ケーブルルート調査は、海洋調査とともに、このプロジェクトの重要な構成要素であり、本調査の結果は、安全性、信頼性、文化・環境要因、経済性の観点から、FNF事業の最適ルートを決定するために使用されます。また、ケーブルルート調査は海底ケーブルシステムの設計と構築のパートナーとして選ばれているAlcatel Submarine Networks(以下:ASN)の協力を得て実施され、ASNの北極圏における豊富な知見は、本プロジェクトの実現において重要な役割を果たします。ケーブルルート調査は2023年に完了する見通しで、同じく2023年中に開始される予定の海洋調査においても活用されるものです。
プロジェクトに対する関心の高まり
FNFに共に出資するCinia Ltd.のCEOであるAri-Jussi Knaapilaは、
「FNF事業に対して、顧客や投資家、ケーブルルート沿いの州やコミュニティなど、主要なステークホルダーから常に高い関心が寄せられていることを大変嬉しく思っています。ケーブルルートの調査は、具体的でエキサイティングな前進であり、市場からの反応について楽しみにしています」と述べています。
ASNのChief Sales & Marketing OfficerであるPaul Gablaは、
「ASNは、FNF事業の実現に向けた第一歩を踏み出すことができ、大変嬉しく思っています。北極圏における当社の専門知識は、北米を経由して欧州とアジアを結び、この地域の経済成長を促進するこの野心的なプロジェクトの成功に大きな価値をもたらすでしょう」と述べています。
【Far North Fiber Inc.について】
Far North Fiber, Inc.は、北極海を経由してアジアと欧州を結ぶ海底ケーブルシステムの開発のために設立された会社です。Far North Fiber, Inc.の出資者は、フィンランドのCinia Ltd、アラスカのFar North Digital , LLC、日本のアルテリア・ネットワークス株式会社です。Far North Fiberは、日本、北米、アイルランド、北欧を直接結ぶ、より高速で安全なルートの実現を目指し、海底ケーブルシステムを推進していきます。
https://www.farnorthfiber.com/
【Alcatel Submarine Networks(ASN)について】
FNF事業における海底ケーブルシステムの設計と構築のパートナーであり、フィンランドの通信機器ベンダーであるノキアが全額出資しております。ASNは、海底ケーブルシステムの開発、設計、製造において165年以上の経験を持ち、世界中で70万kmを超える光ファイバー海底ケーブルの敷設の実績があり、また北極圏での海底ケーブル敷設において最も経験豊富なサプライヤーでもあります。ASNは、海底通信ケーブルに関する製造・敷設等の全要素を提供するとともに、同社にて所有するケーブル船による海上作業や保守作業も行っています。
https://web.asn.com/en
【アルテリア・ネットワークスについて】
アルテリア・ネットワークス株式会社は、1997年の創業以来、自社保有の光ファイバーによる大容量のバックボーンとアクセスラインを活用し、法人向けに、お客様のニーズに合わせてオーダーメイドのネットワーク環境を構築するネットワークサービスと、専有型による安定的な高速通信を提供するインターネットサービス、マンション向けに国内シェアNo.1*1のマンションインターネットサービスを展開しています。これらのサービスを基盤にし、新たな価値を創出するDXサービスを拡充してまいります。
「日経コンピュータ 2022年9月1日号 顧客満足度調査 2022-2023」では「ネットワークサービス部門」において1位を受賞しました。
つながる地球に、新しい鼓動を。
持続可能な世界の実現に貢献するため、独自に築き、磨き上げてきたネットワークにより、世界に新たな鼓動を伝えていきます。
*1 株式会社MM総研「全戸一括型マンションISPシェア調査(2022年3月末)」
<アルテリア・ネットワークス株式会社 会社概要>
代表者 代表取締役社長CEO 株本 幸二
所在地 東京都港区新橋六丁目9番8号 住友不動産新橋ビル
創業 1997年11月4日
URL https://www.arteria-net.com/
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