当社が幹事を務める、インパクトスタートアップ協会(Impact Startup Association、以下「ISA」)は一般社団法人化し、「一般社団法人 インパクトスタートアップ協会」として活動を開始しました。
法人化に伴い運営体制の強化し、「安全で持続可能な宇宙開発」をビジョンとする株式会社アストロスケールホールディングス創業者兼CEOの岡田光信氏など6社より理事が参画しました。また監事として、インパクトエコノミーに詳しい公認会計士の五十嵐剛志氏が就任いたしました。
インパクトスタートアップは、「社会課題の解決」と「持続可能な成長」の両立を目指す企業体を指します。ISAは、インパクトスタートアップエコシステムを構築し、持続可能な社会の実現することを目的とし、2022年10月14日に設立いたしました。この度、第2期正会員として15社が入会し、計38社がISAに加盟し活動を行う運びとなりました。
- 「スタートアップ育成5か年計画」により、インパクトスタートアップ育成ロードマップが策定
「社会課題の解決」と「持続可能な成長」の両立を目指すインパクトスタートアップは、欧米諸国でも社会変革の担い手として注目されています。
日本でも、岸田総理の掲げる「新しい資本主義」の大きな柱として、去年実現会議の「スタートアップ育成5か年計画」にて「社会的起業家(インパクトスタートアップ)のエコシステムの整備とインパクト投資の推進」に取り組むことが表明され、今後、2027年度に向けて検討していくロードマップも示されました。
国の主要政策となったスタートアップ育成。そこに、「インパクトスタートアップ」という言葉が明記され、これまでISAとして提言してきた論点の多くが盛り込まれたことは今後に向けての大きな一歩だと考えております。
(インパクトスタートアップのエコシステム整備ロードマップ詳細ページ:https://note.com/impact_startup/n/ne8c9578c5677)
- 運営体制の確立、第2期正会員の追加について
インパクトスタートアップ協会は一般社団法人化に伴い、運営体制を強化し、これまで幹事社として活動していた5社に加え、株式会社アストロスケールホールディングスCEOの岡田光信氏が参画し、6社が幹事社として理事会を形成、監事として、社会的インパクト投資に詳しい公認会計士の五十嵐剛志氏が就任いたしました。
また、同時に、正会員企業として、入会審査を通過した15社が加わり、計38社で活動を開始します。なお、正会員には100件を超える入会希望・お問合せをいただいており、順次入会審査を進めています。
- 理事からのコメント
<代表理事 米良はるか READYFOR株式会社代表取締役CEOからのコメント>
「昨年10月に協会立ち上げを発表してから、多くの反響をいただき、インパクトスタートアップの注目度を改めて実感しております。社会課題が山積みかつ、人口減少がすすむ我が国において、『社会課題解決』と『経済成長』の二兎を追うインパクトスタートアップが生まれることが、日本の未来をよりよくする糸口になると信じています。インパクトスタートアップが日本を救う存在になれるように、多くの皆様とつながり合いながら、エコシステムを育てていきたいと思っています」
<代表理事 星直人 ユニファ株式会社取締役CFOからのコメント>
「インパクトスタートアップ協会自体が一つのスタートアップのような存在である為、我々としても多くの失敗も成功も経験していくはずだと思います。そういった全ての経験を糧にして、エコシステムへ貢献出来るように尽力していきたいと考えております」
<代表理事 水野雄介 ライフイズテック株式会社代表取締役CEOからのコメント>
「社会課題に感度の高い次世代を応援する仕組みとしても、今後生まれてくるインパクトスタートアップを支援し、盛り上げていきたいと思っています。それぞれのスタートアップが重視する課題の解決に向けて100%取り組み、若者たちが活躍できる環境があってこそ、未来は明るくなるはずです。その環境づくりに尽力して参ります」
<理事 松田崇弥 株式会社ヘラルボニー代表取締役CEOからのコメント>
