- 音声感情認識機能
音声感情認識機能は、発話音声の音声特徴と、音声認識器により得られる単語と単語信頼度を入力として、DNN(Deep Neural Network)を用いて発話音声の感情を推定する、音声感情認識アルゴリズムです。
具体的には、納得していない、不満を感じている、乗り気ではない、迷っている、相手の過失や失礼な態度を責めているような話し方の場合にネガティブと判定され、また、喜んでいる、感謝しているような話し方の場合に、ポジティブと判定されます。判定結果は、録音された会議ごとに、MiiTel for Zoomの解析画面にオレンジとブルーのグラデーションで帯として示されます。今後、感情に応じて自動応対メモを付与し、効率的に特定できるようにする機能の搭載も計画中です。
- 要注意商談通知機能
MiiTel for Zoomで録画した会議履歴のうち、特定の条件を満たすものに対して自動的に応対メモ*を付与する機能です。自動的に応対メモを付与する条件は以下の6種類です。数値はデフォルト値であり、管理者が編集することが可能です。これにより、オンライン商談の内容や質に問題がありそうな録画、文字起こしデータを効率的に特定できるようになります。また、特定された商談が発生するとSlackで通知する機能を設定することもでき、指定した条件を満たす会議履歴が保存された際、すぐに内容を確認することができるようになります。
自動的に応対メモを付与する条件(数値はデフォルト値で管理者により編集可能)
①ネガティブキーワード多い:「ネガティブ」なキーワードいずれかが 5 回以上出現
②喋りすぎ:ユーザーが 90 % 以上話している
③長い会議:会議時間が 90 分を超えている
④予定より短い会議: 60 分以上の予定だった会議が 15 から 30 分で終了
⑤抑揚が平坦 :ユーザーの抑揚が 20 以下
⑥早口 :ユーザーの話速が 10 文字 / 秒以上
*応対メモ
録画された会議履歴に「受注商談」「失注商談」「クレーム対応」など履歴を分析や分類するタグを付けられる、MiiTel for Zoomの管理機能
同時に、会議ダッシュボードの集計タブもリリースしました。これにより、MiiTel for Zoomの各ユーザーがホスト、または、ゲストとして参加したオンライン会議数とスコアを一目で確認できるようになります。集計結果は CSV 形式に出力することも可能です。
- リリースの背景
レブコムでは2022年7月に「MiiTel for Zoom」をリリース以降、オンライン商談における利用者の利便性を高め、生産性向上に貢献するためにはどのような機能が必要かを日々検討しています。その中で「MiiTel for Zoomで商談が可視化できるようになったが、録画数が多すぎて確認しきれない」「クレーム予備軍や、商談品質に課題がありそうな『要注意商談』には、いち早く気づきたい」というフィードバックがお客様から寄せられました。これらを踏まえ、音声感情認識機能ならびに管理者が確認すべき要注意商談を自動的に検出し、通知する機能を提供することとなりました。音声感情認識機能により、クレームが発生している可能性などに気づくことができるようになります。また、要注意商談通知機能により、膨大な録画データの中から、確認すべき、注意すべき商談に気づき、対応することができるようになりました。
レブコムは今後も「コミュニケーションを再発明し人が人を想う社会を創る」というミッションのもと「MiiTel」や「MiiTel for Zoom」の提供価値向上に努め、企業の生産性向上に貢献してまいります。
- MiiTel for Zoomとは
AI搭載オンライン商談解析ツール「MiiTel for Zoom」は、Zoomでの商談にAIによる文字起こしとトーク分析機能を付加することにより、Zoom商談の可視化、社内共有を可能とし、営業の生産性向上を実現する「MiiTel」ブランドの新しいサービスです。議事録作成業務の自動化やオンライン商談分析共有により業務効率向上、セルフコーチングの推進に活用でき、Salesforceなどの顧客管理システムとの連携により顧客とのZoom商談を一元管理することができます。
公式サイト https://miitel.revcomm.co.jp/jp/forzoom
資料請求 https://miitel.revcomm.co.jp/document-request-zoom
- 株式会社RevComm 会社概要
「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という理念のもと、音声技術とAIにより、コミュニケーション課題を解決する企業です。
音声解析AI電話「MiiTel」は、インサイドセールス市場を中心に、営業やコールセンター業務におけるトークの可視化とセルフコーチング、テレワーク体制構築にご活用いただいています。また、オンライン商談ツール「MiiTel for Zoom」は、複数人でのオンライン商談の解析や振り返りが可能となり、営業の成約率を飛躍させます。
これまで、Google for Startups Acceleratorの採択をはじめ、B-Dash CampやTechCrunchによる様々な大会で優勝、入賞しているほか、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング TOP20」、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」にも選出されています。
・企業名 :株式会社RevComm
・所在地 : 150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
・代表者 : 會田 武史
・事業内容 :AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発
・企業サイト:https://www.revcomm.co.jp/
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です