阪神甲子園球場のスタジアム照明が“日本照明賞”を受賞

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阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:久須勇介)が運営する阪神甲子園球場は、5月19日、「第41回日本照明賞」を受賞しましたのでお知らせします。

日本照明賞は、一般社団法人照明学会が日本の科学、技術、産業、芸術、文化の水準を高め、世界に誇りうる照明にかかわる優れた業績を顕彰するもので、この度の受賞は2022年にLEDにリニューアルした阪神甲子園球場のスタジアム照明について、評価いただいたものです。
 

今回のリニューアルでは、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社の技術により、光色が異なるメタルハライドランプと高圧ナトリウムランプを組み合わせた伝統的な照明手法「カクテル光線」を特注LED照明器具で再現し、ナイターにおける温かみのある情景を踏襲した光環境を実現するとともに、2色の光が混ざった状態で4K・8Kのテレビ放送規格にも対応する高い演色性を有しています。
また、ステージ照明などで用いられる通信規格であるDMXによる制御が可能な調光システムを導入することにより、鉄塔照明での文字・図柄の描写ができるようになり、試合を盛り上げるダイナミックな演出が可能となりました。

■表彰名:第41回(2023年)日本照明賞

■受賞テーマ:
「阪神甲子園球場のスタジアム照明設備-日本のスポーツ文化の「灯」を、次の100年に継承-」

■受賞者
企画・計画チーム:阪神電気鉄道株式会社 パナソニック株式会社
設計・施工チーム:中央電設株式会社、パナソニックEWエンジニアリング株式会社、株式会社ハートス
開発・製造チーム:パナソニック株式会社

■一般社団法人照明学会による選定理由
カクテル光線発祥の球場として、照明光色を特色として打ち出し、球場への愛着とともに光色への愛着を、施設更新時においても継続を熱望するまでに醸成させ、その光色を維持したうえで、多用途な球場に必要な視環境条件を満たす照明施設を最新の技術で実現した。新たな挑戦である照明塔光源による画像表示演出は、その先駆けとなり、今後広く波及することが期待される。球場の歴史と伝統を次の世代に引き継ぐ役割を果たし、日本の照明技術・芸術・文化の水準を高めることに貢献した世界に誇りうる優れた業績である。

【参考】
一般社団法人照明学会 受賞者発表HP
https://www.ieij.or.jp/award/syomeisyo_his.html

導入事例詳細
https://www2.panasonic.biz/jp/solution/outside/works/HanshinKoshienStadium.html

阪神電気鉄道株式会社 http://www.hanshin.co.jp/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/3fc033622c012877debf18fa077c18bb68ffee99.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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