日本発パブリックブロックチェーンZeroNetowrk、Web3財団より助成金獲得

この記事は約4分で読めます。
株式会社インバース(本社:東京都足立区、代表取締役社長:芦沢晋作、以下インバース)は、秘匿送金と秘匿コントラクト実行に対応したブロックチェーンZero Networkの開発がWeb3財団により採択されました。
 ブロックチェーン上に記されている情報は全てが公開されており、全てのユーザーが他のユーザの送金や購買の履歴を閲覧することが可能になっています。
 また、ブロックチェーンの1秒間の処理数は既存の決済システムに比べとても低く近年のユーザー数の上昇により処理の遅延が多く発生しています。
 こういったプライバシーとスケーリングの課題を、ゼロ知識証明と準同型暗号といった暗号スキームで解決する試みが今回の提案に至った背景です。

 Zero Networkではユーザーの残高は、デフォルトで暗号化されており、送金額を知られることなく他のユーザーへ送金することが可能です。また、秘匿コントラクトもTEEやLayer2の技術を用いることなく実行することができます。
 完全にパブリックでかつ、トラストレスな前提のもとで秘匿コントラクトを実行できるプロジェクトは世界で数少なく、ユーザビリティを高くするためサイドレイヤーなどを使わずメインチェーンのみとのやり取りで利用できるように設計されています。
 Zero NetworkはSubstrateでパラチェーンとして実装され、Polkadotに接続されます。Zero NetworkがPolkadotに接続されるとその相互互換性によりネットワークに繋がる全てのパラチェーンが秘匿化の恩恵を受けることができます。
 今後のマイルストーンや追加機能の詳細は提案の中に記されています。
https://github.com/w3f/Grants-Program/blob/master/applications/zero-network.md

 秘匿化を実現するには、楕円曲線暗号などの暗号技術を用いる必要がありオンチェーンにもオフチェーンにも通常の計算に比べ大きく負荷がかかります。Substrateではブロックチェーン自体を実装することができるためデータ構造やコンセンサスアルゴリズムも使用する暗号スキームにあわせて最適化することができます。また、メインチェーンで暗号技術に特化したプロトコルや秘匿化をサポートすることによりLayer2の技術はスケーリングに専念することができたり、その他の暗号技術を組み合わせたプロトコルとの親和性も高くなります。
 プライバシーとスケーリングは非常に面白く難解な領域であり、解決すべき課題が多く残されているため、弊社はそのような課題に暗号技術の観点から取り組み続け、更なる分散技術の発展に貢献できればと考えています。

■過去の実績

ZK Rollupsの実装
https://github.com/w3f/Grants-Program/blob/master/applications/zk-rollups.md

plonkの実装
https://github.com/w3f/Grants-Program/blob/master/applications/zk-plonk.md

■株式会社インバースについて
株式会社インバースは、ブロックチェーンが既存のWeb技術のように使われるため、プライバシーとスケーリングに特化した暗号技術の研究開発を行なっています。

会社名:株式会社インバース
所在地:東京都足立区梅島3丁目33-6エンブレム西新井2F・3F
代表者:芦沢晋作

タイトルとURLをコピーしました