顧客ニーズの多様化に伴い、印刷物の種類が拡大する商業印刷の現場では、作業量が増加、複雑化し、少人数の印刷業者や個人印刷事業主においても対応できるような省力化が求められています。新製品は、高度なスキルがなくても印刷前の機器調整が簡単に実施でき、オペレーターの作業負荷を軽減します。さらに、コンパクトな本体サイズでありながら毎分90枚(※1)(A4ヨコ)の印刷速度と幅広い用紙対応力を備えており、リモート印刷管理アプリと組み合わせることで、印刷業などのお客様の業務効率化とビジネス拡大を支援します。
■ コンパクト設計でありながら、オプションユニットの拡張性と幅広い用紙対応力で多様な印刷が可能
「imagePRESS Vシリーズ」最小となる本体は、最小構成時には従来機種(※2)より設置面積を約37%削減(※3)し、設置場所の自由度を高めました。長尺紙をはじめとするさまざまな用紙を格納できる給紙ユニットや、中綴じ製本が可能なフィニッシャーなど、オプションユニットを追加すれば機能を拡張することもできます。また、52g/㎡から350g/㎡の厚さの用紙に対応(※4)し、折込チラシなどの薄紙から、グリーティングカードなどの厚紙まで印刷可能です。封筒印刷では、ダイレクトメールなどの送付に使用される長形4号サイズにも新たに対応し、本製品1台で多様な印刷ニーズに応えます。
■ 印刷前の機器調整作業の省力化により、オペレーターの負荷軽減と拘束時間短縮を実現
自動原稿送り装置(ADF)に調整チャートをセットしスキャンするだけで、印刷前の印字位置合わせや色合わせ調整が可能です。圧板の開閉など、従来の手作業による煩雑な調整が不要なため、作業ミスの低減と作業時間の短縮につながります。また、これまで上位機種(※5)でしか採用されていなかったオプションのインライン分光センサーを使用することで、高い色再現性が求められる商品カタログなどを印刷する際も、高精度な色調整がボタン操作一つで実施できます。
■ リモート印刷管理アプリで印刷状況を可視化し、ダウンタイムを削減
多種多様な印刷への対応で、用紙交換や印刷ジョブの切替え頻度が高い場合には、リモート印刷管理アプリ「PRISMAremote Manager」(※6)を活用することで、印刷機から離れた場所でも用紙の補充タイミングや稼働状況の把握が可能です。印刷機が止まる前に必要な準備をすることでダウンタイムを削減できます。
製品名 | 希望小売価格(税別) | 発売日 |
imagePRESS V900 | 935万円 | 2022年12月中旬 |
imagePRESS V800 | 785万円 | 2022年12月中旬 |
*本価格は、コントローラー、排紙オプションを含みません。
※1. ”imagePRESS V900”のみ。”imagePRESS V800”は毎分80枚。
※2. 「imagePRESS C910」(2019年5月発売)
※3. 最小構成時は「純正PSモデル/imagePRESS Serverモデル」。「コピートレイ・R2」を開いた状態で幅1,327mm、奥行872mm。
※4. 本体給紙カセットでセットできる用紙は300g/㎡まで。350g/㎡までセットするには、「手差し給紙ユニット・D1」か「多段デッキ・E1」(別売り)が必要です。
※5. 「imagePRESS V1000」(2022年6月発売)および「imagePRESS V1350」(2022年12月中旬発売予定)
※6. 「PRISMAsyncモデル」搭載機能。
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