本コンペティションは、Google Reseachがスポンサーとして2023年4月11日〜2023年6月12日にかけて開催され、画像から3次元マップを構築するためのカメラ位置と姿勢を推定するコンペティションでした。小嵜は個人・複数人からなる全494チーム中、ソロで4位となり金メダルを獲得いたしました。
本コンペティションの結果はこちらよりご確認いただけます。
小嵜コメント
このコンペティションでは、画像のコレクションから3次元モデルを再構成するStructure-from-Motion (SfM) と呼ばれるプロセスを扱います。この SfM は2つの画像のマッチングから多視点三角測定など様々な処理を必要とします。様々な技術を扱うため、どの処理に改善の余地があるのか当たりをつけて改善していく手順が楽しくもあり、同時に非常に大変でもありました。最終的に無駄な計算を行わない効率化が非常に重要であると判断し、入賞というかたちで結果がついてきたことに満足しています。
本コンペティションへの参加を通じて、3次元モデルを扱う技術について大変多くの学びが得られました。最新の論文調査をはじめとして、実際にデータを取り扱うことでデータの品質と精度に与える影響、得意不得意とするデータの傾向まで多くのことを学ぶことができました。
本コンペティションは、2023年6月18日-22日(現地時間)にバンクーバーで開催されたコンピュータービジョン分野の国際会議「CVPR 2023」(※)で行われたワークショップの一つ「Image Matching: Local Features & Beyond」が開催したものです。小嵜は、コンペティションの上位入賞者としてCVPRのワークショップにも登壇し、解法を紹介するプレゼンテーションを行いました。
※「Computer Vision and Pattern Recognition Conference 2023」
小嵜のCVPR登壇情報はこちらをご覧ください。
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Kaggleとは
Kaggleとは、登録者数1300万人(※1)を超える世界最大級のデータ分析プラットフォームです。企業や団体からコンペティション形式で出題された課題に対し、Kagglerと呼ばれるKaggleに登録するユーザーたちが分析モデルの精度を競います。今回、金メダルを獲得した三舩は、Kaggleコンペティション参加者の上位0.2%(※2)にも満たないKaggle Grandmasterの称号を持っています。
※1、2 2023年5月時点。
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世界トップクラスのAIエンジニア・データサイエンティストが在籍する「Rist Kaggle Team」
Ristは2019年より、優秀な成績を持つKagglerを積極的に採用する「Kaggle枠採用」を開始すると同時に、世界トップクラスのAIエンジニア・データサイエンティストで構成される「Rist Kaggle Team」を創設しました。現在、Rist Kaggle TeamにはKaggle Grandmasterが7名、Kaggle Masterが5名在籍しており、高難度なデータ分析・AI技術を用いたソリューション提供・プロダクト開発などに従事しています。
Ristでは、2026年3月末までに「Rist Kaggle Team」を20名に増員することを目標に、今後「Kaggle枠採用」に力を入れてまいります。
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Ristについて
Ristは先端技術を取り入れることで社会や顧客の課題を解決し、価値提供を行います。
人工知能技術Deep Learningなどを用いて、製造業や医療、建設業をはじめとした分野で画像を用いた検査システムである「Deep Inspection」の提供や、テーブルデータの分析を行う「Deep Analytics」などお客様に合わせた幅広いAIシステムをオーダーメイドで開発しています。
AIを用いたシステムの社会実装を加速させるため、2018年12月に京セラコミュニケーションシステムの完全子会社となりました。
– 会社名:株式会社Rist
– 所在地:京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル 7階
– 設立日:2016年8月1日
– 代表取締役社長:藤田 亮
– URL: https://www.rist.co.jp
※記載されている会社名、ロゴ、システム名、商品名、ブランド名などは、各社の商号、登録商標、または商標です。