ヴイエムウェア、AIの統合により自律型のワークスペースを強化

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 【2023年8月23日(日本時間)東京発】

ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山中 直)は、VMware Cross-Cloud Services™ポートフォリオの一部であるAnywhere Workspaceプラットフォームに最新のAIを統合させると発表しました。データとインテリジェンスは、自動化を実現し適切なハイブリッドワーク戦略を導入するうえで重要な役割を果たします。しかし、そのメリットを最大限に活用するには包括的なアプローチが必要です。VMwareでは今回のAIの統合により、最適な従業員体験実現の化、脆弱性管理の新しいユースケースの促進、アプリのライフサイクル管理の簡素化を可能にします。VMware Anywhere Workspaceは、従業員のデジタル体験(DEX)、仮想デスクトップインフラおよびアプリ(VDIおよびDaaS)、統合エンドポイント管理(UEM)、そしてセキュリティを統合する唯一のハイブリッドワーク プラットフォームとして、場所やデバイスを問わずにシームレスでセキュアなワークプレイスを実現します。

AIベースの統合プラットフォームによる体験管理の拡張

VMwareは、データ、インテリジェンス、自動化のさらなる活用を進め、新しいInsightsとPlaybooksを導入することで従業員とIT部門の体験を改善しています。これらのInsightsとPlaybooksは、従業員のデジタル体験(DEX)を改善する能力を強化する大幅に拡張されたデータと、機械学習のアルゴリズムに基づいています。こうした最新の機能により、データへのアクセスを拡大し、VMware Insightsを強化、そしてより幅広い課題を修正できるようにします。

VMwareは今後、既存のモバイルデバイス、デスクトップ、仮想環境における体験スコアに加えて、アプリのパフォーマンスについてのスコアも新たに提供します。一例として、SaaSアプリのサービスが停止した場合、IT部門にはアラートがプロアクティブに送信され、従業員は自動的に通知を受け取ります。これにより、IT部門はサポートチケットが届いてから対処することなく障害を迅速に解決できます。また、従業員は利用できないサービスへのアクセスを試みるといった無駄な時間も低減します。

しかし、IT部門が効率的に対処できるようにするには、多くのデータを単に提供するだけでは十分ではありません。VMwareのAIベースのInsights機能は、業務環境に問題が生じている可能性があるとIT部門に通知するアノマリー検知の機能を、モバイル/デスクトップ環境に加え、フロントライン用デバイスとVDI環境にも提供することになりました。また、今回発表した新しいPlaybooksにより、IT部門は段階的な修正ワークフローを作成できるようになり、インシデントを効率的に解決できるほか、成功率の分析を利用することで解決のプロセスを自動化すると共に、時間と共に実行プロセスを効率化します。

パートナーとの独自の連携によるセキュリティと管理での新しいユースケース

従業員が分散して働くようになった現在、エンドツーエンドの管理性とセキュリティを確保することは非常に重要であるとともに、脆弱性の評価、優先順位付け、修正、アウトオブバンド サポート、レポートなど包括的なアプローチが必要です。高度な攻撃経路に対する保護にはスピードと広範な専門性を備えた脆弱性管理が可能な業界最高クラスのパートナー エコシステムとの協力も求められます。VMwareは、セキュアでシームレスなハイブリッド体験を提供するために、テクノロジー パートナーと協力してイノベーションに取り組んでいます。

この取り組みの一環として、VMwareは本日、VMware Workspace ONE®とインテル vPro® の独自のクラウドネイティブ連携を通した、インテルとのパートナーシップの拡大を発表しました。チップからクラウドへの連携により、オンプレミスのインフラや管理ソフトウェアを追加することなく、業務で使用するデバイスの保護とリモート管理のすべてをクラウドから容易に実行できます。インテル vProを搭載するデバイスの可視化とアウトオブバンド管理により、IT部門はOSより下位のレイヤーに存在する脆弱性のインサイトを把握し、セキュリティ上の潜在的な弱点がもたらす影響を可視化することで、その影響を迅速、効率的に低減できます。VMware Workspace ONEの利用により、インテル vPro搭載のPCを一元的に可視化し、デバイスの状態がスリープや電源オフかを問わず、オフィスのセキュリティ境界外にあるデバイスの修正パッチの適用サイクルを高速化できます。これにより、修正の手順を減らしながらパッチの適用率を高めることでセキュリティとコンプライアンスを強化し、従業員の生産性に影響が及ぶ可能性も低減できます。

