DTSインサイトは、車載ECUソフトウェア開発の品質向上を支援する設計・検証ツール、リプログラミング時のセキュリティ対策(認証/暗号化)に対応したプログラマや、 DMS/SyntheticData提供サービス、HMI製品の開発、CI/CDによる作業の効率化をデモを交えてご紹介します。
■出展イベント概要
-
名 称 :人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA
-
開催日 :2023年05月24日(水)〜 26日(金)
-
時 間 :10:00〜18:00(26日のみ17:00まで)
-
会 場 :パシフィコ横浜
-
ブースNo.:288
-
主 催 :公益社団法人自動車技術会
-
入場料 :無 料
-
参加方法:事前登録制
-
オンライン開催:2023年5月17日(水)~ 6月7日(水)
■出展内容
・フラッシュ・リプログラミング支援のCAN/CAN FDツール
「NETIMPRESS air」はスタンドアロンのCAN-FDプログラマとして、各種CANプロトコル経由でのフラッシュリプログラミング機能を搭載しています。CAN通信バス上に毎回同一の認証データが現れない、不可逆なワンタイム・パスワード認証で利用される「チャレンジ&レスポンス認証」など、特別なセキュリティ対策に対応した認証アルゴリズムをインテグレーションすることが可能で不正なアクセス、なりすましによる改ざんなどの防止対策に有効です。リプログラミングデータ(オブジェクト)の漏洩防止対策として指定のアルゴリズムでの暗号化・複合化機能も実装可能です。
・車載制御ソフトウェア計測システム
EV(モータ/インバータ)やバッテリー(2次電池)の開発は、航続距離延長やバッテリーの充電時間短縮などの要求を満たすために高電圧・高出力化が進められており制御ソフトウェアの検証が重要になります。EVパワートレインでは、高速・高電圧スイッチによる電気的なノイズが周辺環境に誘導する可能性があり、検証作業で正確な計測データを取得することが困難なケースが多々あります。DTSインサイトの車載制御ソフトウェア計測システム『RAMScope-EXG』では、高ノイズ環境下でも高度なソフトウェア制御が必要な電動パワートレイン開発検証向けに、ノイズ除去率を高めた光ファイバー活用の計測システム「光RAMモニタモジュール&プローブ」を製品開発し、近日中の発売を計画しております。ブースでは、実機モータをターゲットとした「光RAMモニタモジュール&プローブ」のリアルタイム実機デモを行います。
・トレーサビリティ管理
品質、信頼性、安全性の高いソフトウェアを効率よく開発するために、トレーサビリティを実現する製品やサービスをご紹介します。ISO26262やAutomotive SPICE等の機能安全規格に対応するための環境整備には、多くの時間と労力を必要とします。トレーサビリティツール「microTRACER」は、短期間でのトレーサビリティによる一貫性の確保を実現します。 SimulinkやEnterprise Architect等のモデルツールとの連携によりこれまで以上に既存リソースを有効活用でき、更に、Redmine等のチケットシステムとの連携により変更管理や課題管理での有効活用が可能となります。
・ソフトウェア性能改善
車載機器やIoT機器などの組込みソフトウェアは、カメラやセンサーなどを搭載しAI処理をエッジデバイスで行うなど高機能化が進んでいます。一方で、高機能を実現する組込みソフトウェアをエッジデバイスのCPUに実装した際、想定通りの性能が出ないといった経験をお持ちではないでしょうか?このような課題に対して、コンパイラ最適化に着目したDTSインサイト独自の性能改善手法を用いたサービスをご提案します。
・システムLSI 設計・開発ソリューションサービス
設計・検証フェーズを中心として構想設計フェーズから評価、量産フェーズまで、様々なフェーズでお役立ていただけるLSI、FPGAの設計・検証サービスをご提供しています。また、半導体不足の影響や、EOLの影響から、デバイスの変更を余儀なくなれるケースが増えています。そのようなお客様向けに組込みソフトウェアマイグレーションサービスをご用意しています。DTSインサイトでは今後さらなる普及が期待され注目度が高まっている、ロイヤリティーフリーでオープンなISA(CPU命令セット)であるRISC-Vについて、ハードウェア、ソフトウェアの両面に早期から取り組んでいます。ブースでは、FPGAに実装したRISC-Vが動作する様子を実機デモでご紹介いたします。
・利用時品質の高い体験価値を提供するHMI製品開発デモ展示
デザイン思考によるアプローチによって利用時品質の高い体験価値を提供するHMI製品開発デモ展示」人間中心設計とソフトウェアの技術によって、体験価値の高いHMIソフトウェア開発に取り組んでいます。今回のデモ展示では、「IoT時代におけるスマホ認証の更なる活用」という仮説の下、HCDプロセスの実施により、ユーザーニーズを考慮したHMI設計を行いました。ドライバーにとって直感的かつ安全な操作を実現することを目指しています。さらに、最新のテクノロジーを活用して快適で充実したドライビング体験を提供することを追求しています。sdtechとDTSインサイトは、発想から製品化までモノ・コト作りを強力にサポートします。私たちの人間中心設計と体験価値の観点から開発されたHMI製品をご覧ください。
・DMSソリューションとSyntheticData提供サービス
ドライバーモニタリングシステム(DMS)とAIモデル精度向上のための学習合成データ(SyntheticData)提供サービスをご紹介いたします。SyntheticData提供サービスは、お客様のご要望に応じた撮像画角で様々なドライバーデータを生成し、AI学習と検証の効率化および学習データの著作権対応をご支援いたします。また、今回、世界的なAIコンペティションで数々の実績を有するサイバーコア社のAIアルゴリズムを利用したDMSデモを展示します。
・CI/CD基盤とDTSインサイト製デバッガ製品連携による作業効率化
プロジェクト運営において、このような課題をお持ちではありませんか?
・属人性・ヒューマンエラーによる品質の低下
・手戻り工数・ノウハウ化による工数増大
・リリース/納期遅れ
CI/CDの導入は、これらの課題を解決し、品質向上、生産性向上、開発速度向上を実現します。本デモでは、CI/CDとデバッガ製品連携による作業効率化の事例を紹介いたします。DTSインサイトのCI/CDソリューションは、CI/CDの導入だけでなく、デバッガ製品連携による作業効率向上まで実現いたします。
<株式会社DTSインサイトの概要>
DTSインサイトは、車載分野・組込み分野のシステム開発支援プロダクト、ハードウェア・ファームウェア・ソフトウエア開発、医療分野における計測制御システム開発、各分野における受託開発、またこれらの知見とOSポーティングやドライバ・ミドルウェア開発に加え、ハードウェア開発までトータルで対応できるシステムLSI設計ソリューションサービスなどにより、お客様のビジネスをサポートする各事業を提供しております。
本社所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-30-3 新宿MIDWESTビル
Our insight, your value
<株式会社DTSの概要>
DTSは、総合力を備えたシステムインテグレーター(SIer)として、金融業、産業・公共、通信業向けサービスを柱に、コンサルティングからシステム設計・開発、基盤構築・運用までをワンストップで提供します。
また、DTSグループは、システムに関わるさまざまな専門性を活かした付加価値の高いサービスを提供します。
本社所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-23-1 エンパイヤビル
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社DTSインサイト 企画統括部 広報企画担当
TEL:03-6756-9415 E-mail:plan@dts-insight.co.jp