ラスベガス – VMware Explore – 2023 年 8 月 22 日 – NVIDIA は本日、世界の主要なシステム メーカーが、本日別途発表された VMware Private AI Foundation with NVIDIA(https://nvidianews.nvidia.com/news/vmware-and-nvidia-unlock-generative-ai-for-enterprises) をサポートする AI-ready サーバーを提供し、企業が独自のビジネス データを使用して生成 AI アプリケーションのカスタマイズと展開を行うための支援をすることを発表しました。
NVIDIA AI-ready サーバーには、NVIDIA® L40S GPU(https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/l40s/)、NVIDIA BlueField®-3 DPU(https://www.nvidia.com/ja-jp/networking/products/data-processing-unit/)、および NVIDIA AI Enterprise(https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/products/ai-enterprise/) ソフトウェアが搭載され、企業は生成 AI 基盤モデルをファインチューニングし、インテリジェントなチャットボット、検索、要約ツールなどの生成 AI アプリケーションを展開することができます。また、これらのサーバーは、VMware Private AI Foundation with NVIDIA を動かすための NVIDIA アクセラレーテッド インフラストラクチャとソフトウェアも提供します。
Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovo といった世界的な大手システム メーカーによる NVIDIA L40S 搭載サーバーは、エンタープライズ AI を加速するために年末までに発売される予定です。
NVIDIA の創業者/CEO のジェンスン フアンは次のように述べています。「新しいコンピューティングの時代が始まりました。あらゆる業界の企業が、生成 AI の導入を競っています。世界の主要なソフトウェアとシステム パートナーのエコシステムにより、私たちは世界中の企業に生成 AI を提供しています」
企業の生成 AI 変革のために構築される NVIDIA AI Enterprise 対応サーバー
NVIDIA AI-ready サーバーは、不正検出、創薬、小売りの商品説明、インテリジェントなバーチャル アシスタント、製造シミュレーションなど、幅広い用途で生成 AI の採用を目指す業界向けに、フルスタックのアクセラレーテッド インフラストラクチャとソフトウェアを提供できるように設計されています。
これらのサーバーには、NVIDIA AI プラットフォームのオペレーティング システムである NVIDIA AI Enterprise が搭載されています。このソフトウェアは、LLM 用の NVIDIA NeMo™(https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/generative-ai/nemo-framework/)、シミュレーション用の NVIDIA Modulus(https://developer.nvidia.com/modulus)、データ サイエンス用の NVIDIA RAPIDS™(https://www.nvidia.com/ja-jp/deep-learning-ai/software/rapids/)、AI 本稼働用の NVIDIA Triton™ Inference Server(https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/products/triton-inference-server/) など、100 を超えるフレームワーク、事前トレーニング済みモデル、ツールキット、ソフトウェアに対して、本番対応のエンタープライズ サポートとセキュリティを提供します。
何十億ものパラメータを持つ複雑な AI ワークロードを処理するために設計された L40S GPU は、第 4 世代の Tensor コアと FP8 Transformer エンジンを搭載し、1.45 ペタフロップス以上のテンソル処理能力と NVIDIA A100 Tensor コア GPU と比較して最大 1.7 倍のトレーニング性能を提供します。
インテリジェントなチャットボット、アシスタント、検索、要約などの生成 AI アプリケーションのために、NVIDIA L40S は、NVIDIA A100 GPU よりも最大 1.2 倍の生成 AI 推論パフォーマンスを可能にします。
また、NVIDIA BlueField DPU を統合することで、仮想化、ネットワーク、ストレージ、セキュリティ、またその他のクラウド ネイティブな AI サービスの膨大な計算負荷を加速、オフロード、分離し、さらなる高速化を推進します。
NVIDIA ConnectX®-7 SmartNIC は、高度なハードウェア オフロードと超低遅延を提供し、データ集約的な生成 AI ワークロード向けにクラス最高のスケーラブルなパフォーマンスを実現します。
企業の生成 AI 導入を加速する幅広いエコシステム
Dell Technologies PowerEdge R760xa、VMware Private AI Foundation with NVIDIA のための HPE ProLiant DL380a Gen11 サーバー、および Lenovo ThinkSystem SR675 V3 を含め、世界の主要なコンピューター メーカーが、NVIDIA AI-ready サーバーを構築しています。
Dell Technologies の 会長兼 CEO、Michael Dell 氏は次のように述べています。「生成 AI はイノベーションの触媒であり、世界の差し迫った課題を解決するのに貢献します。Dell Technologies AI Solutions と NVIDIA AI-ready サーバーは、かつてないレベルの生産性を促進し、各種業界のオペレーションに変革を起こすことで、人類の進歩において重要な役割を果たすでしょう」
HPE の社長兼 CEO、Antonio Neri 氏は次のように述べています。「生成 AI は、チャットボットやデジタル アシスタントの実行から、新しいソリューションの設計や開発の支援まで、企業の生産性に新たなスケールをもたらすでしょう。NVIDIA と緊密に協力し、生成 AI の展開を加速するさまざまな企業向けのチューニングおよび推論ワークロード ソリューションに、NVIDIA の GPU とソフトウェアを採用できることを嬉しく思います」
Lenovo の会長兼 CEO である Yang Yuanqing 氏は次のように述べています。「企業は、インテリジェントな変革を促進するために生成 AI の採用を熱望しています。NVIDIA と VMware との協業により、Lenovo は生成 AI におけるリーダーシップをさらに拡大し、顧客の AI ジャーニーを支援する独自の地位を確固たるものにしています」
提供予定
L40S GPU と BlueField DPU を搭載した NVIDIA AI-ready サーバーは、年末までに提供が開始される予定です。また、今後数か月以内にはクラウド サービス プロバイダーからインスタンスが提供される予定です。
NVIDIA について
1993年の創業以来、NVIDIA(https://www.nvidia.com/ja-jp/) (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が 1999 年に発明した GPU は、PC ゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代の AI の時代に火をつけながら、各種産業のデジタル化を後押ししています。NVIDIA は現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/