Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「Cloudflareは、当社のサービスを利用する何百万人ものユーザーと、当社の意思決定が影響を与える何十億人ものインターネットユーザーに対して、本当にプラスの影響を与えることに専念するためのチームを構築しています。2022年、私たちは、ウクライナの人々を守るための取り組みを行い、サイバーセキュリティが取り沙汰されない、公正かつ信頼できる中間選挙の実施を保証し、Cloudflareの顧客以外にも広く波及するプライバシー強化プロトコルの開発に貢献してきました。来年がどのような年になろうとも、私たちはインターネットがすべての人にとってアクセスしやすく、安全で、信頼できるものであることを保証し続ける準備ができています」と述べています。
「2022 Cloudflare Impact Report」の主なハイライトは以下の通りです。
- ウクライナへの支援
Cloudflareは、ウクライナの政府機関やインフラプロバイダーを支援するための無償サービス、サポートの提供に迅速に取り組みました。現在、.uaトップレベルドメインの保護に加え、約130のウクライナ政府機関およびインフラストラクチャドメインを保護しています。また、難民支援、戦争犯罪の記録、情報共有、地域サービスの提供を行うウクライナの79の非営利団体に対しても、無償で援助を行っています。
- インターネットへの還元
Freeプランを含むすべてのユーザーが、ボットやさまざまな攻撃を防御するための「Rate Limiting」を利用できるようになりました。「Turnstile」のオープンベータ版は、あらゆるWebサイトのオーナーが、CAPTCHAに頼ることなく、サイト訪問者が本人(実在の人物)であることを確認できる、よりシームレスでアクセスしやすい方法を提供しています。2022年10月には、Cloudflareを通じて提供されるすべてのWebサイトとAPIがポスト量子ハイブリッドキー認証をサポートすることをベータサービスとして発表しました。
- ゼロトラストアクセスの民主化
サイバー攻撃から身を守り、データを保護し、クラウド環境間でデータを移動・保存する方法の可視性とセキュリティ制御を維持しなくてはならないため、リモートワークへの移行はすべての組織の悩みの種になっています。Cloudflareは、脆弱な非営利団体、独立系ジャーナリスト、選挙管理者をより支援するため、「Project Galileo」と「Athenian Project」の参加者にゼロトラストスイートへの無償アクセスを提供開始しました。また、新たな社会課題解決の支援策である「Project Safekeeping」は、世界中の中小規模の重要インフラに無償でゼロトラストセキュリティを提供します。
- インターネットにプライバシーを実装
2022年、Cloudflareは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やその他のネットワークオブザーバーが、加入者が閲覧したWebサイトを追跡できないようにするためのさまざまな技術を先駆的に実装しました。「Privacy Gateway」は、こうした取り組みに基づき、暗号化されたデータパケットをCloudflareのサーバーで中継することで、ユーザーのIPアドレスを分からなくします。当社は、期間限定のトラッカーアプリと提携し、個々のIPアドレスをISPやアプリがトラッカーに関連付けることを不可能にするため、「Privacy Gateway」を有効化しました。
- 1日平均5,790万件のサイバー脅威から2,150の脆弱な組織を保護
2014年に設立された「Project Galileo」は、サイバー脅威に直面するアーティスト、権利擁護者、人道支援団体、政治に対して反対の声を上げる人々など、適格な公益団体に無償でサイバーセキュリティ保護を提供しています。
- 中小企業のセキュリティ保護
中小企業は必ずしもセキュリティサービスの予算を確保できている訳ではありません。2022年12月現在、Cloudflareのネットワーク経由で年間数百万のFreeアカウントが約70兆件のリクエストに関与したことを確認できました。これは、対象の顧客がおよそ700万ドルのCDNサービスを無料で利用した計算になります。
- Cloudflareのサービスによって、CO2排出量を大幅に削減
Analysys Masonが近日中に行う研究の予備調査によると、CloudflareのWebアプリケーションファイアウォール(WAF)は、「低~中程度のトラフィック需要において、オンプレミスのアプライアンスと比較してCO2排出量が最大で約90%少ない」と推定されています。
「2022 Cloudflare Impact Report」の詳細は、以下のリソースをご覧ください。
2022 Cloudflare Impact Report
https://cf-assets.www.cloudflare.com/slt3lc6tev37/fBTOgkechN3IcaoT3kbA3/c9b74ee483d28c795d3c7891d8d36034/2022_Cloudflare_Impact_Report.pdf
Closing out 2022 with our latest Impact Report
https://blog.cloudflare.com/ja-jp/impact-report-2022-ja-jp/
Cloudflare Impact
https://www.cloudflare.com/ja-jp/impact/
Cloudflare(クラウドフレア)について
Cloudflare, Inc.( https://www.cloudflare.com/ja-jp/ /@cloudflare)の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティのすべてのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。
将来予想に関する記述
本プレスリリースには、将来予想に関する記述(1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法21E条(いずれもその後の改正を含む)に該当)があり、それらには重大なリスクおよび不確定要因が含まれています。将来予想に関する記述は、「場合があります」、「つもりです、するでしょう」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する計画です」、「予想します」、「かもしれません」、「意図しています」、「目標とします」、「見積ります」、「検討します」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、ないしはそれらの否定表現、あるいは当社の予想、戦略、計画、または意図に関わるその他同様の用語もしくは表現によって識別することができます。しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。本プレスリリースで明示または黙示された将来予想に関する記述には、CloudflareのImpactプログラムとその他の製品およびテクノロジーによって得られる潜在的なメリット。CloudflareのImpactプログラムとその他の製品およびテクノロジーの機能と有効性。CloudflareのImpactプログラムとその他の製品およびテクノロジーに期待される機能と性能。CloudflareのImpactプログラムとその他の製品およびテクノロジーの新機能がCloudflareのすべてのお客様(現行および見込み)にベータ版として公開、あるいは一般公開されるタイミング。Cloudflareの技術開発、将来の事業活動、成長、イニシアチブ、戦略、CloudflareのCEOなどのコメントが含まれますが、これらに限定はされません。Cloudflareが2022年11月3日に米国証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書(フォーム10-Q)や当社がSECに随時提出するその他の文書で詳説するリスク(ただしこれらに限定されない)をはじめ、さまざまな要因によって、上記の将来予想に関する記述で明示または黙示した結果と実際の結果との間に重大な相違が生じる可能性があります。
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