IC用動画を用いた泌尿器科外来の効率化。Contrea株式会社が新コンテンツのリリースを発表

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医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS(メディオス) 』を提供するContrea(コントレア)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川端一広)は、新たな疾患領域の展開として泌尿器向けのインフォームド・コンセント動画をリリースしたことをお知らせいたします。
 説明の効率化と患者エンゲージメント向上の両立を支援するシステムとして、 医療現場のDXに貢献して参ります。
  • 泌尿器科向けサービスリリースの概要

・提供内容:眼科向け動画コンテンツおよびMediOSシステム
・提供開始日:2023年2月28日(火)〜
・サービス概要・申込URL:https://www.contrea.jp/information-materials

 

  • コンテンツ内容のご紹介

 泌尿器科向けの動画コンテンツとして前立腺癌(生検、ロボット手術)、尿路結石(TUL)、前立腺肥大症(TUR-P、HoLEP)、膀胱癌(TUR-BT)、腎癌(ロボット手術)など、5疾患 8術式 25本のアニメーション動画を制作しました。
 本リリースではその中の一部である『尿路結石』を参考動画として公開します。

 

 

  • 泌尿器科を取り巻く背景と課題

 泌尿器科は数ある診療科のなかでも患者数が多い診療科の一つで、実際に腎尿路生殖器系の患者総数は日本全国で400万人(*1)と推定されています。  ある大病院では泌尿器科だけで手術件数が年間約2000件、外来患者数が27,000人となっており、多くの手術をこなしながら、外来業務も行わなければならない状況です。(*2) 

 患者さんの数が多いだけでなく、扱う疾患が機能性疾患から感染症、悪性疾患まで多岐にわたります。その中でも悪性疾患ではステージや年齢、合併症のリスクなどを考慮し、手術療法や放射線療法、化学療法、緩和ケアまで、内科・外科の区分なく患者さんをトータルで診ることが求められ、手術以外にも診療の幅が非常に広いことが泌尿器科の特徴です。

 幅広い疾患群をトータルで診ることが求められる泌尿器科医にとって、手術の前に患者さんに病状や手術方法、合併症など治療に関連する説明を行い、同意を得るプロセス「インフォームド・コンセント」が業務負担の一つになっています。大病院では年間で約2,000時間がインフォームド・コンセントに費やされており、日々の診察や手術業務を圧迫しています。(*3)
 泌尿器科のインフォームド・コンセントでは尿路結石、前立腺がんといった疾患の概要や手術にともなう合併症など多くが定型的な内容の説明です。それだけでなく、健康診断で要検査になり、背景を理解しないまま受診を勧められて病院を訪れる患者さんもおり、検査説明などに多くの時間が取られています。そのため医師は一日の外来業務のなかで多くの患者さんに対して、同じ内容を繰り返し説明する必要があり、それもまた医師が説明を負担に感じる一因となっています。

 一方でインフォームド・コンセントは医師・患者関係において欠かすことのできない大切なプロセスです。機能性疾患では患者さんの希望により手術を決定することが多いため、まずは疾患や手術についての理解度を高めてもらうことが必要となります。また、悪性疾患の患者さんには侵襲度がそれぞれ違う治療法の中から「なぜその治療法が適応になるのか」について納得し、同意を得たうえで、治療を進める必要があります。

 医療業界では2024年4月に医師の働き方改革に関する法律が適用される予定となっており、医療現場の効率化が急務の課題となっています。

 多忙な医師の説明負担を軽減し、患者さんが納得して治療を受けられるよう支援するシステムが『MediOS』です。

  • 医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS』とは

MediOSとは定型的な説明内容を分かりやすいアニメーション動画で提供するサービスです。MediOSを用いて、繰り返しの定型的な説明を動画で再現しあらかじめ患者さんに見てもらうことで、医師は限られた診察時間を患者さんごとの個別説明に充てることができます。医師は患者さんとの対話や個別性に即した説明、意思決定の支援などに注力することができ、業務効率のみならず患者さんの満足度や治療に対する納得度も向上することが期待できます。

加えて、MediOSは患者さんの理解度確認や質問事項を事前に収集するクラークとしての役割を担うこともできます。動画の準備・管理、患者さんへの共有、視聴のトラッキングまで​MediOS一つで運用可能な点が特徴です。

