CLACK、サイボウズより使用済みPCを譲受し、経済的困難を抱える高校生への支援へ活用

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NPO法人CLACK(以下:CLACK)が実施する、企業から譲り受けたリユースPCを、経済的に困難な状況にある高校生に、完全無料のプログラミング教育とともに届けるプロジェクト「Pass the Baton(パスザバトン)」。この取り組みにご賛同いただいたサイボウズ株式会社(代表取締役社長 青野 慶久、以下「サイボウズ」)より、使用済みPC62台をご寄贈いただきました。

 

 

 

  • 「Pass the Baton(パスザバトン)」について

企業から譲り受けた使用済みPCを、完全無料のプログラミング教育とともに困難な状況にある高校生に届けることで、”自走力”の向上を支援するプロジェクト「Pass the Baton」。
「チームワークあふれる社会を創る」を掲げ、災害支援や地方創生、教員の働き方改革など、社会課題解決支援にも積極的に取り組むサイボウズ様より、CLACKの取り組みに共感いただき、使用済みPC62台を譲受いたしました。 

  • サイボウズ様より譲受した使用済みPCは高校生の自走支援に活用

寄贈いただいたPCは、東証スタンダード上場の株式会社パシフィックネット様にて、データ消去とOSの再インストールを行いました。
その後、CLACKが運営する、困難な状況にある高校生の自走力を支援する教材費・交通費完全無料のプログラミング教室「Tech Runway」で、経済的理由からPCの購入が難しい生徒に配布いたしました。
受講期間だけでなく、修了後も継続して学習を行える環境構築に繋がり、高校生のキャリア開拓のサポートに繋がっています。

Tech Runwayに参加する高校生へ、継続学習のためPCをお渡ししました。Tech Runwayに参加する高校生へ、継続学習のためPCをお渡ししました。

 

  • サイボウズ (執行役員 運用本部長 齋藤真之介)様コメント

サイボウズ株式会社は、CLACK様の「Pass the Baton(パスザバトン)」の取り組みにご協力できることを心からうれしく思います。
昨今日本全体でDXを推進するために、IT教育および環境の整備が求められています。弊社の使用済みPC提供を通し、高校生のみなさまのプログラミング学習支援やキャリア開拓のサポート、ひいてはこれからの日本のビジネスを担う人材育成に貢献できることを期待しております。
 

  • PCの寄贈を希望される企業様へ

■ご応募・寄贈の流れ
ご寄贈決定いただいた後、CLACKより台数や時期などについてヒアリングいたします。その後、ご契約・回収方法を決定し、PCをご送付いただきます。

詳しくは、Pass the Baton ホームページ(https://passthebaton.clack.ne.jp/)よりご確認いただくか、Pass the Baton担当 前田(contact@clack.ne.jp)までお気軽にお問い合わせください。

■回収できるPCのスペック
ノートPC
OS:Windows or MacOSのどちらでも可能
CPU:Core i3 第6世代以上
メモリ:8GB以上
ストレージ:SSD搭載
その他:カメラ、無線内蔵

■よくあるご質問
Q. 費用はかかりますか?
A. PCの郵送費用のご負担のみお願いしております。データ消去費用につきましては、CLACKにて負担いたします。
Q. 付属品が欠品している場合は送付できないですか?
A. 問題ありません。付属品が欠品している場合でも寄贈を受け付けています。
Q. 寄贈したPCで再利用できないPCがあった場合の処理方法を教えて下さい。
A. データ消去ソフト「Blancco」にてデータ消去ができない場合は、パシフィックネット社にて適切な処理方法(物理破壊、磁気消去)を選択し、処理させていだきます。貴社情報セキュリティポリシー上、指定が必要な場合はご相談ください。

■これまでの実績
多くの企業さまが、取り組みへのご共感はもちろん、CSR活動やSDGsを推進する取り組みの一つとしてご参画いただき、累計500台以上のパソコンを寄贈いただきました。

 

  • CLACKが取り組む課題〜貧困の連鎖を断ち切る〜

日本の子どものうち、7人に1人が相対的貧困にあるという調査報告があります(厚生労働省「平成28年国民基礎調査/貧困率の状況」)。

親の年収は子どもの学歴や将来の雇用形態に影響を与え、大人になったときの年収にも格差が生まれています。同時に、経済的困窮による文化的資源やつながりの不足から低学力や低い自己肯定感や不登校に繋がり、その先には、中退、ひきこもり等、貧困が連鎖しやすくなる構造があります(日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」)。
私たちは、この世代を越えた「貧困の連鎖」を断ち切ることを目指しています。
 

  • CLACKのプログラミング学習支援「Tech Runway」

「Tech Runway」では、困難な状況にある高校生を対象に、東京・大阪で、ITスキルを身につけるためのプログラミング学習支援と、お金や生活、就職に関する正しい知識を身につけたり様々な生き方をする大人と交流したりするキャリア支援を提供しています。経済的な事情で、学びを諦めることのないよう、教材費無料・交通費支給の完全無料で実施しており、高校生は大学生や社会人のサポートのもと、同世代の仲間とともに3ヶ月間学びます。

「Tech Runway」の対象は、経済的な事情や、家庭環境の課題など、様々な困難を抱える高校生です。なぜなら、困窮家庭への支援は、運営主体が市区町村単位であることから小中学生を対象にしたものが多く、かつ児童手当に関しても義務教育とともに打ち切られる現状があり、高校生に対する支援が不足している現状があるからです。
中長期的な社会の需要が見込まれ、プログラミングスキルがあれば就職先の選択肢が格段に増えること。プログラミングは生活環境や成績に関係なく、努力次第で身につけられるスキルであり、これまで様々な事情で諦めることを覚えてきた高校生でも「自分にもできる」機会を獲得しやすいこと。
「生まれ持った環境」というハードルを乗り越え、生き方の多様性と可能性を広げていく子どもを増やすため、CLACKはプログラミング学習で子どもたちが「自走力」を身につける支援を行っています。
 

  • NPO法人CLACKについて

「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」を実現するために、「日本中の困難を抱える高校生にプログラミングによる自走支援を届ける」をミッションとして活動しています。
これまでに体験会には500名超の、3ヶ月以上の継続的なプログラミング学習支援(Tech Runway、Tech Runway+)には150名を超える高校生が参加しました。

【本件に関するお問い合わせ先】
担当:前田(NPO法人CLACK Pass the Baton担当)
メールアドレス:contact@clack.ne.jp 
団体概要
団体名:NPO法人CLACK
代表理事:平井 大輝
設立:2019年3月29日
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島3-8-15 EPO新大阪ビルディング1001号
コーポレートサイト:https://clack.ne.jp/
寄付ページ:https://clack.ne.jp/donation
Twitter:https://twitter.com/npo_clack

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