「国籍・人種・民族・宗教・肌の色・年齢・性別・性的指向等々、私たちがテーマとする障害福祉に関わらず、世界には多様性の問題が溢れています。インパクトスタートアップが現代社会に受け入れられることは、『ふつう』を肯定する社会ではなく『ありのまま』を肯定する社会や文化の醸成に繋がっていくと信じています」
<理事 田中はる奈 五常・アンド・カンパニー株式会社経営企画部からのコメント>
「多くのスタートアップは、社会にポジティブなインパクトを与えるために生まれています。インパクトスタートアップ協会がそんなスタートアップの成長を加速させ、今日も全力で働いていらっしゃる社員の方々を応援できるような存在になれるよう、微力ながら貢献したいと思います」
<理事 岡田 光信 株式会社アストロスケールホールディングス創業者兼CEOからのコメント>
「社会問題の解決をすべて国・自治体に押し付けてはよりよい社会にはならないでしょう。国・自治体からオフバランス化し、解決策を社会実装までもっていくスタートアップが一社でも多く生まれ、育つことこそが、明るい未来を創ると考えています。力強いインパクトスタートアップが満ち溢れるような世界を目指して、政官財横断的な議論を行い、その環境づくりに努力して参ります」
<監事 五十嵐剛志 KIBOW社会投資ファンド インベストメント・プロフェッショナル 公認会計士からのコメント>
「インパクトスタートアップ協会を通じて、多様化・複雑化する社会課題を自律的かつ持続的に解決していく仕組みを形成し、健全な経済社会の発展に寄与できるよう尽力いたします」
- 協会概要
理事 6社(順不同)
READYFOR株式会社、ユニファ株式会社、ライフイズテック株式会社、株式会社ヘラルボニー、五常・アンド・カンパニー株式会社、株式会社アストロスケールホールディングス
第1期正会員 17社(順不同)
株式会社坂ノ途中、SOZOW株式会社、AGRIST株式会社、株式会社Blanket、株式会社aba、株式会社TeaRoom、株式会社イノカ、WOTA株式会社、株式会社TBM、株式会社CureApp、自然電力株式会社、エール株式会社、ファストドクター株式会社、株式会社ピリカ、株式会社ファーメンステーション、株式会社COTEN、株式会社ビビッドガーデン
第2期正会員 15社(順不同)
株式会社エッセンス、KAPOK JAPAN株式会社、リンクルージョン株式会社、株式会社Dots for、SHE株式会社、株式会社Ashirase、株式会社FoundingBase、株式会社オリィ研究所、株式会社Waris、株式会社NearMe、株式会社NOVARCA、株式会社HQ、株式会社Hakali、株式会社ママスクエア、ポジウィル株式会社
監事
五十嵐剛志
- 入会について
会員の入会希望を下記より受け付けています。以下のフォームより事務局宛にご連絡ください。
・申し込みフォーム:https://bit.ly/3TyXxvE
- インパクトスタートアップ協会について
ISAでは、パーパスとして『「社会課題の解決」を成長のエンジンと捉え、持続可能な社会の実現を目指す』を掲げ、下記の4つの柱で活動を行ってまいります。
(1)共有:インパクトスタートアップが成長するために欠かせない知識として、資金調達やインパクトの可視化など会員同士の情報交換、勉強会などを開催し、知識を共有しあいます。
(2)形成:インパクトスタートアップのエコシステムの構築を目指し、投資家向けインパクト投資の勉強会の実施などを通じて、関与者の拡大を促進します。
(3)提言:インパクトスタートアップの成長環境の構築を目指し、政府・行政との協創の場を作ります。政策提言・関心を持つ議員への説明会、行政組織との共催セミナーの実施などを検討しています。
(4)発信:インパクトスタートアップという存在を発信し、プレイヤーの拡大を実現します。
- インパクトスタートアップ協会概要
・名称:一般社団法人インパクトスタートアップ協会(Impact Startup Association)
・所在地:〒102-0082 東京都千代田区一番町8 住友不動産一番町ビル 7階
・公式note:https://note.com/impact_startup
・問い合わせ先:info@impactstartups.jp