最新のアプリ管理による仮想環境の簡素化

レガシーツールの使用によるサイロ化のため、VDI、DaaS、公開アプリの各環境にまたがるアプリの管理と展開は、一層複雑化し、非効率になっています。VMwareは先頃発表したVMware App Volumes™に搭載されたApps On Demandにより、アプリ管理の統合とアプリのインテリジェントな展開を可能にしました。リアルタイムのアプリ使用状況に基づいて、公開アプリのホストまたはノンパーシステント デスクトップ環境にアプリを展開できます。

VMwareは本日、App Volumesの拡張を発表し、Apps On Demandのパーシステント仮想デスクトップへのサポートを提供します。この機能は現在ベータ版が提供されています。VMware Horizonのパーシステント環境のユーザーは、App Volumesを使用して1回、アプリをキャプチャするだけで、それを多数のパーシステント仮想デスクトップに展開できます。これにより、最大99%の互換性でアプリの配信プロセスを自動化し、あらゆるデスクトップ環境または公開アプリ環境で管理にかかる時間とコストを削減できます。VMware App VolumesはVMware Horizon®、Citrix、Microsoft、Amazonの仮想デスクトップおよびアプリ環境に対応するアプリの配信と管理を支援する唯一のソリューションであり、VMwareのApps Everywhereビジョンの一部です。

VMware, Inc. エンドユーザーコンピューティング部門上級副社長兼ゼネラルマネージャ、シャンカー・アイヤー(Shankar Iyer)コメント:

「VMwareは昨年、ハイブリッドワークによってもたらされる課題を乗り越えるための手段として、自律型のワークスペースのビジョンを発表しました。今回、進化した新機能により、データソースとインサイトを拡張させ、テクノロジーパートナーと連携してセキュリティを強化し、すべての仮想デスクトップと仮想アプリでアプリの提供に関する戦略を統合できます。これらのイノベーションにより、デジタルワークスペースを継続的に次へと進化させるVMwareのビジョンを発展させていきます」

VMware Cross-Cloud Servicesについて

VMware Cross-Cloud Servicesはマルチクラウドサービスのポートフォリオです。アプリの開発、運用、アクセス、保護に関する統合されたシンプルな手段を提供し、あらゆるクラウド上のあらゆるアプリをあらゆるデバイスから利用できるようにします。ポートフォリオの主要な要素には次が含まれます。1)アプリ プラットフォーム:クラウドネイティブ アプリの一貫した開発およびデプロイ、2)クラウド管理機能:パフォーマンスとコストを一元的に可視化し、ガバナンスを確保しながらアプリとインフラを運用、3)クラウドとエッジのインフラ:エンタープライズ アプリを一貫性のある運用モデルで実行、4)組み込みの分散サービスとしてのセキュリティとネットワーク:ユーザー、アプリ、デバイス、ワークロードの全体に対応、5)Anywhere Workspace:あらゆるデバイスからあらゆるアプリにセキュアにアクセス

ヴイエムウェア社について

ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMwareのソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、同社の2030 Agendaを通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、VMware Anywhere Workspace、VMware App Volumes、VMware Horizon、VMware Insights、Playbooksは、米国およびその他の地域における VMware, Inc. またはその子会社の登録商標または商標です。VMware は、プレビューまたはベータ版として発表されたサービスが将来提供されることについて、いかなる保証も行いません。この文書の情報は参照用にのみ提供されており、いかなる契約書にも盛り込むことはできません。この文書には、ヴイエムウェア以外のウェブサイトへのハイパーリンクが含まれている場合がありますが、これらはそのウェブサイトのコンテンツに責任を負う第三者により作成、ならびに維持されています。

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