【 Panope について】
Panope は、Kubernetes インフラ上のリソースをコントロールするソフトウェアです。Panope を導入することで、Spot VM で運用されるプロダクトは、可用性を一定水準以上に保ちながら、可用性維持のための運用リソースを削減することができます。
Spot VM は、Preemptible でない通常の VM (以降 “ Regular VM ”と表記) と比較し、はるかに低価格で運用できるという利点があります。しかし反対に、プロダクト管理者の意図しないタイミングで停止（プリエンプト）するため、可用性の低さが欠点として挙げられます。そのため、Spot VM を使用し、かつ可用性を維持するためには、相応の運用リソース（人的コスト）の発生は避けられません。
そのような、Spot VM を運用しているが故に、可用性に課題を抱え、多大な運用リソースが発生しているプロダクトを救済するために、Panope は作られました。また、Regular VM を運用しているプロダクトについても、Panope の導入と合わせて Spot VM の運用に切り替えることで、インフラコストの削減を見込むことができます。
▼Panope のサービス概要はこちら
https://7knot.co/
【 Panope の機能概要・実績】
Panope は、Kubernetes クラスタにおいて、強制シャットダウン対象の Node の代わりとなる Node を生成・起動し続けることで可用性を保ちます。
これにより、Spot VM 運用下でも、一定水準以上の可用性を維持したまま、運用リソースを削減することができ、開発者たちのリソースを最大限有効利用することができます。現状は GKE にのみ対応していますが、今後 EKS や AKS 等にも拡大していく予定です。
また、すでに Panope を導入しているプロダクトでも実績が出ています。
株式会社 WESEEK が運営する SaaS の社内 wikiツール「 GROWI.cloud 」では、一部のプランにおいて Preemptible VM を活用していますが、可用性維持のための多大な運用リソースに課題感を抱いていました。
そこで、Panope を導入したところ、運用リソースは明確に削減され、元々は99.5%台だった可用性についても、安定して99.9%台を維持することができています。
▼導入企業のインタビュー記事はこちら
https://7knot.co/blogs/1
【 Panope の利用料金】
Panope では、お客様のニーズを確実に実現するため、「SLA 未達成の月は月額料金を全額返金」という完全成果コミット制の料金体系を採用しています。また、サービスの質に対する確かな自信から、Panope では SLA を99.9％ 以上と設定しています。
▼SLA の詳細はこちら
https://7knot.co/docs/sla
サービス導入を検討する際は、1ヶ月間の無料トライアル期間を設けているため、お客様のプロダクトの適切な環境で、効果を検証していただいてから導入の是非を判断していただくことができます。
▼Panope の利用料金はこちら
https://7knot.co/price
【 Panope 開発の背景】
7knot は ”開発者たちのインフラコストを最適化し、持ちうるリソースを最大限有効利用できるようにすることで、新たなサービスが世に出てきやすい世界にする” というビジョンを持って設立されました。
このビジョンは、創業者である山本浩平と岡麦が学生時代に感じたことに起因しています。
経済的に余裕のない学生時代は、サービスの開発を行う際にクラウドサービスを活用し尽くすことは難しく、それが原因でサービスの公開を躊躇することもありました。
そのような問題を解決するために生み出されたのがPanopeです。Panopeを活用することで、低コストの Spot VM を、一定水準の可用性を保ちながら運用することができます。
7knotは、開発者たちがサービスを世に出しやすい世界にするというビジョンの実現に向けて、Panope を充実させていきます。
【株式会社 7knot について】
株式会社 7knot は、2021年11月に創立され、Panopeの開発を事業の中心として運営しています。
前述の通り、「開発者たちがサービスを世に出しやすい世界にする」というビジョンの実現に向けて、既存事業の発展とその他新規事業への進出を目指しています。
創業者の山本浩平（代表取締役CEO）と岡麦（最高技術責任者CTO）は、共に20台前半と若く勢いがあり、各自で本業としている企業に属しながら、副業として株式会社 7knot を創業し、事業の拡大を進めています。社員数が3名（外注先除く）と、企業の規模は大きいとは言えませんが、確かな技術力とバイタリティで事業を着実に推進しています。
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