能力」「知覚」「存在」の拡張に分類され、各分野で研究開発が進められてきました。
海外では新興技術のトレンドとして取り上げられており、人間の目を拡張するスマートコンタクトレンズや、脳をコントロールするBMI(Brain Machine Interface)などが実用化に向けて研究されています。また日本でも内閣府が主導する「ムーンショット型研究開発制度」の中で人間拡張が扱われるなど、この技術に対する温度感が高まってきています。
株式会社アウロラ・アライアンスについて
株式会社アウロラ・アライアンスでは、人間拡張の技術を社会実装させるための取り組みを行っております。
https://aurora-alliance.jp/