ジャスミー、第二鍵を利用したセキュリティに関する新技術特許を取得

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IoT向けのプラットフォームおよびソリューションを提供するジャスミー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:佐藤一雅 以下:ジャスミー)は、本年3月1日に第二鍵を利用したセキュリティに関する新たな技術特許を取得致しましたので、お知らせいたします。
今回の新技術は、当社が提供するブロックチェーンサービスと連携させることで、強固なセキュリティソリューションが実現することになります。当社の提供するPCおよびIoT機器製品への実装を拡張し、さらなる安全安心なプラットフォームとサービスの提供を行ってまいります。

特許番号 :[7250288]

発明の名称:[端末装置、情報処理システム及びプログラム]

登録日   :令和5年3月1日

発明者   :[佐藤一雅、森田直、萩原崇]

■開発背景

従来は、一部の個人情報を含む端末のログ情報が、強固な暗号化処理を行わずに保存されることがありました。しかしながら、現在のIoTの普及により、このログ情報の重要性が高まっています。そこで、当社では、端末のログ情報をブロックチェーン上に記録するとともに、新たな鍵生成方式を発明して、ログ情報のセキュアな保管方法を開発することに取り組みました。

■新技術詳細

本技術を用いたプログラム及び同プログラムをインストールした端末装置では、第一鍵と複数の指定されたソフトウェアから作成される情報を用いて、複数の第二鍵を作成し、第二鍵にそれらの作業内容を含むログが記録された場合は、当該第一鍵又は第二鍵を用いて暗号化したログをブロックチェーンに記録することが可能となります(図1参照)。

 【図1】

また、第一鍵とユーザの情報又は端末の情報を用いて第二鍵を作成し、端末装置での作業内容を示すログを、第二鍵を用いて暗号化してブロックチェーンに記録することも可能となります(図2参照)。

【図2】

なお、管理者側より所定の秘密鍵を用いて暗号化した情報がブロックチェーンに書き込まれた場合は、所定の公開鍵と第一鍵又は第二鍵を受け取り、当該情報を復号化することを想定しています。

本技術は、サーバーからユーザ端末を認証する従来の仕組みに加えて、ユーザ端末側からサーバー認証への応用も可能な方式であり、ブロックチェーンのみならず、汎用的に幅広い分野での利用が期待されます。

今後、当社の提供するPCおよびIoT機器製品への実装を拡張し、さらなる安全安心なプラットフォームとサービスの提供を行っていきます。

<当社製品での活用イメージ>

・ Jasmy Secure PC(*)における機器操作記録の処理

・ 生体認証を含めたユーザ認証時の秘匿情報や認証ログの処理

・ IoT機器におけるログ情報の管理

・ ウォレットアプリ等のアプリにおいて、重要情報の編集及び受け渡しにおけるログ管理

(*)Jasmy Secure PCはテレワークやモバイルワークにおいて、安全で、快適な作業環境を独自のブロックチェーン技術で実現するパソコン向けソフトウェア

■ブロックチェーンとは

取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術とされています。取引履歴がつながっていることによって、ある取引について改ざんを行うためには、それより新しい取引についてすべて改ざんしていく必要がある仕組みとなっているため、データの破壊・改ざんが極めて困難であるとされています。また、ブロックチェーンによって保存された取引履歴は、複数のシステムがそれぞれの情報を保有し、常に同期する「分散型台帳システム」で管理されているため、従来の集中管理型システムと異なり、一部のシステムに不具合が生じても、システム全体に与える影響を抑えることができます。

■ジャスミー株式会社について

ジャスミー株式会社はIoTのプラットフォームを開発・提供する会社です。あらゆるモノがネットにつながる時、人々の生活に密着する「衣・食・住・動」が大きく変わります。誰もが簡単に安全にそして安心してモノを使うことが出来る仕組み(プラットフォーム)をつくり提供する、これがジャスミーの使命です。いま、私達の生活から生み出される大事なデータは限られた企業に占有されがちです。ジャスミープラットフォームは、本来の持ち主にデータの主権を取り戻し、個々のデータを安全安心に利用いただくことを目的のひとつとしています。その為、ジャスミーはIoTにブロックチェーン技術を融合させ、今までにない発想のもと業界・業種の垣根を越えて幅広く利用いただけるプラットフォームを準備して参ります。

ジャスミーのチームはエレクトロニクス、メカ、通信、デバイス、システムインテグレーター、デザイナー等、多種多様で豊かな経験を持つメンバーで構成され、世界中のお客様それぞれに最適なIoT プラットフォームを提供していきます。

・記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

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