Amplitude、プロダクトアナリティクスで企業のマーケティングと事業成長を推進する新たなツール「キャンペーンレポーティング」を発表

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Amplitude, Inc. (本社所在地:米サンフランシスコ、CEO:Spenser Skates 以下、Amplitude)は本日、当社が提供するプロダクトアナリティクス・ソリューション「Amplitude Analytics」において、企業のデジタルマーケティングへの投資に対してセルフサービス型のインサイトを提供する新ツール「キャンペーンレポーティング(Campaign Reporting)」を追加したことを発表しました。これにより、Amplitude Analyticsを利用する企業は、マーケティング活動のキャンペーンまたはチャネルごとのパフォーマンスについて、ユーザーエンゲージメントやリテンションなどのプロダクトに関する重要指標と共に測定できるようになりました。
本ツールによって、マーケティングファネル全体にわたるそれぞれの指標を単一のシステムで可視化できるようになるほか、成果に焦点を当てた指標とデータテーブルを表示する新機能によって、売上や収益などの主要なビジネス成果に対してマーケティング活動やプロダクトがどのように影響しているか把握できるようになります。企業は本ツールを活用することで、複数の部門が同じデータに基づいてインサイトを獲得し、そこから導き出した施策を実行する一連のサイクルを高速に回すことができ、事業の成長にとってより良い意思決定を行うことができます。

従来、プロダクトに関するデータとキャンペーンに関するデータは分断されていました。プロダクトアナリティクスを利用することで、顧客の行動とプロダクトの変更を関連付けて把握することはできていましたが、特定のチャネルにおけるユーザー数の増加の理由付けなど、マーケティング活動におけるパフォーマンス指標の関連付けに、多くの企業が苦労しているのが現状です。ガートナーによると、アナリティクスの市場は今、ベンダー各社の競争でプロダクトアナリティクスとデジタルエクスペリエンスアナリティクスの境界線が曖昧になっていることに加え、各社がカスタマージャーニー分析などの隣接した領域に進出していることで、「デジタルアナリティクス」としてひとつの市場にまとまりつつあります[1]。Amplitudeは、マーケティングとプロダクトの両チームを初めて単一のシステムで結びつけ、両チームの投資がどのようにビジネスの成長をもたらすか理解できるよう、支援しています。

今回のAmplitude Analyticsの主な機能強化は以下の通りです。

  • キャンペーンレポーティング:ユーザーがどの獲得チャネルから流入しているか、オーガニックなソースか有料(広告)のソースかを確認でき、組み込みのアトリビューションモデルにより、マーケティングプログラムがプロダクトのKPIにどのように影響を与えているかを分析できます。また、新たに広告データプラットフォームと連携したことで、広告投資の効果をクロスチャネルで把握することも可能です。
  • メトリクス:プロダクトおよびマーケティングチームは、売上や収益などの成果とユーザー行動の関連付けを容易にする、標準的な指標群を迅速に作成できます。プロダクトに関わる複数のチームが、ビジネスにとって最も重要となる指標の共通定義に基づいて連携し、データに裏付けされた信頼性の高いインサイトによって、より迅速な意思決定を行うことができます。
  • データテーブル:複数の KPI を単一のビューで測定し、自社の事業について比較や意思決定をすることができます。またデータテーブルにより、マーケティングおよびプロダクトチームは、カスタマージャーニー全体にわたる指標を同時に並べて分析でき、柔軟にレポートすることが可能になります。

米国のMVNOであるMint MobileでDirector of Digital Insights and Analyticsを務めるSheena Green氏は、次のように述べています。「Amplitudeを使うことで、『オンライン通販チャネルが新規顧客のアクティブ化にどのように貢献しているか』など、当社の事業における最重要指標に対する答えを得るまでの時間を短縮できました。新機能のキャンペーンレポーティングと組み込みのアトリビューションモデルによって、顧客の獲得から維持、収益化までのカスタマージャーニー全体を理解することが可能になりました。そして、『どのチャネルやキャンペーンが収益を牽引しているのか』といった、プロダクト成長の各種指標を完全に把握できるようになりました」

AmplitudeのChief Product OfficerであるJustin Bauerは、次のように述べています。「従来はマーケティング、プロダクト、分析の各チームがそれぞれ別のツールを利用して仕事をしてきました。しかし今日、あらゆる意思決定と施策が最重要指標にもたらす影響を理解しようとすると、このサイロ化したアプローチはもはや有効ではありません。このようなお客様のニーズに応える形で、私たちはデジタルアナリティクスに注力しており、プロダクトに関わる全体的なインサイトをより早くお客様に提供する新たなツールの開発に投資しています。今回発表したキャンペーンレポーティング、成果ベースのメトリクス、データテーブルの導入により、お客様はカスタマージャーニー全体で追跡できる指標の種類を増やしつつ、チームを横断して分析ソリューションを容易に統合することができます」

Amplitude Analyticsの紹介動画は、こちら(英語)からご覧ください。

 

また、Amplitude Analyticsの詳細とAmplitudeのデモはこちらでご覧いただけます。
Amplitude Analyticsの詳細(日本語):https://jp.amplitude.com/amplitude-analytics
Amplitudeのデモ(日本語):https://info.amplitude.com/watch-demo-japanese 

Amplitudeは、米国時間5月24日(火)から5月26日(木)にかけて、年次カンファレンス「Amplify 2022」( https://amplitude.com/amplify )を開催しております。当カンファレンスにおける最新情報は、Amplifyのライブ配信(英語)、Twitter、 Amplitudeのブログ(英語)でご確認ください。
Amplify 2022 ライブ配信(英語)https://amplitude.com/amplify
Twittterhttps://twitter.com/Amplitude_HQ
Amplitudeのブログ(英語)https://amplitude.com/blog/

[1] Gartner, “Market Guide for Web, Product and Digital Experience Analytics,” Melissa Davis, David Norrie, Aapo Markkanen, Adrian Lee, April 26, 2022.
GARTNER is a registered trademark and service mark of Gartner, Inc. and/or its affiliates in the U.S. and internationally and is used herein with permission. All rights reserved.

*本リリースは米国ネバダ州ラスベガスで現地時間2022年5月25日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

Amplitudeについて
Amplitude( https://amplitude.com ) は、デジタル・オプティマイゼーション・ソフトウェアのパイオニアです。AtlassianやInstacart、NBCUniversal、Shopify、Under Armourなど、世界で1700社を超える顧客を抱え、「当社のデジタルプロダクトは、当社の事業をどう牽引しているのか?」という戦略的な問いに対する答えを提供することで、お客様企業がより速く・よりスマートにイノベーションを実行できるよう支援しています。AmplitudeのDigital Optimization System(デジタル・オプティマイゼーション・システム)は、重要なデータに組織内のさまざまなチームがアクセスし、各チームがそこから得た示唆に基づくアクションをとれるようにします。顧客に対する理解を一段と深め、それを共通言語としてプロダクトやマーケティング、開発、経営といった役割の異なるチームが協業し、事業成果に結びつく要素について共通の視野を持つことを可能にします。Amplitudeはプロダクトアナリティクス・ソリューション市場の中で最高クラスの製品であり、ITレビューサイトのG2が発行した2022 Spring Reportにおいてナンバーワンの評価を獲得しています。日本国内ではNTTドコモや楽天で採用されており、ビジネスパートナーである代理店各社とともに、Amplitudeの導入から分析を含む運用支援まで一気通貫で提案・提供しています。詳しくは日本語ウェブサイト https://jp.amplitude.com/ をご覧ください。

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