認知症リスクを可視化するコグスマート 中東市場を開拓へ 1月30日からドバイのヘルスケア見本市 Arab Healthに出展

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株式会社CogSmart(本社:東京都千代田区、代表取締役:樋口 彰[1]、瀧 靖之[2])は、東北大学加齢医学研究所による脳医学研究の成果をもとに、AIによる認知機能低下リスク分析と対策アドバイスを可能にした、脳ドック用ソフトウェア「BrainSuite®(ブレーンスイート)」を展開しています。この度「BrainSuite®」の事業展開で連携するジャミール商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:榎並滋喜)と共に、1月30日からアラブ首長国連邦のドバイで開かれるヘルスケア産業の総合見本市Arab Healthに出展いたします。また、同社と共同でモロッコ国内での市場調査を実施することをお知らせします。

Arab Healthは、中東地域では最大規模のヘルスケア産業の総合見本市です。日本貿易振興機構(ジェトロ)が設置するジャパンパビリオン内に出展し「BrainSuite®」を中東やその他関連諸国の医療機関に導入する足掛かりにしたいと考えています。また、市場調査では、モロッコ国内の医療機関にて「BrainSuite®」を試験運用し、普及にむけた情報収集を目指します。最新の研究※1によりますと、中東・北アフリカ地域の認知症患者数は2050年に約1380万人となり、2019年の約4.6倍まで増加すると推計されています。CEOの樋口は「高齢化の進行などを理由に、急速な認知症患者の増加が見込まれる中東・北アフリカ地域では、認知症対策が重要視されています。まずは、そのうちのひとつであるモロッコにて調査を行い、特性の把握などを進めます。」としています。今回のArab Health出展や市場調査を通じて、ジャミール商事株式会社と共に、中東やその他関連諸国での事業展開に向け取り組んでいきたいと考えています。

[1] ⽇本法弁護⼠・英国法弁護⼠(Solicitor in England and Wales)/東北⼤学加齢医学研究所 分野研究員
[2] 東北⼤学加齢医学研究所 教授 医師・医学博士/東北⼤学スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター⻑      
※1 Lancet Public Health. 2022 Feb;7(2):e105-e125.

 

  • 認知症予防について

<40代女性の海馬解析画像(例)><40代女性の海馬解析画像(例)>

認知症で最も多いアルツハイマー型認知症は、遺伝的素因のみならず、食事、運動、睡眠、ストレスなどの生活習慣要因が重なって発症する、いわば「生活習慣病」であることが判っています。最新の研究では、個人の生活習慣などの改善や努力で変えられる認知症リスクの要因はおおよそ40%を占めると言われています※2。アルツハイマー型認知症は、顕著な脳萎縮を特徴としおり、脳の中でも海馬の萎縮は、早い人では30代から始まり、生活習慣要因によっては加齢性変化以上に萎縮が加速します。認知症予防を効果的に考える場合、30代や40代といった早期段階から生活改善をスタートすることが非常に大切です。
※2 Lancet. 2020 Aug8;396(10248):413-446
 

  • 認知症対策プログラム「BrainSuite®」とは

「BrainSuite®」は、頭部MR画像のAI解析技術等を利用することで海馬の体積や萎縮程度を測定・評価し、同性・同世代と比較した脳の健康状態を可視化します。受検者にはBrainSuite®専用会員ページ「MyPage」が用意され、脳の健康維持・改善方法についてアドバイスを提供します。30代から70代の幅広い年齢層を対象に、「生涯健康脳」の実現を最新の脳医学の観点からサポートする認知症対策プログラムです。
URL:https://www.brainsuite.jp/

 

  • ジャミール商事株式会社について

1996年にアブドゥル・ラティフ・ジャミール社の日本法人として設立されました。自動車や再生可能エネルギー、ヘルスケアを中心に事業を展開しております。日本企業やアジア企業との連携により、中東、北アフリカ、トルコ及びアジア地域に幅広く日本の優れた製品や技術を輸出する総合商社を目指しています。
詳細については、https://alj-japan.co.jp/(日本語)をご参照ください。
 

  • 株式会社CogSmart(コグスマート)会社概要

設立:2019年10月
代表者:代表取締役社長 樋口 彰、代表取締役 瀧 靖之
本社:東京都千代田区平河町1-6-4
URL:https://www.cogsmartglobal.com/

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