【業務提携の背景】
メタジェンとウンログそれぞれにおいて、数々の企業とコミュニケーションをとってきた中で、以下の問題点が浮き彫りとなってきました。
1:パーソナライズの需要に応える商品開発が困難
近年、健康に対する生活者のニーズとして、自分の状態に合った方法で改善を効率化する”パーソナライズ”が注目されています。矢野経済研究所が2022年1月に発表した「2022年版 健康食品の市場実態と展望 ~市場分析編~」では、日本のパーソナライズサプリメントの市場規模は2021年で約69億円となり、2020年から約120%で成長しています。腸活商品市場でも、2人に1人が「自分に合った商品がわからない」(※ウンログ調べ)状態にあり、パーソナライズ化の需要が高まっています。しかし、腸内環境は個人ごとの差異が大きく、その複雑性から開発に踏み切ることは困難でした。
2:事業性を把握できず、生活者の課題や市場に対して商品をマッチさせられない
「腸内環境」をキーワードにした商品のニーズが高まっている一方、そのニーズも多様化しており、かける研究費用に対して「開発した商品が本当に売れるのかどうかわからない」「腸内環境に基づくパーソナライズという新しい価値観の商品が受け入れられるのかわからない」といった不安から、事業化に踏み出せないという問題があります。また、リソース不足等により十分なユーザー調査が行えず、市場に対して適切な課題設定ができない、エビデンスに基づくソリューションがペインポイントを解決する商品として生活者にまだまだ伝わっていない、という問題もあります。
【業務提携の目的】
メタジェンとウンログは、それぞれの専門領域や強みを掛け合わせることで、上記の問題を解決し、腸活パーソナライズ商品の市場拡大や生活者の健康課題の解決へ貢献すると判断し、業務提携を決定しました。
腸内環境改善ソリューションに関する研究領域とマーケティング領域それぞれのプロフェッショナルが一気通貫で支援を行うことで、腸内環境改善に寄与する優良な商品の開発を促進し、商品を必要とする生活者へ届けるまでのメーカー負担を軽減することが可能です。そのため、腸活パーソナライズ市場への参入ハードルが下がり、高品質な商品が誕生する機会が増え、市場の拡大へ繋がります。
食品等が腸内環境に与える影響について網羅的に評価する技術を持つメタジェンでは、これまでに250件以上の研究開発をパートナー企業と実施してきました。そこで得られたノウハウやデータ、さらには腸内環境に関する最新知見を基盤とし、エビデンスに基づく層別化(※注釈)されたプロダクト開発の支援が可能です。
また、ウンログでは腸内環境改善商品に関する延べ1,000件以上のマーケティング支援や、100万ダウンロードを超えるウンログアプリのマーケティングリソースを活用した事業性調査や商品企画時のユーザー調査等を支援することが可能です。また、商品購入後は、ユーザー体験やコミュニケーション設計が非常に重要であるため、開発した商品を、実際におなかに悩みをもつ生活者や腸活に関心が高い生活者に届けるための購入促進や、購入後の分析を支援し、マス向けにターゲットを拡げていくための足がかりとしても活用いただけると考えています。
今後は随時、ウンログが強みとしている観便を通じた効果体感の可視化やユーザーコミュニケーションを活かしたアフターフォローを支援メニューとして追加して行く予定です。また、商品のユーザーに対して定期的な腸内環境検査や観便データから簡易的な層別化タイプ診断などを提供し、より良好な腸内環境へ導く伴走プログラムをメタジェンとウンログそれぞれの強みを活かして開発していく予定です。
(※1)個々人によって異なる腸内環境を、その人の腸内に存在する特定の菌の多さ・少なさや腸内フローラ(腸内細菌の群集)の構成等から適切にタイプに分けを行うこと。
【無料相談受付中!】
今後メタジェンとウンログでは、市場に受け入れられる腸活商品の開発サポートに向けて、研究・開発・マーケティング・販売・PR・カスタマーサクセスまで一気通貫で支援できる仕組みを整えてまいります。
腸活商品をお持ちの企業様、開発検討されている企業様で、拡大するパーソナライズ需要に応えたい、市場に受け入れられる腸活商品を開発したいとお考えの企業様、まずはお気軽にご相談下さい!
▶個別の無料相談はこちらから
◆ 株式会社メタジェン 会社概要
【代表者】福田 真嗣(代表取締役社長CEO)
【所在地】山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2
【設 立】2015年3月18日
【資本金】 3,500万円
【Webサイト】https://metagen.co.jp
【事業内容】 「腸内環境に合ったヘルスケアをあたりまえにする」ことをミッションとし、腸内デザイン®︎をコンセプトにしたアプローチによりグループ全体で「病気ゼロ」を目指す。腸内環境の機能を網羅的に理解するための独自の腸内環境評価技術「メタボロゲノミクス®」を駆使した研究開発支援事業、およびそれらのデータベースやアカデミアで培った腸内環境研究の専門家による知見を生かした層別化ヘルスケア事業を行い、試験計画から解析データの解釈・考察、その先の事業化提案まで、腸内環境研究とその社会実装を一気通貫でサポートしている。腸内デザイン®︎のコンセプトを共に広め、「腸内デザイン市場」の共創を目指す企業連携コミュニティ「腸内デザイン共創プロジェクト」も運営し、2023年9月現在27社が参画中。
◆ ウンログ株式会社 会社概要
【代表者】 田口敬(代表取締役)
【所在地】 東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル903
【設 立】 2013年8月8日
【資本金】 2,136万円
【Webサイト】 https://unlog.co.jp
【事業内容】
「すっきり革命を起こす!」を掲げて、健康寿命の延伸や医療費の抑制などの社会課題をトイレの中から解決するうんちベンチャー企業。うんちを観察する”観便”と腸内環境を整える”腸活”で、健康管理をサポートする腸内環境改善プラットフォーム、うんち記録アプリ「ウンログ」の運営をメインにサービスを展開している。うんちを活用した健康の数値化と腸内環境改善ソリューションを提供するToC事業と、市場活性化のための腸活商品特化型マーケティングソリューションを提供するToB事業を行う。うんちにエンターテイメントとテクノロジーを掛け合わせて、誰でも楽しくかんたんに健康管理ができる世界の実現を目指す。
リリースのPDF版はこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d51373-39-837e8027f0c856c59d0ae00682e65d86.pdf