
豊橋市教育委員会は、学校に行きづらさを感じている小・中学生が地域の大人に見守られながら安心して過ごせる新たな居場所「とよはし陽だまりスペース」を5月12日(火)より市内に開設しました。
「ちょっと行ってみようかな」という子どもたちの気持ちを優しく後押しする、ぽかぽかした〝陽だまり″のような空間を目指します。

開設場所は、東部生涯学習センターと北部生涯学習センター。
2026年6月1日(月)からは、市動物愛護センター「あいくる」にも設けます。
豊橋市内に在住、在学している小学1年生から中学3年生までの希望する児童、生徒が対象です。
ここでは、児童生徒の興味、関心に応じて一人一人のペースで学習や活動を進めます。
3カ所とも開設時間は、午前9時半から午後12時半です。来る時間、過ごす時間もそれぞれのペースで自由です。
「とよはし陽だまりスペース」の特長 ー地域の大人が支援 動物との関りもー

特長的なのは、日頃から子どもと関わっている地域の大人が「支援員」として児童、生徒を温かく見守ります。
動物愛護センター「あいくる」では、犬や猫といった動物との関わりを取り入れた、新しい視点での支援となります。ストレスの軽減や情緒の安定、孤独感の解消、そして子どもたちの笑顔を引き出す効果などが期待されています。
市教育委員会では「家を出るハ-ドルが高い子でも、動物に会いに行くという感覚で一歩外に踏み出すきっかけになれば」と期待を寄せます。
また、教育相談員やソーシャルワーカーが巡回し、保護者の相談に乗りながら家庭を支えていきます。
利用方法
とよはし陽だまりスペースの利用は無料で、利用する場合、利用の前日までに申請します。利用した場合、学校の出席となります。
各スペースには、保護者の送り迎え、バス、電車などで行きます。中学生は自転車で通えますが、ヘルメット着用が厳守です。小学生が校区外に通う場合は、保護者による送迎が必須となります。タブレットや本などの自主学習セット、水筒を持参します。

申し込み、問い合わせ
豊橋市教育委員会地域教育推進室
電話 0532-51-3141
開設の背景 多様化するニーズに応える居場所づくり
豊橋市内の不登校の児童生徒数は、2024年度の調査で小学生が597人、中学生は796人。2019年度と比べると小学生は約3倍、中学生は約2倍に増加しています。
市教育委員会はこれまでも、教室へ行きづらい子の自主学習の場として4中学校に「エールーム」を、学校に行きづらい子には決められたカリキュラムで学習などに取り組む「とよはしほっとプラザ」(3カ所)などを設けています。これらによる成果も現れています。
今回は、さらに多様な居場所、学習の場を求める声に応える形で、新たな選択肢としてとよはし陽だまりスペースをスタートさせました。
長坂尚登市長は「一歩でも外に出るきっかけになればと思います。不登校であろうとなかろうと、子どもたちが将来、自立した社会生活を送られるようにと考えて取り組んでいます」と思いを語っています。



