- 医療・介護業界を取り巻く深刻な人材不足
現在、日本国内の医療業界を取り巻く課題は多数ありますが、その中でも「人手不足」は大きな問題として挙げられます。政府は2040年に96万人の医療・介護人材が不足すると推計しており(※1)、社会保障の担い手である医療・介護人材の確保は最重要課題のひとつとされています。また、人材不足をきっかけとした病床の閉鎖や休床など、機能が維持できなくなる事象も散見され、地域医療の存続にも直結する大きな問題です。
fundbookはこれまでにも、地域医療存続のために、人手不足に直面する医療・介護法人に対し、M&A支援やハンズオン型のコンサルティング支援を行うなど、多角的なサービスを提供してきました。各法人の状況によって有効な手段は異なり、採用力強化や離職率改善などの他にも、近年ではDX推進による効率化・省人化が期待できます。
一方RPAテクノロジーズは、RPAツール「BizRobo!」を活用して医療機関内の膨大な定型作業を自動化し、人とデジタルレイバーの協働によって医療従事者の業務負荷軽減を実現してきました(※2)。同様に紙帳票のデータ化サービス「デジパス」をはじめとするITツールとRPAの連携により、ペーパーレス化や関係機関を含めたDX化もサポートしています。
※1出典:厚生労働省「令和4年版厚生労働白書」
※2参考資料:https://rpa-technologies.com/insights/medical-hr-shortage-solutions/
https://rpa-technologies.com/insights/rpa-medical-casestudies/
- 経営課題解決に向けた業務提携理由
RPAテクノロジーズは上述の活動を通して、大病院から個人経営のクリニックまで、規模を問わず医療機関の運営・経営に関して多角的に支援し、業務自動化によって人材面はもちろん、収益の改善やグループ各院の業務標準化といった課題解決に効果を上げてきました。今後こうした活動をさらに加速し、全社方針として掲げる「LX(ローカルトランスフォーメーション)(※3)」による事業変革を医療業界で一層拡大していくため、fundbookとともに地域医療の存続に尽力したいと考えました。
またfundbookも、DX推進が必要とされる企業に対してより充実した支援を行うため、医療・ヘルスケア業界におけるDX推進で働き方改革、人材不足解消の実績が豊富なRPAテクノロジーズとの連携が最適と考え、今回の業務提携に至りました。
※3参考資料:https://rpa-technologies.com/insights/about-lx/
- 今後の展望
RPAテクノロジーズおよびfundbookは、経営面や将来に向けて不安を抱える医療機関に対し、コンサルティングやRPA導入支援を行うことで、医療従事者の本業である医療行為に集中し、より質の高い医療の提供を実現できるようサポートします。
またこうした活動をより多くの医療機関に周知するため、fundbookの自社メディア「Healthcare Magazine」での告知やセミナーの共同開催を通じてPRしていく方針です。
- 会社概要
■RPAテクノロジーズ株式会社 ( https://rpa-technologies.com/ )
・本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
・設 立:2013年7月
クライアント企業の新規事業に対する投資及びコンサルティングサービスを手掛ける
オープンアソシエイツ株式会社(現:RPAホールディングス株式会社、コード番号6572
東証プライム)より、会社分割により100%子会社として設立
・代 表 者:代表取締役 執行役員社長 大角 暢之
・資 本 金:3,000万円
・事 業 内 容:RPA、AIを活用した情報処理サービス業 、コンサルタント業務
BizRobo!を活用した新規事業開発・推進
※講演・取材依頼フォーム:https://rpa-technologies.com/lecture-interview/
■株式会社fundbook ( https://fundbook.co.jp/ )
・本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25F
・設立年月日:2017年8月7日
・代 表 者:代表取締役CEO 畑野 幸治
・資 本 金:20億円(資本剰余金含む)
・事 業 内 容:M&A仲介事業