山形県(山形県知事:吉村美栄子、以下山形県)、東日本電信電話株式会社山形支店(支店長:渡会俊輔、以下 NTT 東日本)及び株式会社NTTアグリテクノロジー(代表取締役社長:酒井大雅、以下NTTアグリテクノロジー)は、2024年4月に新たに開学する予定の東北農林専門職大学(仮称)を核とした農林業の人材育成及び研究開発を行うため、2023年3月27日に連携協定を締結します。
1.背景
農林業分野において、デジタル技術を活用した生産性向上や新たな価値の創出が課題となる中で、三者が連携して、東北農林専門職大学(仮称)において、LPWA*を活用した農林業の人材育成・研究開発に取り組むこととしたものです。
*低電力で長距離通信できる無線通信技術の総称(Low Power Wide Area)
農林業分野において、デジタル技術を活用した生産性向上や新たな価値の創出が課題となる中で、三者が連携して、東北農林専門職大学(仮称)において、LPWA*を活用した農林業の人材育成・研究開発に取り組むこととしたものです。
*低電力で長距離通信できる無線通信技術の総称(Low Power Wide Area)
2.連携協定の概要
(1) 協定の目的
東北農林専門職大学(仮称)を核とした農林業の人材育成及び研究開発等を推進するためにデジタル技術等を
活用し、「東北創生」の実現に寄与することを目的とします。
(2) 連携事項
① 農林業の高度で実践的な人材を育成するための教育に関すること。
② 東北地域の農林業の課題解決・価値創造に貢献する研究開発に関すること。
3.具体的な取り組み及び各者の役割
現在の山形県立農林大学校キャンパスをモデルエリアとして、さくらんぼ園地2か所においてLPWAを活用した気温モニタリング及びデータに基づく凍霜被害に関する調査を実施します。
<役割>
・山形県:放射冷却時の気温分布と花芽の凍霜被害程度の調査
・NTT東日本:通信環境の設計・運用とネットワークの利活用方法の検討及び実施
・NTTアグリテクノロジー:農林業の人材育成におけるデータ利活用方法の検討
4.今後の展開
大学開学後は、新校舎屋上にLPWA受信機を設置し、さくらんぼ圃地の気温モニタリングに限らず、LPWAの利用用途の拡大をさらに推進し、野菜花卉ハウスや水稲栽培、鳥獣害等の管理作業の省力化に務めるとともに、蓄積したデータを利活用し、学生教育における習熟度向上に資する取り組みを実施していきます。
<本協定と今後のイメージ>