通信端末を構成する2つの機能
①キャッシュレス決済機能
現金購入のみ利用可能だった自販機がキャッシュレス決済に対応します。
決済方法は第一弾として「PayPay」に対応しております。
②オンライン検量機能
今まで現地に行かないと確認できなかった販売データを、オンライン上で営業所や配送車などの遠隔地から把握することができます。
従来はキャッシュレス決済とオンライン検量はそれぞれ別個の端末を必要とし、端末購入費用だけでなく、通信費用や維持費用なども重複して負担する必要がありました。このたび弊社が開発した一体型端末では、この2つの機能を1つの端末で利用することができます。
そのため、初期費用及び月額費用を抑えながら、各種データの収集による業務効率化とキャッシュレス決済の導入による利用者利便性の向上を同時に実現することができるようになります。
このたび開発した端末は、それぞれ日本自動販売システム機械工業会が策定したJVMAオンライン式自動販売機情報管理システムとJVMAモバイルベンディングシステムに準拠した仕様となっており、日本国内で運営されているほとんどの自販機に外付けでそのまま取り付けることができます。
通信端末の開発の背景
Vending Heroは、過去の販売データとルートオペレーション担当者からのフィードバックを融合し、AIによって以下の最適化・自動化を行うサービスを運営しており、既に10万台以上の契約台数を有しています。
- 商品ラインナップの最適化
- 商品補充位置の最適化
- 補充本数の最適化
- 自販機への訪問ルートの最適化及び自動化
- 自販機への訪問予定日の最適化及び自動化
AIを活用するために必要な各種データの収集にあたって、従来のオンライン検量モデムが高価であり、自販機運営事業者にとって設備投資負担が高く導入が進まないことが課題として顕在化していました。
一方で、キャッシュレス決済の社会的普及により、自販機におけるキャッシュレス決済の取り扱いについても、年々利用者及び設置先のオーナー様からのご要望が増えている状況にあり、本開発に至りました。
このたび開発した通信端末を通じて、今後3年間で流通総額100億円の達成を目標として取り組んでまいります。引き続きVending Heroによって自販機DXを実現し、業界全体の発展に貢献できるよう尽力してまいります。
【本サービスの詳細とお問い合わせ先】
サービスURL: https://vendinghero.ai/
お問い合わせ先:https://vendinghero.ai/#contact
【600株式会社 代表取締役 久保渓プロフィール】
1985年、長崎市生まれ。高校卒業後、米国Carleton Collegeに進学。政治科学とコンピュータ科学のダブルメジャーで卒業。2008年にIPA未踏事業に採択。同年、Webサービス売却を経験。
2010年3月にサンフランシスコで fluxflex, inc.(フラックスフレックス)を創業。
2012年帰国。2013年5月に ウェブペイ株式会社を創業。クレジットカード決済サービス「WebPay」をリリース。2015年2月にLINE株式会社の傘下となる。2015年3月よりLINE Payの立ち上げに参画。
2017年5月にLINE Payが国内3000万ユーザーを突破したのを区切りとして退職。2017年6月に 600株式会社を創業。無人ストア(自販機)の「600」を提供している。
【600株式会社 について】
600株式会社は2017年6月に創業し、オフィス向けミニ無人コンビニ「600」とマンション向け無人ストア「Store600」、そして自販機DXを支援する、AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」を運営しております。徒歩1分圏内の「半径50m商圏」を充実させるべく、ヒトとモノの距離をより身近にする最先端の購買体験を提供しております。
また従業員の生産性向上の観点から創業より週休3日制の働き方を実施しています。
【600株式会社 会社概要】
社名 :600株式会社
代表者:代表取締役 久保 渓
所在地:東京都江東区森下3丁目17−4 今泉ビル2F
設立 :2017年6月
事業内容:オフィス向け無人コンビニ「600」の運営/マンション向け無人ストア「Store600」の運営/自販機DXを支援する、AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」の運営
URL :http://www.600.jp/
報道関係お問い合わせ先
600株式会社 Vending Hero担当:池田、久保
E-mail:contact@vendinghero.ai