ChatGPTなどの大規模言語モデル（LLM）のチーム利用を促進するオールインワンAIアプリケーション「Merge」の無料β版を本日5月1日20時より提供開始

◆β版の特徴（本日リリース）

・チャットのチーム内共有機能

作成したチャットの中で、特に役立つプロンプトや重要なレスポンスがある場合、シェア機能を利用することで当該チャットをチームメンバーも閲覧可能になります。また、シェアされたチャットはクローン機能で簡単に複製でき、続きから編集することができます。 例えば、優れたメールの返信内容を考えてくれるプロンプトをチームメンバーで共有することで、チーム全体のメール作成に費やす時間を削減し、業務効率化を図ることができます。

・チャットのフォルダ管理と検索機能

日々生成されるチャットはプライベートなものとチームに共有したものを分けてフォルダ整理でき、タイトルによるチャット検索機能もあるためもうチャット管理に困ることはありません。β版リリース後には、フォルダ作成機能やチャット内容による検索機能が追加され、より柔軟にチャット管理できるようになります。 プライベートなチャットとシェアされたチャットのフォルダ分けができるため、チャットの管理が簡単になり、過去のチャットへのアクセスも効率的になります。

・チャット内容の機密管理

従業員の時間とトークンを消費して生成されるレスポンスは法人の資産です。チャット内容は暗号化された状態で自社専用のサーバー内に安全に保管されます。 生成されたチャットの内容を他者に見られることなく安全に保管することができることにより、社外秘の内容を含むチャットも安心して行うことができます。

◆今後追加予定の機能

・あらゆるAIをひとつのアプリケーションで使用可能

ChatGPTをはじめとするLLMから Stable Diffusionなどの画像生成AIまであらゆるAIを一つのインターフェイスに統合可能です。 これにより扱いの難しい画像生成プロンプトをChatGPTなどの大規模言語モデルを介して行うことができるため、画像生成系AIの学習コストを大幅に削減でき、効率的に画像生成を行えるようになります。

・リアルタイム情報を用いたチャットの実現

ChatGPTは2021年9月以前のデータを用いて構築されているため、それ以降の出来事に関する回答を作成することはできません。Mergeでは、LangChainというLLMを用いたアプリケーション作成のためのライブラリを用いることで、ChatGPTがリアルタイム情報にアクセスすることができるようになります。

・自社データのChatGPTへの安全な組み込み

メールやSlackなどのコミュニケーションツールからGoogleドライブなどのクラウド上にあるファイルまで、あらゆる自社データにChatGPTがアクセスすることができます。 例えば、自社の顧客情報や売上データをChatGPTに組み込むことで、自社データを踏まえた顧客サポートやマーケティングに関するチャットを行うことが可能になります。

・各種AIツールの使用量を従業員ごとに一括管理

Mergeを利用することで、OpenAIのAPIキーを個別に発行することなくChatGPTを利用することができます。各ユーザーのトークン使用量をデータベース上で管理しているため、いつでもトークン使用量を把握・管理が可能です。

◆OpenAI社について

OpenAI社はAIの研究および展開を行う会社です。OpenAI社の使命は、人類全体に利益をもたらす安全で強力なAIを作成することです。また、OpenAI社は、AIが人間を超える可能性があるとして、AIの安全性や倫理的問題にも取り組んでいます。具体的には、AIが人間の価値観に反する行動を取らないようにするための技術やルールの開発に取り組んでいます。

◆インターセクト株式会社について

インターセクト株式会社は、世界中の人々とディープテック技術を繋ぐことをミッションとして掲げ、全ての個人や事業者がディープテックを活用できる未来をビジョンに据えています。私たちのコアバリューは、新しい技術への挑戦を恐れず、プロダクトに全力で向き合い、ユーザー体験の向上を徹底的に追求するという姿勢です。私たちは、革新的な技術を創出し、幅広い業界での活用を促進することで、社会全体の発展に貢献する企業を目指しています。

【会社概要】

 社名：インターセクト株式会社

 所在地：東京都渋谷区神宮前6-25-8 神宮前コーポラス402

設立：2023年4月

事業内容：チーム向けオールインワンAIツール「Merge」の企画・開発・運営