JREオペレーションズは、約1,000MWの太陽光、風力、バイオマスの再生エネルギー資産を運営する、国内トップクラスの運営事業者の1つです。Envision Digitalは、自治体のネットゼロ実現を支援するデジタルソリューションをグローバルで展開しており、世界中で550GW以上のエネルギー設備を同社のプラットフォーム上で管理しています。
両社は、再エネ発電所向けの高度なデジタル運用モデルを共同で開発します。Envision Digitalが提供する再エネ向けデジタルソリューション「EnOS™ Bazefield」の高度な機能を最大限に活用して、運用効率の加速・強化を目指します。これにより、JREオペレーションズの再生可能エネルギーポートフォリオからの生産量を効率的に増加させ、2030年までに排出量を46%削減、また2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという日本政府の目標に貢献することが期待できます。
EnOS™ Bazefieldは、高性能である汎用リアルタイムデータエンジンと、発電所データ改善に向けて示唆を含む有用データに変換する可視化・分析ツールを備えた、再エネ向けの高度な運用管理システムです。スケーラブルで堅牢なシステムにより、ユーザー毎にカスタマイズされたダッシュボード上で、すべての再エネ発電所からのデータを一元的に処理し、ポートフォリオ全体に対するアラート、監視、制御を効率的に実施することが可能となります。また同システムは、詳細な稼働率の自動計算、アラームやイベントの統計処理、パワーカーブ分析による低性能状態の検出など、発電所パフォーマンスを最大化するための強力な分析機能をユーザに提供します。
- JREオペレーションズ 代表取締役 金子 泰之氏のコメント:
「国内の固定価格買取制度(FIT)に続く新たな時代に向けて、Envision Digitalとともに歩みを進めていけることを、大変うれしく思います。当社は、この再生可能エネルギー管理プラットフォームを活用して、再生可能エネルギー資産の価値を最大化できると確信しています」
- Envision Digital グローバル・エクゼクティブ・ディレクター Michael Dingのコメント:
「2030年までにエネルギーの36~38%を自然エネルギーで賄うことを目指している日本にとって、当社とJREオペレーションズによる本プロジェクトは、日本が目指すネット・ゼロの実現に貢献し、前進させるものであると考えています」
<別添:署名式の写真>
JREオペレーションズについて
JREオペレーションズは、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(JRE)が開発する再生可能エネルギー発電所の設備管理・運転保守、アセットマネジメント事業資産を行っている日本有数の再生可能エネルギー発電所の運営・管理会社です。約90ヶ所の発電所(JREグループの発電所)の管理・運営から生まれるノウハウやナレッジを蓄積し、今後ますます競争力が求められる事業環境においても、高い品質を維持しながら事業を継続しています。
JREオペレーションズでは、安全を最優先し、地域社会との共存共栄を図っていくことで発電所の安定稼働の実現を目指しています。
詳細については、https://operations.jre.co.jp/english/ をご覧ください。
Envision Digitalについて
Envision Digitalは、CO2フリーエネルギーへのシフトを加速し、すべての人類の生活の質を向上させることを目的とする、企業、行政、都市のための世界有数のネットゼロ技術パートナーです。同社のEnOSTMネットゼロプラットフォームは、2億2000万以上の機器と560ギガワットのエネルギー設備を管理し、高度にカスタマイズ可能なエンドツーエンドのAIOTソリューションを提供しています。再エネ事業者向けには、太陽光・風力発電所の運用効率化と性能改善、蓄電池システムの運転管理、発電量予測など、多様な包括的なソリューションにより、デジタル化の推進、運転高度化を強力に支援します。
英国、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、マレーシア、中国、日本、米国に1000人以上の従業員と14の事務所を持ち、本社はシンガポールにあります。
詳細については、https://envision-digital.com/ をご覧ください。