この度の資金調達ではWEFが開発する市民参加型インフラデータ収集アプリ、「TEKKON」により収集されたインフラデータを活用する、新たなインフラマネジメントサービスを提供するための新会社をインフロニアが設立します。新会社では、インフロニア傘下の前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「前田建設」)が有し、「空想を現実に」する非公式部署「ファンタジー営業部」とのコラボレーションを行います。このコラボレーションを通して、Web3.0の社会実装と日本における人口減少問題を見据えた、未来の市民参画を試行するインフラマネジメントシステムに挑戦します。
「TEKKON」は、市民参加型でインフラデータを収集し、インフラマネジメントを通した社会貢献を実現するWeb3.0対応ゲームアプリです。TEKKONは、スマートフォンやタブレット端末等からアプリを通じて撮影・投稿したマンホール等のインフラ画像と、当該インフラの位置情報データを収集します。ゲーム感覚で楽しみながらインフラマネジメントに貢献できる点に加え、対価としてWEFが独自に発行するトークンであるWECが付与される仕組みを持ち、市民に対して気軽にインフラ・社会への貢献に参画するためのインセンティブを提供します。
一方、「ファンタジー営業部」は、アニメやゲームなどの空想世界の構造物を実現すべき目標として、それに立ちはだかる課題と解決策を物語形式で、市民に分かりやすく伝える連載形式のWebコンテンツであり、建設業やインフラマネジメントに関わりの少ない方に対しても、インフラ、インフラサービスの魅力を発信しています。
インフロニアでは、「TEKKON」への出資を行い、新たなインフラサービスの検討・構築に向け、自社がコンセッションや包括管理の事業により維持管理・運営しているインフラのデータ収集等に「TEKKON」を活用します。
今回、Web3.0に対応し市民参加型でインフラデータ収集を行う「TEKKON」と、多くの人にインフラ・インフラサービスの魅力を伝える発信力を持った「ファンタジー営業部」がコラボレーションすることで、市民がインフラマネジメント全体に興味を持ちながら参画していくためのソリューションを実現、共創していきます。
5月中旬にはWEFの創業者であり、これまで日本と米国で複数のハイテクベンチャー企業を創業からEXITまで牽引した連続起業家の加藤崇が、WEFのCEO(代表取締役)へ就任し、またインフロニア代表取締役の岐部一誠氏がWEFの取締役へ就任致します。
加藤はこの度のCEO就任を経て、「TEKKON」の運営・事業推進に全精力を傾け取り組んでいく予定です。
■TEKKONについて
「TEKKON」は、インフラ老朽化の課題に対し、市民が力を合わせて撮影・投稿、レビューし合うことで、インフラの安全確保を目的とする新・社会貢献型位置情報ゲームです。TEKKONは、マンホールや電柱などのインフラを写真で撮影・投稿することで、その対価としてWEFが発行する独自トークンWECが付与される仕組みを提供し、市民のインフラマネジメント・社会貢献への参画を後押しします。
アプリ名:「TEKKON」
利用料金:無料
ダウンロード方法:
iOSアプリ版:App Store(iPhone)配信
Androidアプリ版:GooglePlay配信
対象機種:iOSアプリ版:iPhone(iPhone6s 以降 OS ver.15)
Androidアプリ版:Android(Android 以降 OS ver.7)
サービス一般開始日:2022年10月17日(月)
URL:https://lp.tekkon.com/
■WEF創業者:加藤崇 について
「テクノロジーで社会益を」をモットーとする、日本出身の連続起業家。現在、米国カリフォルニア州シリコンバレー在住。東京三菱銀行や企業再生の経験を経て、2012年、ヒト型ロボットベンチャーSCHAFTを共同創業。 2013年11月に同社を米国Google本社に売却し、世界の注目を集める。 2015年6月には、人工知能により水道配管の更新投資を最適化するソフトウェア開発会社Fractaを米国シリコンバレーで創業し、2018年5月に株式の過半数を栗田工業株式会社に売却。 2021年12月まで同社CEOを務め、現在同社会長。 2017年に自身が考案したブロックチェーン上の仕組みを実装することを目的として、2020年にシンガポールでNPO法人Whole Earth Foundation(WEF)を創業。
2023年5月、WEF創業者としてCEOへ就任し、「TEKKON」の運営に全精力を傾ける。
■ファンタジー営業部について
「ファンタジー営業部」は、アニメ、マンガ、ゲームといった空想世界に存在する、特徴ある建造物を前田建設が本当に受注し、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるか、について工期、工費を含めて連載形式で公開するコンテンツであり、2003年2月に最初の連載を開始しました。前田建設の事業活動を推進するにあたって、お客さまやエンドユーザー、地域社会の方たちも含めすべてから信頼を得るために重要なもののひとつに透明性があります。この「ファンタジー営業部」も、建設業に全く興味のない方々に楽しくかつわかりやすく建設会社の仕事をわかっていただきたいという想いから始まった「透明性向上プロジェクト」です。2020年1月31日には、「マジンガーZの格納庫」の建設設計に挑んだ実話を元に製作された映画が公開されました。2021年10月のインフロニア設立後は、前田建設のみならず、インフロニアグループ全体でインフラ、インフラサービスの魅力発信を行っています。
映画『前田建設ファンタジー営業部』公式サイト:https://maeda-f-movie.com/
前田建設ファンタジー営業部:https://www.maeda.co.jp/fantasy/