泌尿器科における定型的な説明を効率化することで、医師は治療選択のサポートや、ハイリスクな症例への事前準備など本質的な業務に集中することができ、手術の安全性向上、日々の診療の効率化にも繋がります。
 

 

 

  •   MediOSの効果

 弊社では泌尿器科のコンテンツに先立って麻酔科のコンテンツをリリースしております。 年間4,000件の手術を行っているある病院では、MediOSを導入したことにより、患者さん1人当たりの麻酔科の説明時間を30分から10分に短縮することができました。年間に換算すると1333時間もの説明時間削減に相当します。(*4)
 

 また、患者さんへの動画視聴後の理解度調査は5段階中、平均4.8と高い値となっています。高齢者が多い医療現場でも動画による説明は受け入れられており、これからのスタンダードになることが期待できます。(*5)
医療現場の業務効率化を図るだけではなく、患者さんがあらかじめ自身の疾患や治療方針について知識を得たうえで、医師との対面の診察に臨むことにより、より本質的な『対話』に注力することができることがMediOS導入の最大のメリットです。
 

  • 監修医師からのコメント

東京慈恵会医科大学附属柏病院 泌尿器科 診療部長・准教授 三木 淳 先生

 この度、Contreaさんと泌尿器科コンテンツの制作・TUR-BTの監修を行いました。泌尿器科は外来患者・手術数ともに多く、手術適応の患者さんへの説明負担がかなり大きい状況です。加えて患者さんはなかなか泌尿器科手術へのイメージがわかず、外来のたった一度きり、口頭のみの説明では理解が困難な場合もあります。
 今回の動画コンテンツでは、病態・手術方法・合併症についてアニメーションでわかりやすく表現しました。動画説明コンテンツを用いることで、泌尿器科医の働き方改革が進み、患者さんも安心できる医療が提供できることと思います。また、外来説明に同席できない遠方のご家族にも共有できることはコロナ禍において大きな利点と感じています。
 Contreaさんのサービスが多くの医療機関に普及することを期待しています。

がん研究会有明病院 泌尿器科 医長 駒井 好信 先生

 前立腺癌・腎癌のコンテンツ監修を行いました。泌尿器科の手術は解剖構造や合併症を患者さんに理解してもらうのが難しく、手間や時間がかかることがありましたが、MediOSのアニメーションを用いることで患者さんによく理解してもらえると思います。
 また動画内容は汎用性の高いものとなっており、多くの施設で利用可能なものになっております。
医師の働き方改革と患者さん中心の医療を提供するにはうってつけのツールだと思います。今後多くの施設にMediOSが広がっていくことを期待しています。

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「MediOSの詳細が知りたい」「実際の画面を確認したい」「動画を視聴したい」「自身の医療機関で使えるか試したい」「作成希望のコンテンツや疾患、治療がある」「MediOSに自院で使用している動画を入れたい」などございましたらお気軽にお問合せください。
 

  • 会社概要

「医療に関わる全ての人に安心を」をミッションに掲げ、医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS』の開発・販売を行っております。
会社名:Contrea株式会社
代表者:代表取締役CEO 川端一広
所在地:151-0053 東京都渋谷区代々木1-30-14 代々木ANNEX 014
設立:2020年1月23日
事業内容:医療者と患者さんを繋ぐプラットフォーム『MediOS』の開発・運営
会社HP:https://www.contrea.jp/
 

  • このプレスリリースに関するお問合せ先

お問い合わせフォーム:https://www.contrea.jp/contact

(出典)
*1:厚生労働省 令和2年(2020)患者調査の概況
*2:東京大学医学部附属病院 令和元年(2019) 泌尿器科概要
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/hinyouki/jisseki/
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/hinyouki/#:~:text=%E5%85%A5%E9%99%A2%E3%81%AF%E5%B9%B4%E9%96%93%E7%B4%841%2C100,%E4%BB%B6%E3%81%A7%E3%81%99%EF%BC%882019%E5%B9%B4%EF%BC%89%E3%80%82
*3:Contrea株式会社が算定
*4:Contrea株式会社が算定
*5:Contrea株式会社が算定

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