■ ACERA 330 の主な特徴
- ACERAシリーズで初となるWi-Fiの新規格「IEEE802.11ah」に対応
- IEEE802.11ah 搭載で通信エリアは半径約1キロメートルをカバー / 長距離のデータ伝送が可能
- IEEE802.11ah の伝送速度の最大値は1.5Mbps(理論値)/ センサー情報のほか画像・映像の伝送が可能
- IEEE802.11ah に加え従来のWi-Fi規格(IEEE802.11n/b/g)やBLE(Bluetooth Low Energy)を実装
- マイナス20℃~60℃の広範囲な動作温度と防塵・防水性能「IP55」準拠による高い耐環境性を実現
- ソーラーバッテリー(オプション機能)と組み合わせることで電源の確保が難しい場所での設置が可能
- クラウド管理による遠隔でのネットワーク管理に対応
IEEE802.11ah は920MHz帯の周波数帯域を利用する通信手段のひとつで、特にIoT の通信システムとしての活用が期待される新しいWi-Fi規格です。2022年9月に総務省の無線設備規則の一部を改正する省令が告示・公布され、日本国内における 920MHz帯でのIEEE802.11ah の利用が可能になりました。フルノシステムズは国内無線LANメーカーで初めてIEEE802.11ah の技術基準適合証明を取得し、製品開発を進めてきました。
「ACERA 330」は、IEEE802.11ah 規格の搭載により、半径約1キロメートルのエリアをカバーできるため長距離のデータ伝送が可能となります。そのため、IoTにおいて利用されている「LPWA (Low Power Wide Area)」の新たな通信手段としてご活用いただくことができます。広範囲の通信以外にも、IP(インターネットプロトコル)通信ができることや、最大値1.5Mbps (理論値)の通信速度により画像・映像の伝送が可能であること、従来のWi-Fiと同様にアクセスポイントなどの機器を購入してネットワークを構築できるといった特徴を備えています。また、動作温度はマイナス20℃から60℃までの広範囲に対応し、防塵・防水性能は「IP55」に準拠することで、高い耐環境性を実現します。オプション機能としてソーラーバッテリーを追加搭載すれば、電源の確保が難しい場所での設置も可能となります。ACERA 330 はクラウドで管理できるため、遠隔でのネットワーク構築に対応しています。
「ACERA」は、オフィスや学校、公共施設、商業施設などのあらゆる場所で、タブレット端末やノートPCなどの各種ICT機器を無線接続してお使いいただくための業務用無線LANアクセスポイントとネットワーク関連機器のブランド名です。当社は IEEE802.11ah 対応製品の開発により、より多くの業種・活用シーンでお客様が快適に通信していただくことのできる無線LAN/Wi-Fi製品を提供し、通信の分野で広く社会に貢献していく所存です。
■ ACERA 330 の発売時期、販売目標
品名 | ACERA 330 |
発売予定時期 | 2022年12月下旬 |
販売価格 | オープン |
販売台数目標 | 5,000台/年間 |
※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
【フルノシステムズについて】
フルノシステムズは、無線LANシステム分野のリーディングカンパニーです。無線ハンディターミナルをはじめ、無線LAN構築には欠かせないモバイル&ワイヤレスソリューションを提供しています。無線ネットワーク管理システム『UNIFAS(ユニファス)』およびネットワーク機器『ACERA(アセラ)シリーズ』は、国内メーカーである高い品質と技術、充実したアフターサービスが評価され、オフィスや学校、公共施設においてシェアが拡大しています。
■ホームページ https://www.furunosystems.co.jp/