日本のDXをさらに加速させる”日本デジタルアダプション協会”を設立

この記事は約4分で読めます。
10月26日に、“一般社団法人 日本デジタルアダプション協会”を設立したことをお知らせいたします。急成長するデジタルツールを使いこなし、新たなデジタルの活用方法を発見しより便利な環境となるように、デジタルアダプション(=「デジタルの利活用・定着」)を浸透させて参ります。またデジタル庁が提唱する「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」の政策達成の一助となるよう団体内外での意見交換・知識共有を深め、政府を含めた外部団体との連携や人材育成などを担って参ります。
 

■設立趣旨
一般社団法人 日本デジタルアダプション協会は「デジタルアダプション市場の発展」と「グローバルなデジタルアダプション市場における日本のプレゼンス確立・向上」を目的に設立しました。アメリカやヨーロッパでは日本よりはデジタルアダプションという単語が浸透しているものの、日本ではそれほど浸透していません。また日本では捉え方はそれぞれで、UI/UXの問題であったり、チャットツールなどの操作支援ツールであったり、オンボーディング支援分野など多岐にわたります。そのためデジタルアダプション単独での深掘りがなされず、カオスマップや調査レポートにおいてもなかなか単体でピックアップされることがありませんでした。「UI/UX」「カスタマーサクセス」などの従来分野に紛れて点在してしまい、全体を俯瞰しての議論に行き着くことがなかったためです。このままではいつまでたっても日本社会でデジタルの活用・定着を底上げすることはできません。

日本企業におけるDX化の重要性が叫ばれている中で、本協会を軸に、デジタル庁が提唱する「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」に賛同し、デジタルアダプション(デジタルの利活用・定着)の社会的な理解や価値の向上に向けた関連企業・団体エコシステム創成およびデジタル化関連事業及び雇用拡大への支援を行います。現在、官民ともに直面している課題に対し、解決の糸口を見つけ解決へ動きたいと考えています。

■活動内容
・デジタルアダプションに関する情報収集・調査研究および情報発信
・デジタルアダプションに関する標準化の試み
・デジタルアダプションに関する人材育成・雇用拡大
・デジタルアダプション関連省庁や関連団体との連携および意見交換
・先進的な海外デジタルアダプション関連団体との交流及び視察

■組織体制
代表理事 高山清光(Pendo.io Japan株式会社 カントリーマネージャー)
理事 亀山満(元三菱マテリアル株式会社 最高デジタル責任者)
理事 松本恭攝(ラクスル株式会社 代表取締役社長CEO)
監事 田中康晃(弁護士)

■代表理事 高山清光 コメント
デジタルアダプションは広く「デジタルの利活用・定着」と解釈されています。2021年にスタートしたデジタル庁が政策として「誰一人取り残されないデジタル社会の実現」を掲げましたがその言葉の裏には急成長するデジタルツールについていけない人の存在があるのではないかと思います。誰一人取り残さない理想を実現するためには「誰にとっても利用しやすい、使いやすいデジタル」とはなんであるのかを明確にすることが必要なのではないかと考えました。
「デジタルアダプション」という用語をあらためて定義し、その意味やそれがもたらす真のメリット(あるいはそれが存在しないことで顕在化しうる様々なデメリット)を会員の皆様と議論し、何を持って「誰にとっても利用しやすい、使いやすいデジタル」といえるのか、そのためには何が必要で何が足りていないのかを明らかにします。そして、デジタルアダプションツールとともに、誰一人取り残さずDX推進を支援して参ります。

■一般社団法人 日本デジタルアダプション協会 概要
名称:一般社団法人 日本デジタルアダプション協会
代表理事:Pendo.io Japan カントリーマネージャー 高山清光
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階 WeWork渋谷スクランブルスクエア内
設立日:2022年10月26日
協会URL:https://www.jdiaa.org

【お問い合わせ先】
日本デジタルアダプション協会
Email:info@jdiaa.org

タイトルとURLをコピーしました