クラウドアプリケーション向け統合型エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)ソリューション ServiceNow Cloud Observabilityを発表

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※本資料は2023年5月16日(米国時間)付けで、米国ServiceNow, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。

デジタルワークフローのリーディングカンパニーであるServiceNow(NYSE:NOW)は本日、クラウドアプリケーション向け統合型エンドツーエンドのオブザーバビリティソリューションのひとつとなるServiceNow Cloud Observabilityを発表しました。ServiceNowが2021年5月に買収した( https://www.servicenow.com/jp/company/media/press-room/lightstep.html )オブザーバビリティのリーダーであるLightstepの技術を搭載したServiceNow Cloud Observability( https://www.servicenow.com/products/observability.html )は、組織がクラウドおよびクラウドネイティブインフラの規模および複雑性の増大を管理しながらサイロを打破し、企業全体の完全可視化を支援し、それらすべてを統一したソリューションとして提供します。

IDCによると、オブザーバビリティ市場規模は2025年までに90.8億ドルに達すると予測されています*。企業が従来のIT運用からクラウドネイティブインフラへの移行を進める中、開発チームはデジタルビジネスアプリケーションの監視・管理・保守をより効果的に実施することが求められます。従来のレガシーソリューションやポイントソリューションについてはコストが高いほか、問題の一部しか解決できない、ベンダー固有のスキルセットを必要とするなどの問題が挙げられていました。ServiceNow Cloud Observabilityは、クラウドおよびクラウドネイティブアプリケーションの運用監視とオブザーバビリティデータを統合し、ITパフォーマンスに求められる総合的なエンドツーエンドソリューションを提供します。Cloud Observabilityを使用することで、IT部門は問題をより早く特定して解決し、ソフトウェアおよびサービス全体の信頼性とレジリエンスを強化することができます。

Cloud ObservabilityのゼネラルマネージャーでLightstep社の共同創業者であるベン・シゲルマン(Ben Sigelman)は次のように述べています。「多くの組織が従来のインフラやレガシーサービスに依存しているため、これまでの企業環境におけるクラウドやクラウドネイティブアプリケーションの管理は複雑でした。企業は各拠点のアプリケーションのパフォーマンスを改善するために複数のオブザーバビリティツールに投資せざるを得ない一方で、IT部門は問題を解決するためにサイロ化した可視性をナビゲートしなければならず、大きな課題を抱えてきました。ServiceNow Cloud Observabilityはこういった問題を解決します。Now Platformに連携され統一されたスケーラブルなクラウドネイティブのオブザーバビリティソリューションが、デジタルビジネスが最も重要な業務に、オブザーバビリティをシームレスに統合できるよう支援します」

ServiceNow Cloud Observabilityは、重要なテレメトリーデータ(ログ、メトリクス、トレース)をまとめ、顧客企業の担当チームにとってセキュリティ、ワークフロー、コラボレーション、顧客および従業員のエクスペリエンス、そしてROI(投資利益率)の改善に貢献する業界唯一のソリューションです。Now Platform上の既存ソリューションをベースとしたServiceNow Cloud Observabilityは、組織が問題を容易に特定し中断を減らすことで、収益を守り、顧客満足度の向上に寄与します。

ServiceNow Cloud Observabilityには以下の2つの新機能が搭載されています。

  • Cloud‑Native Logging: ServiceNowは2022年にEra Software社を買収( https://www.servicenow.com/company/media/press-room/servicenow-to-acquire-era-software.html )しました。Era Software社のクラウドネイティブなロギング技術を活用し、クラウドネイティブアプリケーション向けに完全統合されたスケーラブルなログ管理機能を導入することで、全てのデジタルユーザーのインタラクションを完全に把握して重要ではないデータは削減し、DevOpsチームの時間短縮ならびにリソース節約に貢献します。

  • Service Graph Connector:OpenTelemetryやKubernetesをはじめとするクラウドフレームワークから、追加ツール不要でServiceNow IT Operations Management(ITOM)に直接データを簡単に取り込むことができ、1つのソリューションからクラウドインサイトおよびITインフラへの連携ができます。同機能は、クラウドアプリケーションのパフォーマンスに関する貴重なインサイトを得るのにかかる時間を短縮し、組織にとってセキュリティを犠牲にすることなく迅速なアクション実施を可能にします。

ServiceNowは2021年にオブザーバビリティのリーダーであるLightstep社を、2022年にEra Software社を買収し、最近ではOpenTelemetryのポータビリティならびにUnified Query Languageといった製品アップデートを通じて、ServiceNow Cloud Observabilityの発表に向けて着実に準備を進めてきました。上記の機能強化はServiceNow Cloud Observabilityの構成要素として企業にとって全体の可視化イメージを完成させます。

提供時期
ServiceNow Cloud Observability( https://www.servicenow.com/products/observability.html )は現在提供を開始しています。

※: IDC TechBrief: IT Observability for Digital Infrastructure Operations, July 2022, Doc#US49358522

以上

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